タブレットやモバイルルーターなどで使うSIMカードを契約する場合、電話やSMSは使わないのでデータ通信のみで契約したいこともありますよね。
ahamoはデータ通信のみでも利用可能ですが、色々と注意したい点もあります。
この記事では、ahamoをデータ通信のみで使えるかどうかや注意点、他のおすすめのサービスの候補などについて解説します。
目次
ahamoは音声通話なし・データ通信のみでも利用できる
ahamoは結論から言うと音声通話なし、データ通信のみでの運用が可能な格安プランです。
しかし音声通話に標準で対応しています。
そのため、あくまで「音声通話機能を使わないでデータ通信のみで運用する」という方法が可能なだけである点にご注意ください。
データ通信専用SIMは契約できない
格安SIMでは音声通話に対応していない、データ通信専用のSIMを提供している事業者も多く存在し、月額料金が通常と比べて安いのが魅力となっていますが、ahamoはデータ通信専用SIMでの契約に対応していません。
契約できるのは、あくまで音声通話対応SIMのみです。
povo2.0やLINEMOといった他社のオンライン申し込み専用格安プランも同様に、データ通信専用SIMを選ぶことが不可となっています。
注意!ahamoはプランが少なく、データ通信専用としての利用はあまりおすすめできない
ahamoは前提としてあまりデータ通信専用での運用に向いていません。
まず、通信量が毎月最低でも30GBでの契約となっています。
30GB以外の選択肢は80GB月額1,980円で容量を追加できる「大盛りオプション」契約時の合計110GBのみです。
かなりの大容量なので通信量が少なくても十分な方には不向きです。
毎月30GBや110GBをしっかり使うのであれば、もちろん選択肢としてはありとなります。
また、ahamoは標準で5分かけ放題が付帯されているのもデータ通信専用で使うにあたってもったいない仕様です。
ahamoを契約するのであれば、できれば音声通話対応SIMとしてスマートフォンで運用したいですね。
ドコモ回線にこだわりがなければ、データ通信用で使うならLINEMOとpovo2.0がおすすめ
どうしてもドコモ回線のahamoを使いたい!という強いこだわりがあるのでなければ、データ通信専用として格安プランを使う場合はLINEMOやpovo2.0の方がおすすめです。
LINEMOもpovo2.0も音声通話対応SIMのみで提供されているサービスではありますが、どちらも最低料金が非常に安く、小容量での契約も可能なのでデータ通信用で使うのにも向いていますよ。
どちらも大手キャリアの料金プランなどで、お昼など回線が混み合いやすい時間帯でも速度が下がりづらいことも魅力です。
ここからはLINEMOとpovo2.0の特徴について解説します。
LINEMOはソフトバンクの格安プラン、3~10GBと20~30GBを選択できてLINE使い放題!
LINEMOはソフトバンクが展開している格安プランでオンライン申し込み専用、3~10GBと20~30GBの料金プランから好きなものを選んで契約できます。
LINEMOの料金プラン概要 | ||
LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |
月額料金 | 990円・2,090円 | 2,970円・3,960円 |
データ容量 | 3GB・10GB | 20GB・30GB |
低速時速度 | 最大300kbps・ 128kbps(容量15GB超過後) |
最大1Mbps・ 128kbps(容量45GB超過後) |
通話料 | 22円/30秒 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
容量の選択肢は2つと少ないですが、通信量が足りなければ1GB550円で追加チャージを行うこともできます。上限回数を設定しての自動チャージも可能ですよ。
定期的にポイント還元などのキャンペーンでお得に契約ができることも、LINEMOのメリットとしては見逃せません。
また、LINEMOにはLINEギガフリーという便利な特典サービスも標準で付帯されています。
これによりLINEのメッセージ連絡や無料通話、ビデオ通話といった機能を通信量の消費無しで利用できますよ。
SIMを入れた端末でLINEを使うのであれば、LINEギガフリーを活用できることもLINEMOの魅力です。
できるだけ安くソフトバンク回線で通信をしたい方やLINEを活用したい方は、LINEMOを検討してみてください。
povo2.0は月額基本料金が0円!使いたいときだけ課金して使える
povo2.0は月額基本料が0円のauが提供している格安料金プランです。
そのままだと最大128kbpsと低速な回線になってしまうpovo2.0ですが、トッピングをアプリから購入すれば高速通信が可能になりますよ。
povo トッピング概要 | |||||||||||
料金 | 390円 | 1,260円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 21,600円 | 12,980円 | 9,834円 | 24,800円 | 330円 | 9,834円 |
データ量 | 1GB | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 120GB | 150GB | 300GB | 使い放題 | 使い放題 | |
有効期限 | 7日間 | 180日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 | 180日間 | 90日間 | 365日間 | 24時間 | 7日×12回 | |
低速時速度 | 128Kbps | ||||||||||
通話料 | 22円/30秒 | ||||||||||
データ繰り越し | × | ||||||||||
5G対応 | ◯ |
24時間使い放題が1回330円だったり、3GB・30日間のトッピングが990円だったりと、低価格での運用が可能なのが魅力です。
タブレットなどをできるだけ安くデータ通信のみで運用したい方は、povo2.0を検討してみるのもおすすめです。
速度にこだわりがなければ、安くてお得なデータ通信専用SIMは格安SIMでの契約がおすすめ!
