現在、ドコモではドコモショップだけでなくオンラインでも解約ができます。
ただし、全ての解約がオンラインでできるわけではありません。
そこでこの記事では、ドコモでスムーズに解約するために以下の点について解説します。
- オンラインでドコモを解約する条件
- ドコモの解約方法
- ドコモの解約時にかかる違約金や費用
- ドコモを解約する際の注意点
目次
ドコモは条件はあるもののオンラインでも解約できる!
ドコモは、以前はドコモショップでしか解約できませんでしたが、現在はオンラインでも解約できます。
オンラインでの解約は24時間いつでも手続きでき、ドコモショップのように時間に縛られることもありません。
そのため、基本的にはオンラインでの解約がおすすめです。
ただし、どのような契約状態でも必ずオンラインで解約できるわけではありません。
例えば、以下のような場合はオンラインでの解約は不可で、ドコモショップに来店して解約する必要があります。
- 異名義間のシェアグループ代表回線変更
- 一括請求代表回線の変更
- ドコモ光とペア設定している回線
- 契約者の死亡による解約
ドコモショップでの手続きが必要かどうかが分からない場合は、とりあえずオンラインの解約手続きページを開いてみてください。
そのページが「申し訳ございませんが、手続きを進めることができません。」と表示されている場合は、現状ではオンラインで解約できません。
エラーコードが表示されているので、そのエラーコードをメモしてドコモ インフォメーションセンターに問い合わせてください。
ドコモインフォメーションセンター
ドコモのケータイ以外から:0120-800-000
受付時間:9時~20時(年中無休)
原因を確認したらドコモショップに足を運ぶことになるので、ドコモショップでそのまま解約まで済ませましょう。
ドコモの解約時に必要なもの
オンラインで解約する場合
オンラインで解約する際には、以下の2点が必要です。
- dアカウント
- セキュリティコード
まず、オンラインの解約はdアカウントにログインして行います。
まだdアカウントを持っていない場合は、こちらからdアカウント発行しましょう。
また、オンラインでの解約時には本人確認として2段階認証が行われます。
契約しているドコモのケータイのSMSか、登録している連絡先メールアドレスにセキュリティコードが届き、そのコードをdアカウントのログイン画面に入力することで2段階認証が完了するという流れです。
スムーズに解約するためには、セキュリティコードをすぐに受け取れる状態にしておきましょう。
ドコモショップで解約する場合
ドコモショップで解約する場合は、契約者本人が来店して解約する場合と代理人が来店して解約する場合で必要なものが異なります。
契約者本人が来店して解約する場合
契約者本人が来店して解約する場合に必要なものは以下の通りです。
- ネットワーク暗証番号または契約者の本人確認書類(コピー不可)
- SIMカード
ネットワーク暗証番号が分かっていれば、契約者の本人確認書類は必要ありません。
ですが、仮にネットワーク暗証番号が間違ってしまった場合には解約手続きができないので、ドコモショップに来店する際は本人確認書類も必ず持参しましょう。
なお、解約で本人確認書類として認められるのは、以下の情報が確認できる書類に限ります。
- 氏名
- 生年月日
- 現住所
また、本人確認書類はコピーではなく原本である必要があります。
SIMカードについては、持参は必須ではありません。
SIMカードがなくても、ネットワーク暗証番号か本人確認書類で本人の確認ができれば解約の手続きは可能です。
代理人が来店して解約する場合
代理人が来店して解約する場合に必要なものは以下の通りです。
- 契約者の本人確認書類(コピー可)
- 委任状もしくは電話確認
- 代理人の本人確認書類(コピー不可)
- SIMカード
まず、契約者の本人確認書類は原本である必要はありません。コピーでも解約手続きできます。
代理人が来店して解約する場合は、本人の解約の意思確認ために委任状もしくは電話確認が必要です。
委任状はこちらからダウンロードできます。
代理人によるドコモの解約では、契約者本人だけでなく代理人の本人確認書類の原本も必要です。
SIMカードは持参しなくても解約はできますが、契約者の本人確認書類のコピーが必須となります。
ドコモの解約方法はドコモショップとオンライン手続きの2種類
必要なものが用意できたら、ドコモの解約手続きを進めます。
ドコモショップで解約する場合
ドコモショップで解約する場合、こちらからすることは特にありません。
必要なものをきちんと用意しておきさえすれば、スタッフがすべて手続きしてくれます。
なお、ドコモショップでの手続きは待ち時間が発生する可能性が高いです。必ず来店予約をしてから来店しましょう。
オンラインで解約する場合
オンラインで解約する場合の手順は以下の通りです。
- 携帯電話の解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモにアクセスし、「お手続き方法」の「お手続き」をクリック
- dアカウントのIDとパスワード、2段階認証のセキュリティコードを入力してログイン
- 注意事項をよく読み、「同意した上で解約の手続き進む」をクリック
- 「次の画面にて2段階認証を行います。」と表示されたら「次へ」をクリック
- 2段階認証が完了し、手続きにあたっての確認事項が表示されたら確認と必要な手続きを済ませて「次へ進む」をクリック
- 契約住所が表示されるので、住所変更が必要な場合は先に変更手続きを済ませる
- 機種の分割金などを確認し、解約の注意事項を最後まで読んだら「解約の注意事項に同意する」にチェックを入れる
- 解約の内容を送付するメールアドレスを入力
- 「この内容で手続きを完了する」をクリックすれば解約手続きは完了
なお、解約の内容を送付するメールアドレスは、現在契約している回線のドコモメール(@docomo.ne.jp)にしていると解約後に使えなくなってしまうのでメールが届きません。
Gmailなど、ドコモメール以外のメールアドレスを登録しましょう。
ドコモを解約する際の違約金は?
