


2019年10月からドコモで提供が開始された「データプラス」は、既にドコモの回線を契約している方がスマホやタブレットなどの2台目機種を利用する際、現在契約しているプランの利用可能データ量をシェアできるサービスです。
この記事では、データプラスが具体的にどのようなサービスなのか、また申し込みの手順やデータプラスの注意点などについても解説していきます。
複数端末でデータ通信が行いたいと考えている方は、是非チェックしてみてくださいね。
「データプラス」とは?
それでは、まず「データプラス」がどのようなサービスなのか、具体的に解説していきます。
データプラスのサービス内容
ポイント
・ドコモのデータプラスは、メイン回線のデータ量を2台目の機種でシェアできる
・音声通話は不可能で、データ通信専用
・月額は1,100円
・契約解除料や契約期間の縛りは無し
ドコモの「データプラス」は、ドコモのギガプランを契約している方が2台目のスマホやタブレットなど2台目の機種を利用する際、月額1,100円で契約しているプランの利用可能データ量をシェアできるサービスです。
既に契約しているメイン回線のペア回線、という位置付けになるので、音声通話などは行えずデータ通信専用のプランとなっています。
また、データプラスを利用した場合の利用可能なデータ量は、メイン回線の契約プランにより異なります。
データプラスを利用してもデータ量が増えることはないので、その点は注意してください。
データプラスの使い方
続いて、データプラスの使い方や活用方法などについて紹介します。
データプラスは、メイン端末とは別のスマホやタブレットを持っている方にピッタリの仕組みです。
データプラスを契約することで外出先でもタブレットなどを手軽にインターネットに接続できます。
さらにテザリングを使わないのでメイン端末を近くに置く必要もありませんし、メイン端末の充電を気にする必要もありません。
また、データプラス回線でモバイルルーターを接続する、という使い方もできます。
この方法を使えばモバイルルーターの接続可能台数上限まで他の機器をインターネットに接続できますし、メイン端末の充電も消費しないので電池残量の管理も楽になるでしょう。
外でタブレットやサブのスマホを使う機会が多い人にとって、データプラスは打ってつけのプランになりますよ。

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「データプラス」の申し込み手順
続いて、データプラスの申し込み手順について解説します。
データプラスの申し込みは、Web、電話、ドコモショップの3つの方法で行えます。
既に契約している料金プランに追加する形になるので、どの方法でも手続き自体は非常に簡単ですよ。
Web
Web上で行う場合は、24時間どこからでもデータプラスへの申し込みが行えます。
手続き自体も数分で完了するので非常に便利です。
- My docomoにアクセス
- dアカウントにてログイン
- 画面上部の「契約内容・手続き」をタップ
- 検索バーに、「データプラス2」と入力
- 表示された検索結果から、「お手続きする」をタップしデータプラスを申し込む
- 申し込み完了
電話
電話で手続きを行う場合は、以下の2つの番号から手続きがおこなえます。
- ドコモの携帯電話から:「151」(局番無し、無料)
- 一般電話から:「0120-800-000」
受付時間は9:00~20:00までです。
電話での窓口は日時問わず混雑することが多いので、電話での申し込みを考えている方は時間に余裕を持っておくといいでしょう。
またドコモ公式サイトでは、混雑予想カレンダーを表示しています。
こちらの情報も参考にしてください。
ドコモショップ
もちろん、全国にあるドコモショップでもデータプラスの申し込みが行えます。
営業時間などは店舗によって異なるので、詳細は各店舗のページを確認してください。
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「データプラス」の注意点
ここまでデータプラスの良い点や使い方を紹介しましたが、注意点についても見ていきましょう。
データプラスを契約しても利用可能なデータ容量は増えない
データプラスは、あくまでもメイン回線のデータ容量を他の端末とシェアできるプランです。
そのため、データプラスを契約しても利用可能なデータ容量が増えるわけではありません。
「タブレットをインターネットに繋ぐのと合わせて、データ量も増やしたい」という方はデータプラスの契約と合わせて料金プランの変更を行うか、サブ端末用の回線を新たに契約する必要があるので注意してくださいね。
なお、メイン回線のデータ容量が無制限の「eximo」や「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」などについてはデータプラス回線でも無制限の利用ができるわけではなく、「30GB」の上限が設けられています。
上限を超えると通信速度の制限がかかってしまうので、こちらもしっかりと確認しておきましょう。

メイン回線1つにつき契約できるデータプラスは1回線のみ
ドコモのデータプラスを契約できる回線数は、メイン回線1つにつき1回線のみです。
そのため3回線以上使いたい場合は、新たに音声通話込みの料金プランを契約する必要が出てきます。
回線を新規契約した場合は各種割引を適用しても最低で2,178円とデータプラスを利用するよりもかなり高くなってしまうので、注意してくださいね。

