



OCNモバイルONEは2023年6月26日をもって新規受付終了となります。
現在利用されている方は引き続きサービスの利用が可能です。
SIMカードを入れて通信する機種といえばスマートフォンが浮かびやすいですが、実はタブレットもSIMカードを入れられる「セルラーモデル」などを選んでいればSIMを入れて単体で通信できます。
タブレットで使う通信手段として今回おすすめしたいのが、OCNモバイルONEという格安SIMです。
今回は、OCNモバイルONEのタブレット利用におけるメリット・デメリットなどについて解説します。
目次
OCNモバイルONEはiPadやタブレットでも使える
OCNモバイルONEは、NTTレゾナントが展開しているドコモ回線の格安SIMです。
OCNモバイルONEはスマートフォンだけでなく、iPadやAndroid等のタブレット端末でもドコモ回線対応なら問題なく利用可能となっています。
OCNモバイルONEのSIMをタブレットで使う方法は、主に以下の2つです。
- SIMカードを入れられるセルラーモデル仕様のタブレットを購入し、OCNモバイルONEのSIMを直接入れる
- スマートフォンの回線をOCNモバイルONEにし、テザリングでタブレットをインターネットに繋げる
今回は基本的に、SIMカードを入れられるタブレット端末での利用前提でメリット・デメリットなどを解説しています。
動作確認済みの対応機種は公式サイトから確認できる
OCNモバイルONEの動作確認済み端末は、公式サイトに一覧で記載されています。
2023年5月時点だと、iPad第10世代やiPad Pro11インチ・第4世代など最新モデルもしっかりSIMフリー版での動作確認が行われていました。
動作確認済み端末リストでは、通信や通話、5G、SMS、テザリングといった主な機能が使えるかどうかやSIMロック解除が必要かどうかなど詳しく動作環境について説明が書かれていますよ。
ちなみにiPadの場合は端末そのものが通話やSMSに非対応なので、OCNモバイルONEのSIMを入れてもこれらの機能は使えません。

新規受付終了について
OCNモバイルONEは2023年6月30日をもって新規受付終了となりました。 現在利用されている方は引き続きサービスの利用が可能です。
OCNモバイルONEでiPadやタブレットのセット購入は可能?
OCNモバイルONEでは、2023年6月現在でiPadやAndroidなどのタブレット端末がセット購入不可能となっています。

タブレット自体の利用はできるものの、端末は自分で外部から用意してこなければいけないことにご注意ください。
例えばiPadなら、Apple StoreなどでSIMフリーのセルラーモデルを購入できますよ。
Androidタブレットは、オンライン通販や家電量販店などで「LTEモデル」などの記載がある機種を選べばドコモ回線対応であればOCNモバイルONEでの利用を行えます。
また新品にこだわりがなければ、中古ショップなどでドコモ回線対応のタブレットを用意しても良いですね。
ココがポイント
OCNモバイルONEは2023年6月30日をもって新規受付終了となりました。
申し込みを検討していた方はぜひ同じドコモの新プラン「irumo」のチェックを!
OCNモバイルONE同様に月額550円から利用可能です!
OCNモバイルONEでiPadやタブレットを使うメリット
OCNモバイルONEでiPadやその他タブレットを使う場合、以下のようなメリットがあります。
- 通信料金を抑えられる
- 通話非対応端末を利用したい場合、データ通信専用SIMやSMS対応SIMも選べる
- ドコモ回線なので通信品質が高い
- 余ったデータ容量の翌月繰り越しができる
- 容量シェアができる
- 5G対応
それぞれ解説するので、申し込む回線を選ぶ参考にしてくださいね。
料金が格安に抑えられる
OCNモバイルONEの月額料金は、500MB550円や1GB770円など非常に安価です。
例えばauのタブレット向けプランは、3GB1,100円や50GB5,280円とあまり安い金額ではありません。
OCNモバイルONEなら1,000円以下でも500MB・1GB・3GBを契約できるので、回線の維持費をかなり安く抑えられますよ。
auとOCNモバイルONEの3GBプラン比較 | ||
au(タブレットプラン3) | OCNモバイルONE(3GB) | |
月額料金 | 1,100円 | 990円 |
年間の料金総額 | 13,200円 | 11,880円 |
例えば3GBプラン同士なら、auよりOCNモバイルONEの方が1,320円ほど年間の維持費が安価となります。
あまり使わないなら1GBや500MBのプランを選べば、もっと安くタブレットの通信料金を済ませられますよ。
データ通信SIMやSMS対応SIMが選択出来る
OCNモバイルONEでは、音声通話SIMだけでなくデータ通信専用SIMやSMS対応のデータSIMも選べます。
iPadなどデータ通信やSMSが使えないタブレットでOCNモバイルONEを利用する場合、あえてデータSIMを選ぶことで維持費をより安く抑えられる場合もありますよ。
ただし選べるのは3GB、6GB、10GBの容量のみで、500MBや1GBのデータSIMは選択肢として存在しない点にご注意ください。
OCNモバイルONEのデータSIM | ||
SMS対応SIM | データ通信専用SIM | |
3GB | 990円 | 858円 |
6GB | 1,320円 | 1,188円 |
10GB | 1,760円 | 1,628円 |
また、SMS対応SIMの料金設定は実は音声通話対応SIMと同額です。
「音声SIMだと不具合が発生する不具合がある」などの問題がない限り、あえてタブレット用にSMS対応SIMを選ぶ必要性は薄いと考えられます。
データ通信専用SIMであれば少し料金が安価なので、タブレット用の通信手段としておすすめになりますよ。

