ドコモユーザーのみならず、dポイントクラブ会員であれば無料で使える「d Wi-Fi」。
2022年2月8日に従来の「docomo Wi-Fi」のサービスが終了して以来人気となっています。
本記事では、そんな「d Wi-Fi」のサービス内容からメリット、利用方法まで詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
従来の「docomo Wi-Fi」はサービス終了済み!現在使えるのは「d Wi-Fi」
ドコモでは、かねてよりフリーWi-Fiスポットとして「docomo Wi-Fi」のサービスを全国で提供していましたが、2022年2月8日にサービスが終了しました。
そこで、「docomo Wi-Fi」のサービス終了にともない注目されるようになったのが、「d Wi-Fi」という同様のフリーWi-Fiサービスです。
「d Wi-Fi」は2020年3月より提供開始されたWi-Fiスポットで、dポイントクラブ会員であればドコモの回線契約がなくても利用できます。
厳密には、「d Wi-Fi」は「docomo Wi-Fi」のサービス終了前からあるため後継サービスというわけではないのですが、全国様々な場所で無料で使えることで非常に便利なサービスとなっています。
内容は大きく変わらないので、「docomo Wi-Fi」と同じ感覚で使うことが可能です。
「docomo Wi-Fi」と「d Wi-Fi」の主な違いとは?料金はかからないの?
「docomo Wi-Fi」と「d Wi-Fi」はどちらもフリーWi-Fiサービスであり、ほとんどが同じ内容となっていますが、多少異なる点があります。
2つのサービスの主な違いは以下の通りです。
・dポイントクラブ会員向けのサービスのため、ドコモの回線契約がなくても利用できる
・同時接続台数は「docomo Wi-Fi」が1台のみだったのに対し「d Wi-Fi」は5台まで
・「d Wi-Fi」はアプリ認証にも対応している
SSIDについては、「0000docomo」または「0001docomo」と変わりありませんが、全体的に「d Wi-Fi」のほうが使いやすくなっている印象です。
d Wi-Fiのエリアは公式サイトから検索可能!
d Wi-Fiのエリアは、公式サイトのエリアマップから確認できますよ。
またはスマホのドコモスピードテストアプリからも、エリアを検索できます。
住んでいる地域などで検索して、身の回りのどこがd Wi-Fiに対応しているか調べてみてください。
「d Wi-Fi」のメリット
より使いやすく便利な「d Wi-Fi」ですが、そのメリットについて詳しくみてみましょう。
「d Wi-Fi」のメリット
- dポイントクラブ会員であればドコモの回線契約がなくても使える
- 全国さまざまな場所で使える
- セキュリティ面も安心
- 複数のデバイスを同時に接続できる
- 自動接続できて便利
メリット1.dポイントクラブ会員であればドコモの回線契約がなくても使える
「d Wi-Fi」は、dポイントクラブ会員であればドコモの回線契約がなくても利用できるというメリットがあります。
dポイントクラブは、使い勝手が良い「dポイント」をお得に貯められるポイントサービスで、ドコモユーザーだけでなく誰でも無料で利用可能です。
ドコモユーザーであれば、回線契約をする際に同時加入するケースがほとんどで、ドコモを利用しているほうがお得にポイントを貯められますが、誰でも無料で簡単に利用できるのはうれしいポイントでしょう。
メリット2.全国さまざまな場所で使える
「d Wi-Fi」は「docomo Wi-Fi」と同様に全国さまざまな場所でフリーWi-Fiを利用できます。
カフェやレストラン、コンビニなどいたるところで利用可能。
ステッカーの貼ってある場所が目印で、外出先でインターネットを利用したい場合に非常に便利です。
ほかのフリーWi-Fiサービスと同様、インターネットは自由に使うことができるので、スマートフォンのデータ量節約にも一役買うことでしょう。
メリット3.セキュリティ面も安心
「d Wi-Fi」は、機器間での通信が暗号化されており、セキュリティ面も安心して利用できます。
暗号化されていない通信では、通信内容が第三者に盗み見られる危険性がありますが、大手キャリアのドコモが提供する「d Wi-Fi」は無線区間のセキュリティを高めているため安全です。
また、ネットワーク接続前に自動ユーザー認証を行うことでさらにセキュリティを高めているため、フリーWi-Fiといえど大きな心配はいらないでしょう。
メリット4.スマホやタブレットなど、複数のデバイスを同時に接続できる
「d Wi-Fi」では、一つのアカウントにつき5台までデバイスを接続することができます。
従来の「docomo Wi-Fi」では1台のみだったので、かなり利便性が向上しました。