ドコモ回線などに対応する格安SIMには、データ通信のみのSIMを契約することでコストを抑えられるプランも豊富です。
前項で紹介したLINEMOやpovo2.0と比べるとお昼など混雑時の通信速度が遅くなってしまう点には注意ですが、とにかく安くデータ通信専用SIMを契約したい方はこれから紹介するmineoやIIJmioといったサービスの利用を検討してみてください。
この記事ではおすすめの格安SIMをピックアップさせていただきますが、下記記事では最安のSIMがどれなのかも紹介しているので、ぜひ併せてご確認ください。
mineoはパケット放題Plusで使い放題が魅力!
mineoはオプテージが展開中のドコモ、au、ソフトバンク回線対応の格安SIMです。
mineoの通常プラン・マイピタは、音声通話対応SIMだと1GB1,298円などの価格設定になっていて、余った通信量は翌月まで繰越可能です。
mineo 「マイピタ」概要 | ||||
月額基本料 (音声SIM) |
1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
月額基本料 (データSIM) |
880円 | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 |
データ量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
低速時速度 | 200Kbps | |||
通話料 | 22円/30秒 | |||
データ繰り越し | ◯ | |||
5G対応 | ◯ |
そしてデータ通信専用SIMでの契約なら、1GB880円からとさらに安価です。
また、mineoには月額385円の「パケット放題Plus」という便利なサービスがあります。
最大1.5Mbpsで通信量が上限なしとなるため、タブレット等でできるだけたくさん通信をしたい場合におすすめです。
1.5Mbpsの速度があれば、SNSや低画質での動画再生、音楽の再生などはある程度快適に行なえますよ。
10GB以上での契約なら無料となるので大容量プランで契約するならよりお得です。
ただし、パケット放題Plusは3日間に10GB以上使っている状態だと速度が最大200kbpsに制限されてしまうので使いすぎにはご注意ください。
また3GB以下のデータSIMでは、パケット放題Plusは契約できません。
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
IIJmioは2GB440円からデータ通信専用SIMを契約できる!
IIJmioはドコモまたはau回線で契約できる格安SIMです。
2GB850円など、音声通話SIMの時点で非常に安価な料金設定となっています。
IIJmio 「ギガプラン」概要 | ||||||||
月額基本料 | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | 2,700円 | 3,300円 | 3,900円 |
データ量 | 2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
低速時速度 | 300Kbps | |||||||
通話料 | 11円/30秒 | |||||||
データ繰り越し | ◯ | |||||||
5G対応 | ◯ |
そして、ドコモ回線のデータeSIMで契約してeSIM対応のタブレットやスマートフォン等で使うならさらに料金を下げられます。
IIJmioの料金プラン(データeSIM) | |
2GB | 440円 |
5GB | 660円 |
10GB | 1,100円 |
15GB | 1,430円 |
20GB | 1,650円 |
30GB | 2,340円 |
40GB | 2,940円 |
50GB | 3,540円 |
なんと2GB440円から使えてしまうので、データ通信専用で不定期に使う端末などがある場合はコストを大幅に下げられますよ。
IIJmioは余った通信量を翌月まで繰り越せるので、無駄なく通信できるのも魅力です。
まとめ
今回はahamoをデータ通信のみで使えるかどうかやその他おすすめのサービスなどについてまとめました。
ポイント
- ahamoはデータ通信のみで使えるが、データ通信専用SIMでの契約には非対応
- ahamoは30GBまたは110GBかつ標準で5分かけ放題が付帯されているので、データ通信のみで使うのには不向き
- LINEMOやpovo2.0なら高速通信可能かつ低価格でデータ通信のみでの運用にも最適
- IIJmioやmineoは月額料金がデータ通信のみだと安価、特にIIJmioは2GB440円などデータeSIMが非常に安いのでお得
ahamoは料金的には大手キャリアの通常プランより安いものの、大容量かつ5分かけ放題付きとなっているのでデータ通信のみで使うのにはあまり向いていないサービスです。
今回の解説を参考に、LINEMOやpovo2.0、IIJmio、mineoといったより便利・低価格な選択肢から自分に合ったサービスを選んで申し込むことをおすすめします。