ドコモ回線なので通信品質が高い
OCNモバイルONEは、ドコモから回線帯域の一部を借りて運営しているMVNO系の格安SIMです。
対応エリアはドコモと完全に同じなので、地方や屋内、地下などでもしっかり繋がりますよ。
OCNモバイルONEは「ドコモのエコノミーMVNO」としてドコモショップなどで取り扱われていることもあってか、回線品質がMVNOの中でも非常に高いのがメリットです。
公式サイトでは「ドコモ回線のMVNOで4期連続総合1位」等様々な受賞記録が掲載されていました。
インターネットユーザーのスピードテストのデータがまとめられている「みんなのネット回線速度」でも、OCNモバイルONEは格安SIM速度ランキングで6位と高めの記録が出ていました。
平均速度のデータを調べてみても、OCNモバイルONEではお昼など混み合いやすい時間帯であっても極端な速度低下は起こっていません。
今日スマホの回線を楽天モバイルから
OCNモバイルONEに変更。
速度はそこまで求めていないので、docomo回線で接続に接続に関して心配が少ないOCNにしましたが、この田舎では楽天回線より速い、、、
MVMOより遅いキャリア回線とは、、、―よしつね(@qQL4VYzxIeCWdZz) February 2,2023
口コミを調べてみても、OCNモバイルONEは速度が速いという声はたくさん見つけられました。
通信品質が高く速度が高速なのも、OCNモバイルONEの見逃せないメリットです。
旅行先、出張先などで使いたくなっても、ドコモ回線は繋がりやすいので安心ですね。
データの繰り越しが可能
OCNモバイルONEは、余ったデータ容量を翌月まで繰り越して使うことができます。
タブレットで使う場合、人によっては毎月の通信量が安定しておらず、たくさん使う月もあればあまり使わなかった月もある…といったケースがありますよね。
OCNモバイルONEなら毎月通信量の残量がリセットされるわけではないので、無駄なく通信を行えます。
ただし翌々月への繰り越しはできないので、繰り越したデータ容量は翌月中に使い切るようにしましょう。
容量シェアが可能
OCNモバイルONEでは、最大5枚のSIMカードで通信量をシェアして使うこともできます。
スマホの回線をOCNモバイルONEにして、タブレットでの通信はシェアSIMを入れて行う、といったことも可能ですよ。
シェアSIMはデータ通信専用SIMなら月額440円なので、単体で500MB以上のプランを契約するよりも安上がりです。

5G対応
OCNモバイルONEは5Gにも対応しているので、対応エリア内であれば4Gだけでなく5Gも利用可能です。
4Gよりも高速・大容量・低遅延通信が可能な5Gなので、グラフィックの綺麗なスマホゲームや高画質の動画など、容量の大きなコンテンツも快適に楽しめます。
新規受付終了について
OCNモバイルONEは2023年6月30日をもって新規受付終了となりました。 現在利用されている方は引き続きサービスの利用が可能です。
OCNモバイルONEでiPadやタブレットを使うデメリットや注意点
OCNモバイルONEでiPadやタブレットを使う場合は、気をつけなければいけないデメリットもあります。
OCNモバイルONEのタブレット利用におけるデメリットについて、解説します。
大容量のプランが無い
OCNモバイルONEで選べるデータ容量は、10GBが最大です。
実はOCNモバイルONEには、20GBや30GB、使い放題などの大容量プランがありません。
理由はおそらく、「ドコモのエコノミーMVNO」としてドコモと提携しているため、ドコモが提供している20GBのahamoや使い放題の5Gギガホ プレミアなどと競合するのを避けなければいけないからです。