スマートフォンだけでなく、パソコンやタブレットなどさまざまなデバイスを同時に利用できることで外出先でも作業の幅が広がるでしょう。
また、外出時にはそこまで多くのデバイスを持ち歩かないことが多いので、5台も接続できれば十分だと言えます。
メリット5.自動接続できて便利
「d Wi-Fi」は、自動接続されるため接続が簡単です。
ドコモの回線契約があるスマートフォンやタブレットはSIM認証によりそのままでも自動接続されるほか、ドコモの回線契約がない場合でも、一度利用設定を済ませてしまえば、あとはWi-Fiをオンにしておくだけで自動接続されるようになります。
いちいちSSIDを探して接続する手間がかからないのはかなり便利だと言えるでしょう。
「d Wi-Fi」の申し込み手順
「d Wi-Fi」を利用するには、dアカウントの発行やdポイントカードの利用登録などいくつかの手順を踏まなければなりません。
少しだけ手間がかかりますが、初回だけ登録が済めばあとは気軽に利用できるので、ぜひ早めに済ませておきましょう。
手順1.「dアカウント」を取得し「dポイントカード会員」になる
まずは、dアカウントを取得し、dポイントカード会員になりましょう。
dアカウントは、誰でも無料で発行可能な共通のIDです。
dポイントカード会員になったあとは、dポイントカードの利用登録まで進めましょう。
dポイントカードの利用登録をすれば、ためたdポイントをさまざまなお店で利用できるようになります。
手順2.「d Wi-Fi」に申し込む
dポイントカードの利用登録まで済んだら、「ドコモオンライン手続き」から「d Wi-Fi」に申し込むことができます。
画面に沿って申し込みを進めましょう。
またはドコモの携帯電話より151の「ドコモインフォメーションセンター」へ9時~20時に問い合わせたり、ドコモショップに来店したりしての手続きもできますよ。
手順3.「d Wi-Fi」の利用設定をする(ドコモの回線契約がない場合)
ドコモの回線契約がある場合には、SIM認証により「d Wi-Fi」に自動接続できるようになりますが、回線契約がない場合には、別途利用設定が必要です。
一度設定すればあとはWi-Fiをオンにしておくだけで自動接続できるようになります。
「d Wi-Fi」の接続設定手順は以下の通りです。
スマートフォンやタブレットの場合
- 無料の「dアカウント設定アプリ」をストアから入手
- dアカウントでログイン
- アプリのトップ画面で「d Wi-Fi」を選択し、「d Wi-Fi接続設定」で「設定する」にチェック
パソコンなどの場合
- My docomoより「d Wi-Fi」設定ページにアクセスしてログイン
- 「利用できるネットワーク」と「パスワード」を確認
- 「ID/パスワード」を選択し、自身の「dアカウントID」と「d Wi-Fiパスワード」も確認
- 「d Wi-Fi」利用可能エリアで、Wi-Fiの設定画面から指定のネットワークにアクセスし、確認したパスワード(セキュリティキー)を入力
- 接続できたらブラウザを開き、「d Wi-Fi」を選択
- 「dアカウントID」と「d Wi-Fiパスワード」を入力してログイン
スマートフォンとパソコンで設定方法が異なるのでしっかり確認しておきましょう。
特に、パソコンの場合は少し手順が多いので、入力情報などを確認しながら進めていきましょう。
手順4.「d Wi-Fi」に接続する
ここまで手順通りに進めたら、あとは「d Wi-Fi」スポットで自動接続できるようになります。
「d Wi-Fi」スポットは全国各地にあるので、気軽に利用してみましょう。
「d Wi-Fi」を利用する際の注意点
気軽に使えて便利な「d Wi-Fi」ですが、利用するにあたっていくつか注意点もあります。
「 d Wi-Fi」を利用する際の注意点
- 「docomo Wi-Fi」を利用していた場合でも新たに手続きが必要
- 高速通信は期待できない
- セキュリティが安心といってもある程度の対策は必要
注意点1.「docomo Wi-Fi」を利用していた場合でも新たに手続きが必要
「d Wi-Fi」は、「docomo Wi-Fi」を利用していた場合でも新たに手続きが必要です。
ドコモユーザーであればSIM認証により自動接続されるようにはなっていますが、はじめて「d Wi-Fi」を利用する際は「d Wi-Fi」の申し込み手続きをしなければなりません。
一度手続きを済ませれば、あとは従来のように自動接続で使えるようになります。
注意点2.高速通信は期待できない
「d Wi-Fi」はデータ量を気にせず利用できますが、高速通信はそこまで期待できません。
やはり誰でも気軽に使えるフリーWi-Fiであるため、基本的な用途には問題ありませんがオンラインゲームなどの高速通信が求められる用途にはあまり向かないでしょう。