通信制限時の速度はそれぞれ異なる
データプラスでは、契約しているメイン回線の料金プランによって通信制限時の速度が異なります。
それぞれの料金プランでの通信制限時における速度制限は以下の通り。
- eximo:最大1Mbps(5Gデータプラス利用+合計30GB超過の場合)
- irumo:最大300Kbps(0.5GBプランは最大128Kbps)
-
5Gギガホ プレミア:最大1Mbps
-
5Gギガホ:最大3Mbps
-
5Gギガライト:最大128kbps
-
ギガホ プレミア:最大1Mbps
-
ギガホ:最大1Mbps
-
ギガライト:最大128kbps
基本的にはメイン回線での速度制限の値がそのまま適用されますが、メイン回線では速度制限が設定されていない「eximo」などについても速度制限が設定されているので注意してくださいね。


データプラス用の端末は別途購入が必要
データプラスを申し込んでも、データプラス用の端末が手に入るわけではありません。
データプラスの月額料金とは別に、データプラスで使う端末の代金を支払う必要があります。
さらに、データプラスはメイン回線ではないため回線契約時の各種端末割引が利用できない点も注意しましょう。
データプラス用の端末は、基本的には割引価格ではない定価で調達しなければならないことを頭に入れておいてくださいね。
ahamoのようにみんなドコモ割のカウント対象にならない
データプラスは、複数回線数によって割引が適用される「みんなドコモ割」の適用対象外です。
ドコモの格安プランであるahamoは、割引対象にならないものの回線数としてカウントすることは可能です。
データプラスはahamoのように回線数としてカウントすることもできないので、複数台でお得に利用したい方は注意しましょう。
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データプラスはどのような人におすすめなのか
それでは、データプラスはどのような人におすすめのサービスなのでしょうか。
先ほど解説したデータプラスのサービス内容や注意点を踏まえて、解説していきます。
外でタブレットなどを使う機会が多い人
データプラスがおすすめなのは、外でメイン端末以外のタブレットなどを使う機会が多い人です。
データプラスを利用すればメイン端末からのテザリングを介せずにインターネット接続が行えるので、長時間の利用やタブレットのみの持ち運びなどに非常に便利です。
メイン端末のテザリングや屋外のWi-Fiスポットに頼らず、もっと自由にインターネットを利用したい方にとってデータプレスは魅力的なサービスですね。
「eximo」など、大容量プランを契約している人
「eximo」や「5Gギガホ プレミア」や「ギガホ プレミア」など、メイン回線がデータ容量が大きいプランを契約している方にも、データプラスがおすすめです。
データプラスで契約した回線はあくまでもメイン回線とデータ容量をシェアしているため、容量の少ないプランではどうしても利用できるデータ容量が少なくなってしまいます。
またデータプラス回線の方でデータ容量を使ってしまった結果、メイン回線に通信制限がかけられてしまって快適にインターネット接続ができない、といった事にもなりかねません。
「5Gギガホ プレミア」や「eximo」など、データ容量無制限のプランでデータプラスを利用すればメイン回線のデータ残量を気にせずデータプラスを利用できますし、データプラス側も「30GB」という豊富なデータ容量が使えます。
メイン回線、データプラス回線共にデータ容量を気にせず通信が行えるので、「eximo」や「5Gギガホ プレミア」などの大容量プランを契約している方は特におすすめですよ。
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ドコモのデータプラスでよくある質問
本章では、ドコモのデータプラスでよくある質問を紹介します。
それぞれの質問について詳しく回答するので、ぜひ参考にしてください。
タブレットではなくiPhoneなどのスマホでも使える?
iPhoneなどのスマホでもデータプラスは利用可能です。
しかし、データプラスはデータ通信専用となるため、音声通話は利用できません。
2台目のスマホで音声通話が不要な場合は、データプラスは料金を抑えて安く利用できるでしょう。
ペアになる親回線のプランを変更した月のデータプラスのデータ容量はどうなる?
ペアになる親回線のプランを変更した当月の利用可能データ量は、これまでと変わりません。
eximoや5Gギガホ プレミアやギガホ プレミアの場合は、最大30GBまで利用できます。
翌月からは変更したプランに応じて利用できるデータ容量が変動します。
データプラスのSIMを他社で購入した機器に入れて使う時に何か設定することはある?
他社で購入した機器については、ドコモの回線を使えるようにするためのAPN設定が必要となります。
APNの設定方法は搭載されているOSによって異なるので、ドコモ公式サイトを見ながら設定を進めてください。
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まとめ
今回は、ドコモのデータプラスのサービス内容や注意点、それらを踏まえたおすすめな人などについて解説しました。
ポイント
- データプラスは、メイン回線のデータ量を2台目の機種でシェアできる
- データプラスの月額料金は1,100円
- 手続きはWeb、通話、ドコモショップで行え、契約期間や違約金などの縛りはなし
- データプラスの利用で利用可能なデータ容量は増えない
- メイン回線の容量を圧迫しない「eximo」「5Gギガホ プレミア」など無制限プランの利用者におすすめ
この記事を参考に、データプラスの加入を検討してみてくださいね。
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