ahamoはドコモがオンライン申し込み専用プランとして展開している格安な料金プランです。
料金が安いということで、お年寄りの家族が初めてのスマホとしてahamoの回線契約を検討しているケースもあるのではないでしょうか。
この記事では、ahamoがシニアにおすすめなのかどうかについてメリットとデメリットをまとめました。
最後まで読めばシニアにahamoが向いているかどうかを判断しやすくなるので、参考にしてくださいね。
目次
ahamoはドコモが展開している、30GB+5分かけ放題で月額2,970円の格安プラン
ahamoはドコモがオンライン契約専用のプランとして用意した料金プランです。
ahamoは料金プランが基本的に1種類で、月額2,970円で30GBの通信量と5分かけ放題を使えます。
30GBで足りない場合は、80GBの大盛りオプションを追加すれば月額4,950円で110GB使うこともできますよ。
ahamoの、シニアにおすすめしやすいメリット
ahamoにはシニアにとって使いやすいメリットが色々あります。
それぞれ解説するので、契約を検討する際のポイントとして確認してみましょう。
ドコモのeximoやirumoといった料金プランよりは月額料金が安い
ahamoは料金設定がドコモの他のプランより安価です。
例えばドコモのeximoは使い放題で月額料金が7,315円となっていて、家族契約やdカードでの支払い、ネット回線とのセット割を含めても4,928円かかってしまいます。
小容量プランのirumoも同様に、3GB2,167円などあまり安いとは言えません。
一方でahamoなら、30GBの大容量に加えて本家ドコモなら880円かかる5分かけ放題が無料で付いて2,970円しかかかりません。
料金が安くて大容量で便利に使えるのはahamoの大きなメリットですよ。
プランが1種類でシンプルなので、支出を管理しやすい
ahamoは料金プランが基本的に1種類なので、支出を管理しやすいのも魅力です。
ごちゃごちゃしているややこしい割引サービスなどはとくにありません。
もれなく5分かけ放題が付いているので通話料金を抑えられる
ahamoには、他社だとオプションサービスになっていることが多い5分かけ放題が標準で付帯されています。
5分かけ放題なのでもれなく発信時の通話料金を抑えられるのは、ahamoを選ぶメリットです。
ちなみに5分で足りない場合は、1,100円の国内通話かけ放題を契約すれば無制限で通話をすることができますよ。
有料でドコモショップでの店舗サポートや申し込みのサポートも受けられる
ahamoでは3,300円の有料ではありますが、一応ドコモショップで申し込みのサポートを受けられます。
手続き関連のサポートも、3,300円の有料ですがドコモショップで手伝って行なってもらえますよ。
あくまで画面を見ながら操作をサポートするような形にはなりますが、一応お店に行ってサポートを受けられることもahamoの魅力に挙げられます。
ドコモの端末なら基本的にSIMの変更不要で、そのまま使える
ahamoはドコモの料金プランの1つであり、本家ドコモからプラン変更をするならLINEMOやpovo2.0とも違ってSIMカードすらドコモのままでOKな場合がほとんどです。
スマホもドコモで使っていたものは、基本的によほど古い機種でない限り使えます。(iPhoneなら6以降など)
手持ちのスマホやSIMをそのまま使えてわかりやすいのは、ドコモから乗り換える場合のahamoの見逃せない魅力です。
新しいスマホの購入も可能
ahamoは契約時に新しいiPhoneなどをセット購入できますし、契約後もドコモオンラインショップから機種変更で新しいスマホを買えます。
LINEMOやpovo2.0の場合は機種変更や契約時の端末セット購入に非対応です。
スムーズに新しいスマホを買えることも、ahamoのメリットに挙げられますよ。
ahamoにおける、シニアにおすすめしづらい注意点
ahamoをシニアが使うにあたっては、いくつかデメリット・注意点もあります。
それぞれ解説するので、本当に契約して大丈夫かを見極める参考にしましょう。
ahamoはオンライン専用プランなので、基本的にサポートが手薄
前述したようにahamoは一応店頭でも有料サポートができますが、あくまで手続き系のサポートです。
サポートは基本的にオンラインで行うこととなっています。
店頭で手厚いサポートを受けられないのは、ahamoの要注意ポイントといえるでしょう。
端末の用意や初期設定は自分で行わないといけない
ahamoで使う端末の用意や初期設定は、基本的に自分で行うことになります。
ドコモで使っている手持ちの機種がahamo対応なら基本的にそのまま使えますが、機種変更時はSIMの入れ替えや初期設定・データ移行を自分でしなければいけません。
自分で色々操作をするのが苦手という方は、ahamoだと困ってしまうことになる恐れがありますよ。
大容量プランしかなく、あまり通信しない場合は割高になることも…
ahamoは30GBか110GBでしか契約できません。
3GBなど少ない通信量で十分な場合は、割高になってしまうのもahamoの注意点です。
この記事の最後に小容量でも契約できるおすすめの他社サービスも紹介するので、そちらも検討してみてください。
完全かけ放題を付けると月額1,100円追加で高くなってしまう
ahamoは月額1,100円で分数制限なしのかけ放題を使えますが、言い換えると完全なかけ放題を使いたい場合は料金が高くなってしまいます。
通話を頻繁にする場合は、追加料金無しでRakuten Link経由によるかけ放題を使える楽天モバイルなどもご検討ください。
ahamoは結局シニア向けなの?
ahamoは、契約やサポート対応などの手続きをオンラインで行うことに抵抗さえないのであればシニアが使ってもOKと考えられます。
サポート関連をお店で手厚く行なってもらいたい場合は他の選択肢を検討しましょう。
また、通信量が月3GB程度でいい場合もahamoだとやや割高なので、必要に応じて他社も検討することをおすすめします。
サポート重視ならワイモバイルやUQモバイルも要検討
ワイモバイルやUQモバイルは、店頭でのサポートが充実している格安SIMです。
料金は4GB2,365円などどちらもahamoと比べると高めになってしまいますが、代わりにサポートが充実しているので、サポート重視のシニアの方にはおすすめですよ。
あまり通信しないなら、ソフトバンクのLINEMOもおすすめ
通信量が30GBだと多すぎ、3GBくらいで十分という方はLINEMOベストプランを検討するのがおすすめです。
LINEMOの料金プラン概要 | ||
LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |
月額料金 | 990円・2,090円 | 2,970円 |
データ容量 | 3GB・10GB | 30GB |
低速時速度 | 最大300kbps・ 128kbps(容量15GB超過後) |
最大1Mbps・ 128kbps(容量45GB超過後) |
通話料 | 22円/30秒 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
LINEMOのベストプランは月額990円で3GB~2,090円で10GB使える仕様で、さらにLINEがギガフリーという特典により使い放題です。
ソフトバンクがオンライン申し込み専用で展開しているプランで、キャリアの高品質回線を使えることも魅力ですよ。
まとめ
今回は、ahamoがシニアにおすすめかどうかについて解説しました。
ポイント
- シニアが使う場合、店頭サポートが有料で受けられたり手持ちの端末やSIMをそのまま使えて手軽だったりといったメリットがある
- 標準で5分かけ放題なので、通話料金も抑えやすい
- 基本的に手続きがオンライン対応、サポート重視の方はUQモバイルやワイモバイルのほうが満足できる可能性がある
- 通信量が30GBで多いのであれば、3GB990円から使えるLINEMOも要検討
ahamoは大容量に加えてオンライン申し込み・サポートが基本となるサービスで、シニアの場合ちょっと使いづらいと感じる可能性もあります。
他社サービスとも比較しつつ、自分に合っているかをしっかり見極める必要があるサービスですよ。