
auから楽天モバイルに乗り換えれば、スマホ代を最安1,078円まで下げることができます。
しかし、乗り換えにおいて心配なのが色々な手続きですよね。
この記事では、auから楽天モバイルへ乗り換える方法、メリット・デメリットや料金がどれくらい下がるかを含めて解説します。
目次
auから楽天モバイルに乗り換える手順

auから楽天モバイルに乗り換える手順を紹介します。
ステップ1:乗り換えの事前準備
auから楽天モバイルに乗り換える際は、以下の4点を準備する必要があります。
- 運転免許証等の本人確認書類
- 支払いに使うクレジットカードや銀行口座
- MNP予約番号
- SIMロック解除
それぞれの詳細を解説するので、申し込み手続きを始める前に準備しておいてくださいね。
なお、楽天モバイルを申し込む際は、運転免許証などの本人確認書類を提出する必要があります。
使えるものは以下にまとめたとおりです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 運転経歴証明書
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 健康保険証+補助書類
- 住民基本台帳カード+補助書類
- 日本国パスポート+補助書類
- 身体障害者手帳+補助書類
運転免許証やマイナンバーカードを持っていれば、単体で本人確認書類を行えます。
本人確認は申込時に画像をアップロードするか、SIMカードの受取時に配送員の方に提示するかを選べます。
補助書類が必要な健康保険証などを使う場合は、以下の書類のいずれか(発行から3ヶ月以内)をご用意ください。
- 電気、ガス、水道の請求書または領収書
- 届出避難場所証明書
- 住民票
支払い方法はカードか口座振替
楽天モバイルの支払いには、クレジットカードやデビットカード、そして口座振替を選べます。
クレジットカードの場合は貯めた楽天ポイントを支払いに使えるメリットもあるので、基本的にはクレジットカードがおすすめです。
デビットカードは楽天銀行が発行したもののみを使えるので、他のカードしかない方はご注意ください。
なお、プリペイドカードは使うことができません。
MNP予約番号を使えば電話番号を引き継げる
auの電話番号は「MNP予約番号」を発行して申込時に入力することで楽天モバイルへ引き継げます。
発行方法は以下とおりです。
- My auを開き、「スマートフォン・携帯電話」内の「ご契約内容/手続き」を選択
- 「お問い合わせ/手続き」内にある「MNPご予約」を選び、MNP予約番号を発行する
発行したMNP予約番号は、乗り換えに使う電話番号へSMSで送られてくるしくみです。
なおauショップや電話でも番号を発行でき、電話番号は以下のとおりです。(受付時間は9時~20時)
- 0077-75470
ショップは混み合っているケースもあるので、基本的にはWebか電話での手続きがおすすめになりますよ。
MNP予約番号を発行したら、すぐに楽天モバイルの申込みを開始しましょう。
今使ってる端末を利用する場合はSIMロック解除も忘れず
楽天モバイルでauのスマホを引き続き使う場合は、MNP転出の前に手持ちのスマホのSIMロック解除を行ってください。
SIMロックを解除しないと、楽天モバイルのSIMカードを使えない可能性があります。
こちらのURL内の「SIMロック解除のお手続き」からすぐに無料で行えますよ。
(2021年10月1日以降に購入した端末はSIMロック解除が不要です。)
一括購入済みの機種ならすぐに、分割購入の場合購入から101日目以降であれば、SIMロックを解除可能となっています。
なおauショップでSIMロックを解除することもできますが、手数料が3,300円かかってしまうので、Web上での解除がおすすめですよ。
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ステップ2:楽天モバイルでのMNP申し込み
auから楽天モバイルへMNPする手順は、以下にまとめたとおりです。
- 楽天モバイルの公式サイトの「お申し込み」ボタンをクリックする
- プランやオプション、購入する製品を選択して手続きを薦める
- SIMカードの種類を選び、「本人確認書類」の画像をアップロードする(受取時に配達員へ提示してもOK)
- 「電話番号の選択」で「他社から乗り換え」を選び、電話番号やMNP予約番号を入力する
- 支払い方法を登録し、申し込み手続きを終える
- SIMカードの開通手続きをして、スマートフォンで初期設定を終えて利用開始
公式サイトを開き、画面の指示に従って必要事項を選択・入力すれば、手続きを終えられます。
入力・選択内容を間違えると再度申し込みをする必要があるので注意しましょう。特に、住所の記載方法などは本人確認書類と完全に一致していないといけません。
ステップ3 :SIMが届いてからの設定
楽天モバイルのSIMカードが届いたら、あとは開通手続きをすれば乗り換えは完了です。
楽天モバイルの開通手続きをするにはmy 楽天モバイルを開きましょう。
ログイン後に「お申し込み履歴」を開き、表示された申込み番号をタップしたら「MNP転入する」を選べば手続きはあっという間に完了です。
21時までの申し込みで当日中、21時を過ぎてしまうと翌日9時以降に開通手続きが完了します。
開通手続きが完了したら新しいSIMカードが使えるようになり、古いSIMカードは使えなくなりますよ。
auのAndroidスマートフォンは「APN設定」が必要
auのAndroidスマートフォンで楽天モバイルを使う場合は「APN設定」という設定も必要になります。
iPhoneは設定が基本的に不要、楽天モバイルで買ったスマホもSIMカードを入れるだけで繋がります。
設定アプリを開いたら、ネットワーク設定の項目で「APN」を選び、APN設定の追加ボタンを押します。
あとは以下の表にまとめた項目にのみ情報を記入・選択して、保存しましょう。
APN名 | 楽天 |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
設定を保存し適用すれば、楽天モバイルのSIMカードで通信を行えるようになりますよ。
Rakuten Linkを設定しておこう
楽天モバイルで通話をする際は「Rakuten Link」を使えば料金が発生しないかけ放題になります。
アプリをGoogle Play StoreやApp Storeでダウンロードして起動し、画面の指示に従って初期設定を済ませておきましょう。
auから楽天モバイルに乗り換える時の注意点