大容量をタブレットで使いたい場合は、ahamoや本家ドコモ、その他格安SIMを検討しましょう。
通信速度が遅くなる場合がある
メリットの項目で挙げたとおりOCNモバイルONEは通信速度が高速で安定していますが、あくまでドコモから回線の一部分だけを借りてサービスを提供しているMVNO系の格安SIMです。
時間帯・日によっては、通信速度が遅くなってしまう可能性もゼロとは言い切れません。

au・ソフトバンクで購入した端末はSIMロック解除が必要
OCNモバイルONEはドコモ回線の格安SIMなので、auやソフトバンクのSIMロックがかかった端末はそのままだと使えません。
SIMロックがかかっているタブレットは、My auやMy SoftBankでSIMロックを解除する必要があります。
中古品や回線解約済みのタブレットでもSIMロック解除はオンラインなら無料で行えるので、ご安心ください。
eSIMには未対応
OCNモバイルONEは、eSIMでの契約ができません。
eSIMはSIMの発送を待たずに契約完了後すぐ使い始められるので便利ですが、OCNモバイルONEでタブレットを使う場合は契約後にSIMが配送されるまで待たなければいけないことにご注意ください。
ココがポイント
OCNモバイルONEは2023年6月30日をもって新規受付終了となりました。
申し込みを検討していた方はぜひ同じドコモの新プラン「irumo」のチェックを!
OCNモバイルONE同様に月額550円から利用可能です!
OCNモバイルONEでiPadやタブレットを利用する手順
最後に、OCNモバイルONEでiPadやその他のタブレットを使う際の手順を解説します。

iPadやタブレットを用意する
まずは、ドコモ回線に対応するタブレットを用意しましょう。
ドコモで販売されていた端末か、SIMフリーのタブレットを用意すればOKです。
なおタブレットにはWi-Fiにしか対応していないWi-Fiモデルもあるので、OCNモバイルONEのSIMを入れて使いたい場合はセルラーモデル・LTEモデルなどSIMカードを入れられる機種を用意してくださいね。
OCNモバイルONEに正式対応するタブレットは、公式サイトから確認できますよ。
SIMカードの契約をする
続いて、OCNモバイルONEの公式サイトなどからSIMカードを契約しましょう。
公式サイトの場合は画面上の「お申し込み」ボタンから、手続きを進められますよ。
申込時は主に以下の3つを用意しておく必要があるので、忘れないように気をつけてくださいね。
- クレジットカード
- 運転免許証などの本人確認書類
- メールアドレス

届いたSIMカードを挿入する
申し込み手続きを終えたら、自宅にSIMのみ契約なら2~3日程度でSIMカードが届きます。
SIMカードが届いたら、iPadなどの端末に入れましょう。
APNを設定する
最後に、タブレットで通信を行うためのAPN設定を行いましょう。
APN設定手順は、iPadとその他の端末で異なります。
iPadの場合はWi-Fiに接続してOCNアプリをインストールし、「OCNモバイルONEインターネット接続設定がまだの方はこちら」を選びましょう。
あとは画面の指示に従って進めると構成プロファイルダウンロードページが開くので、ダウンロードボタンを押してダウンロードを終えたら設定アプリを開いて「ダウンロード済みのプロファイル」からインストールすれば完了です。
Androidの場合もOCNアプリで「OCNモバイルONEインターネット接続設定がまだの方はこちら」を選び、「モバイルネットワーク設定を行う」ボタンを押せば設定画面が開きます。
出典:OCNモバイルONE公式サイト(https://support.ocn.ne.jp/personal/purpose/detail/pid2900000g9p#step-8)
「アクセスポイント名」項目で設定の追加ボタンを押して、画像の赤で囲んでいる項目を入力・保存後「OCN」を一覧から選べば設定完了ですよ。

【参考】スマホからのテザリングでタブレットを使う場合の手順は?
スマホからテザリング機能を使ってタブレットをインターネットに接続する場合は、スマホ側の設定アプリなどからテザリング(iPhoneの場合は「インターネット共有)をオンにしておきましょう。
あとはタブレットのインターネット接続設定画面でスマホの名前などになっているアクセスポイントを選び、スマホ側に表示されているパスワードを入れればタブレット側で通信可能になりますよ。
新規受付終了について
OCNモバイルONEは2023年6月30日をもって新規受付終了となりました。 現在利用されている方は引き続きサービスの利用が可能です。
まとめ
今回は、OCNモバイルONEをタブレットで使えるかどうか、メリットやデメリットなども含め解説しました。
ポイント
- OCNモバイルONEは、タブレットでも利用できる
- タブレットのセット購入はできないので、自分で端末を用意する必要がある
- OCNモバイルONEはドコモ回線で高速・安定している
- 容量シェアもできるが、選べる通信量が最大10GBな点に注意が必要
- OCNモバイルONEはデータの繰り越しも可能
- OCNモバイルONEは格安SIMなので、月額料金も安価
今回の解説を参考に、OCNモバイルONEでのタブレット利用について検討してみてくださいね。