ドコモを解約する際に気になるのが、違約金(解約金)がかかるかどうかです。
ドコモには1年契約プランや2年契約プランがあり、以前は契約更新月以外に解約すると2年契約で1,100円もしくは10,450円、1年契約で3,300円の違約金が発生していました。
ですが、ドコモは定期契約を途中で解約した際に発生する違約金を2021年10月1日に廃止します。
これにより、現在定期契約プランに加入している場合でも、解約する時期に関係なく違約金の支払いが必要ありません。
ドコモの解約時にかかる解約金以外の費用
ドコモを解約する際に支払う必要がある費用は以下の通りです。
- 解約月の利用料金
- 購入した機種の分割支払金
ドコモを解約した月でも、その月の利用料金は支払わなければいけません。
また、ドコモは解約した際に料金が日割りされず、月の途中で解約しても1ヶ月分の定額料金がかかります。
なおオプションについても、dTVやdアニメなど「d」がつくサービスは日割りにはなりません。
また、購入した機種の分割支払い金の残金については、ドコモ解約後ももちろん支払う必要があるので注意しましょう。
ドコモは機種の残債があっても解約できる?
上でも触れた通り、解約する際に購入した機種の分割金の残債があってもドコモの解約は可能です。
支払い方法は今まで通り分割でもいいですし、一括で完済することもできます。
ドコモを契約している家族が死亡してしまったときはどうやって携帯電話を解約する?引き継ぎもできる?
ドコモやドコモ光を契約している家族が亡くなってしまった場合は、代理人が手続きを行えます。
とくに事務手数料などはかからず、回線は解約か他の家族の継承を選べます。
回線を継承する場合は継続利用期間も引き継ぎ可能です。
ただしdポイントは引き継げないのでご注意ください。
- 相続関係がわかる戸籍謄本等(コピー可)
- 今後の契約者の運転免許証等の本人確認書類
- 利用者の本人確認書類
- 支払いに使うクレジットカードまたはキャッシュカード、通帳+お届け印のいずれか
回線を解約する場合の準備物は以下のとおりです。
- 死亡届などの死亡の事実が確認できる書類
- ドコモのSIMカード
- 来店者の本人確認書類
それぞれ用意して、ドコモショップに来店しましょう。
ドコモを解約する際の注意点
ドコモを解約する際には注意しておくべき点があるので、解約する前に一度目を通しておいてください。
別で解約が必要になるオプションがある
オプションの中には、ドコモを解約しても解約にならないものがあります。
そのようなオプションは、自分で解約手続きをしなければいけません。
といっても2023年現在、別途解約が必要なオプションは任意で継続できるケータイ補償サービスなどのスマホ補償だけです。
- ケータイ補償サービス(現在のsmartあんしん補償)
- Apple Care+
ドコモ光やdカード GOLDを契約し続けるメリットがなくなる
ドコモを解約すると、ドコモ光やdカード GOLDを引き続き契約するメリットがなくなることがあります。
ドコモ光は、ドコモのケータイを契約していると1回線あたり最大1,100円割引されるドコモ光セット割が適用されるのが特徴です。
ドコモ光よりも安い光回線はあるので、ドコモを使っている家族が1人もいない場合は他の光回線への乗り換えを検討しましょう。
dカード GOLDも、ドコモの回線がないとメリットがほぼなくなる点にも注意が必要です。
dカード GOLDは年会費が11,000円かかりますが、dカード GOLDを持っていればドコモのケータイとドコモ光の利用料金の10%のdポイントが付く特典が適用されます。
ですが、ドコモを解約するとこの特典が消滅するので、1年間で11,000ポイント以上貯めるのが難しくなり、年会費の元が取れなくなってしまいます。
現在dカード GOLDを契約している方は、ドコモを解約するならdカード GOLDの解約も忘れずに済ませましょう。
dカードGOLD公式サイトドコモ解約後もキャリアメールを使うには「ドコモメール持ち運び」を契約しよう
ドコモを解約した後も「@docomo.ne.jp」ドメインのキャリアメールを使う場合「ドコモメール持ち運びサービス」を利用する必要があります。
ドコモメール持ち運びサービスの概要
- 月額330円で利用可能!
- ドコモからahamoへ乗り換える際の同時申し込みが必要
- 「ドコモメールアプリ」の利用は不可!
上記の中で特に注意が必要な点は、Androidで提供されている「ドコモメールアプリ」が使えなくなることです。
そのため、スマホに元々入っているメールアプリやGmailなどでドコモメールアドレスが使える設定が必要な点に注意をしましょう!
ドコモメール持ち運びサービスについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
dポイントが失効してしまう可能性がある
dアカウントを作らないままドコモショップで解約手続きをすると、その回線でたまっていたdポイントが失効してしまいます。
逆に、dアカウントがあればドコモ解約後もdポイントクラブ会員としてdポイントを継続して利用可能です。
まとめ
この記事では、ドコモの解約手続きに関する以下の点について主に解説しました。
- オンラインでドコモを解約できる条件
- ドコモの解約方法
- ドコモの解約時にかかる違約金や費用
- ドコモを解約する際の注意点
ドコモの解約は、ドコモショップはもちろん条件を満たせばオンラインでも手続きできます。
ドコモショップまで足を運ぶ必要がなく解約方法も簡単なので、基本的にはオンラインでの解約がおすすめです。
ドコモでは、2021年10月1日から定期契約プランを契約更新月以外に解約しても違約金ががかからなくなるので、これまでよりも気軽に解約できるようになります。
解約後にトラブルが起きないように、解約する際の注意点を確認しつつ解約手続きを進めましょう。