auから楽天モバイルに乗り換える際の注意点は主に2点です。
1点目はMNP予約番号の有効期限についてです。
電話番号をそのまま引き継いで他社へ乗り換える際は、MNP予約番号の発行が求められますが、発行してから15日間の有効期限があるので、乗り換えの手続きが遅れてしまうと再度発行しなければなりません。
また、楽天モバイルの場合は有効期限が7日以上残っている必要があります。
MNP予約番号を発行後は速やかに乗り換えの手続きを行いましょう。
auで使っていたスマホを楽天モバイルでも利用する場合、そのまま使えるかどうかを確認することが不可欠です。
動作確認済みのスマホであるか確認するなら、楽天モバイルの公式サイトをチェックしてみましょう。
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auから楽天モバイルに乗り換えるデメリット
メリット | デメリット |
・楽天モバイルは通信にかかる月額費用が抑えられる
・低価格でデータ利用量が無制限になる ・Rakuten Linkで国内通話し放題 ・楽天ポイントが貯められる ・楽天ポイントで料金を支払える ・実店舗が多く問い合わせやすい |
・キャリア決済が利用できなくなる
・auのメールアドレス引き継ぎは有料 ・通信速度やエリアが不安定 |
ここからは実際に乗り換えることで起こり得る4つのデメリットを紹介します。
良い点だけでなく、悪い点も知ったうえで乗り換えしても問題ないか考えることが大切ですよ。
デメリット①:キャリア決済が利用できなくなる
auはキャリア決済「auかんたん決済」を提供しており、さまざまなコンテンツなどの支払いとauの料金を合算することができます。
支払いを一本化出来て便利なので利用している方も多いかと思いますが、残念ながら楽天モバイルへ乗り換えをするとキャリア決済を利用する事ができません。
一応楽天モバイルにも独自のキャリア決済は存在しますが、使えるのはGooglePlayストアの料金のみのため、auかんたん決済とは全く異なるものとなっています。
デメリット②:auのメールアドレス引き継ぎは有料
キャリアメールは基本的に契約をしている間のみ利用出来るため、楽天モバイルへ乗り換えをすると利用ができなくなります。
これまでどおり利用したい場合は月額330円の「auメール持ち運び」を利用する必要があります。
デメリット③:通信速度やエリアが不安定
全国各地に広い対応エリアを持つauに比べると、主要都市が中心の楽天モバイルは、通信速度が場所によって左右されてしまいます。
対応エリア外では、パートナー回線のau回線に繋がり、使えるデータ容量は5GBまでとなります。
また、他社と比較すると建物の中や地下などが繋がりにくいという点もデメリットです。
詳細は下記記事で解説してるので、もっと詳しく知りたい方はご覧ください。
auから楽天モバイルに乗り換えるメリット
次に、auから楽天モバイルの乗り換えをするかの判断基準となるメリットについて解説します。
せっかく乗り換えるのであれば、楽天モバイルの強みを最大限活かせるようにしましょう。
メリット①:楽天モバイルは通信にかかる月額費用が抑えられる