注意点3.セキュリティが安心といってもある程度の対策は必要
「d Wi-Fi」は、通信が暗号化されていることでセキュリティ面も安心できますが、ある程度の対策は自分でする必要があるでしょう。
セキュリティがしっかりしていても、誰でも使えるネットワークを大勢の人が利用している以上、通信を悪用する人がいてもおかしくありません。
利用者が多いほどなにが起こるかわからないので、個人情報の入力などセンシティブな内容の入力は控えるのが無難です。
注意点4.新幹線車内では通信制限がある
東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線の車内でもd Wi-Fiを使えますが、通信制限があるため他のWi-Fiスポットと比べると快適さは損なわれる場合があります。
「d Wi-Fi」にうまく接続できない場合の対処法について
「d Wi-Fi」はフリーWi-Fiという性質上、インターネット接続がうまくいかなかったり通信速度が安定しなかったりする可能性があります。
そのような時にすぐできる対処法をみてみましょう。
「 d Wi-Fi」にうまく接続できない、通信速度が安定しない場合の対処法
- 接続設定が済んでいるか確認する
- デバイスを再起動する
- 使用場所を移動する
- 使用する時間帯を変える
対処法1.接続設定が済んでいるか確認する
まずは、「d Wi-Fi」の接続設定が済んでいるか確認してみましょう。
「 d Wi-Fi」は、接続設定が正しく済んでいれば自動接続できるようになっているので、自動接続されない場合はどこかで設定が間違っている可能性があります。
これまでは問題なかったのに急に使えなくなったという場合でも、設定が影響していることがあるので、まずは接続設定などを詳しく確認してみましょう。
対処法2.デバイスを再起動する
設定に問題がなければ、次は接続デバイスを再起動してみましょう。
通信機器は長期間使用していると、ちょっとしたタイミングで一時的な不具合を起こしてしまうことがあります。
不具合が一時的なものであれば再起動をしてシステムをリセットすることで改善する可能性が高いので、一度再起動を試してみましょう。
対処法3.使用場所を移動する
デバイスを再起動しても状態が変わらない場合は、使用場所を移動してみるのも一つの手段です。
「d Wi-Fi」はカフェやレストランなどの室内で利用できるケースがほとんどですが、使用場所によってはどうしても通信環境に違いが出てしまいます。
使用場所が混雑している場合など、困難でなければ移動することで快適に通信ができるようになる可能性があります。
対処法4.使用する時間帯を変える
場所を変えても通信状況が改善しない場合は、「d Wi-Fi」を利用する時間帯を変えてみましょう。
生活リズムや都合によっては時間帯の変更は難しいことも多いですが、インターネット利用数が増える時間帯はどうしても通信が安定しなくなってしまうことがあります。
ネットワークが混雑しない時間帯であれば比較的快適に通信ができることが多いので、可能であれば使用する時間帯を変えてみましょう。
dポイントを貯めてさまざまな用途に使おう
せっかくなので、dポイントを貯めてさまざまな用途に使ってみましょう。
「d Wi-Fi」を利用するために必要なdポイントカードの利用登録ですが、dポイント加盟店は続々と数を増やしており、ポイントの使い勝手もかなり良いです。
ドコモユーザー以外はポイントの使い道がないとお考えの方も多いかもしれませんが、dポイントは実店舗や通販などさまざまな場面で貯めたり使ったりすることができます。
無料で空いた時間に貯めることができるので、ドコモユーザー以外の方は特に、この機会にdポイントを貯めてみてはいかがでしょうか?
まとめ
本記事では、「d Wi-Fi」について詳しく解説してきました。
本記事のポイントは以下の通りです。
ポイント
- 「docomo Wi-Fi」はすでにサービスを終了しており、現在は「d Wi-Fi」を利用できる
- 「d Wi-Fi」は、ドコモの回線契約がなくても使える
- 「d Wi-Fi」を使うには利用登録や利用設定が必要
- 「d Wi-Fi」は5台までデバイスを接続できたり自動接続できたりするメリットがある
- 「d Wi-Fi」はセキュリティがしっかりしているが、ある程度は自分で対策をする必要がある
- 「d Wi-Fi」にうまく接続できない場合は、設定の見直しやデバイスの再起動、使用場所や時間帯の変更などが効果的
全国さまざまな場所で使える「d Wi-Fi」は、これまでの「docomo Wi-Fi」よりも使いやすく便利になっています。
ドコモユーザーでなくても利用設定をすれば使えるので、ぜひこの機会に利用してみてはいかがでしょうか?