上記図のように、auと楽天の無制限プランでは4,000円近くの差が生まれています。
さらに3GB未満の場合、楽天モバイルではなんと通信費1,078円の利用が可能です。
メリット②:低価格でデータ利用量が無制限になる
楽天モバイルは3,278円という低価格で無制限にデータ通信出来る点が特徴です。
auの使い放題MAXと比較すると圧倒的に安いですね。
また、auはテザリングで利用する場合は最大でも80GBという上限があるのに対し、楽天モバイルはテザリングも無制限というメリットがあります。
以前、パートナー回線での接続は5GBまでという制限がありましたが、現在はこちらも無制限でさらに使いやすくなっていますよ。
メリット③:Rakuten Linkで国内通話し放題
楽天が提供しているアプリのRakuten Linkを使う事で国内通話が無料、通話し放題になります。
また、通話機能だけでなくグループチャット機能やメッセージ機能が揃っていますよ。
楽天モバイルのキャリアメール「楽メール」もRakuten Linkを利用して使う形になります。
メリット④:楽天ポイントが貯められる
楽天モバイルは契約時はもちろん、契約後も毎月楽天ポイントが加算される仕組みになっています。
また、楽天カードの支払いを利用すれば100円につき1ポイントがもらえますよ。
また、楽天のSPUも最大+3倍になるので、普段から楽天市場をよく利用する方は見逃せないですよ。
メリット⑤:楽天ポイントで料金を支払える
楽天ポイントは貯まるだけでなく、月々料金や端末購入をに充てる事も可能です。
また、毎月の支払いに何ポイント使うのか設定しておくことも可能なので、より計画的な支払いができるようになるでしょう。
メリット⑥:実店舗が多く問い合わせやすい
楽天モバイルは全国的に実店舗が多くあるので、問い合わせのしやすさもメリットとなるでしょう。
そのため、何かトラブル等が発生した場合や、オリジナル端末を直接見てみたい時などに実店舗へ行き、すぐに対応してもらう事ができます。
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auから楽天モバイルに乗り換えるベストタイミングはいつ?

2022年4月1日よりauの契約解除料が撤廃されたため、違約金・解約金などは一切発生しません。
以前は契約更新月以外で乗り換えを行うと以下の解約手数料がかかっていました。
- 2年契約の場合は10,450円
- 2年契約Nの場合は11,000円
このため、基本的にはいつ乗り換えてもOKです。
なお、以下のタイミングだとよりスムーズに乗り換えできるでしょう。
- auで購入した端末代金の残債をすべて支払ったタイミング
- 楽天モバイルでお得なキャンペーンを実施しているタイミング
順にくわしくみてみましょう。
端末代金の残債を全て支払ったタイミング
auで購入した端末を分割で支払っている場合、楽天モバイルに乗り換えたとしても支払いは継続します。
もし端末の残債が残っている状態で乗り換えをすると、二社の支払いが発生する事になります。
何か損をするわけではありませんが、支払い先が増えるのが面倒と思うからは全ての支払いが終わったタイミングをおすすめします。
楽天モバイルでお得なキャンペーンを実施しているタイミング
楽天モバイルは随時お得なキャンペーンを実施しています。
そこで、乗り換え先である楽天モバイルのキャンペーン時期に合わせて乗り換えるのもひとつです。
端末をお得に購入できたり、月額料金が安くなったりするキャンペーンを利用できるチャンスがあるので、ぜひ申し込み前はチェックしてください。
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auから楽天モバイルへ乗り換えにおすすめの人は?
auから楽天モバイルに乗り換えるのにおすすめの人は次のとおりです。

楽天モバイルは使った分だけ支払うプランなのであまりデータを使わない人でも、大容量のデータを使う人でもお得な料金で利用可能です。
また、「Rakuten Link」を使えば通話が無料で利用できるのも注目したいところです。
令和4年版の総務省による家計調査では携帯電話の電話通信料は年間10万円強であるというデータもあるため、ご自身の通信量が10万円以上であり、それよりも安く通信料を抑えたい場合、楽天モバイルを検討してみてもよいでしょう。
ポイント還元率が上がり、楽天市場での買い物もお得になるので要チェックですよ。
まとめ

今回は、auから楽天モバイルへの乗り換え方法や料金などの違いを解説させていただきました。
- auの料金プランと楽天モバイルを比較すると、楽天モバイルのほうがシンプルかつ割安
- 楽天モバイルへ電話番号を引き継ぐ際は、MNP予約番号の発行が必要
- 楽天モバイルは画面の指示に従ってすぐに申し込みを終えられる
- auスマホを楽天モバイルで使う場合はSIMロックの解除が必要
- auのAndroidスマートフォンを楽天モバイルで使う際は「APN設定」も行う必要がある
- Rakuten Linkの利用で、通話料金はかけ放題になる
auから楽天モバイルへ乗り換える場合は、今回の解説内容を踏まえて検討、手続きを進めましょう。
なお、auから楽天モバイル以外の格安SIMへの乗り換えも検討している方は、下記記事もぜひ参考にしてみてください。
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