



楽天モバイルは通常の音声通話が可能な音声通話SIMだけでなく、データ通信専用のデータタイプでも契約可能です。
データタイプには注意点もありますが、気軽に楽天モバイルを試してみたいような方には最適です。
この記事では、楽天モバイルのデータタイプの特徴や注意点について解説します。
目次
データ通信専用SIMとは、そもそも何?メリットやデメリットを解説!

データ通信専用SIMとは、その名の通りデータ通信だけが行えるタイプのSIMカードのことです。
一般的な携帯電話向けのSIMでは通常、音声通話とSMS、そしてデータ通信(インターネット)を行う事ができます。
しかし、データ通信専用SIMでは基本的にデータ通信しかできません。

データ通信専用SIMのメリットは料金が安い場合があること
データ通信専用SIMを契約するメリットは、機能が限られる代わりに料金設定が通常の音声通話対応SIMより安上がりなケースがあることです。
例えばIIJmioでは通常だと2GB850円の料金が、データSIMなら110円安い740円・eSIM契約ならさらに300円下がって440円で使えてしまいます。


また、かつてはデータ通信専用SIMなら回線の最低利用期間が少ない・違約金が安いといったケースも多く見受けられましたが、近年では音声通話SIMでも解約金が無料になっているケースが多くなりました。
データ通信専用SIMのデメリットは通話ができないこと
データ通信専用SIMのデメリットは音声通話ができないことです。
音声通話はせずLINEしかほとんど使わない、といった方でも、年に1~2回くらいは家族や知人、購入した商品のお客様窓口などに電話をかけることがあるのではないでしょうか。
また、病気や怪我などのときの緊急通話もデータ通信専用SIMではできません。
電話がかけられないのはデータ通信専用SIMを選ぶにあたってのデメリットとなるので、どちらかというとタブレットや通話のいらない二台目のスマホなどで利用するのに適しています。
なお、SMSについてはSMS対応のデータSIMを契約すれば問題なく使うことができます。

電話番号を他社から引き継ぐことも、データ通信専用SIMやSMS対応SIMではできないのでご注意ください。
楽天モバイルで契約できるデータタイプとは?メリットを解説!
楽天モバイルでは「データタイプ」というデータ通信専用のSIMカードも契約できます。
具体的にどのようなメリットがあるのかを解説させていただきます。
本人確認書類なしで気軽に通信が試せる
楽天モバイルのデータタイプは料金的に通常の音声通話SIMと同じなので、前述した一般的なデータ通信専用SIMのメリットである料金が安くなる、という点は当てはまりませんが、契約手続きが簡単、というメリットがあります。
音声通話SIMに関しては運転免許証などの本人確認書類を提出し、審査を受けてから契約完了となりますが、データタイプなら申し込めば即利用を開始することが可能です。
支払い方法が本人名義の楽天カードに限られているため、その会員情報があることがいわば審査の代わりといった内容です。
eSIMでの契約ならSIMカードの発送もないので、対応するiPhoneなどがあれば申し込み直後にすぐ利用が開始できますよ。

楽天モバイルは独自の回線を使っているので、電波のつながりが問題ないか心配という方も少なくないのではないでしょうか。
データタイプなら楽天カードさえあれば気軽にすぐ利用を開始できますし、解約もいつでも自由なので試すのに丁度よいサービスとなっています。
初月実質無料でサービスを試せるキャンペーンあり!
料金自体は通常の音声通話対応SIMと同じ楽天モバイルのデータタイプですが、1,081ポイント還元を受けて初月の月額料金(3GBまでの利用の場合)を実質0円にできてしまうキャンペーンが開催中です。
申し込み翌月末日までに利用を開始すれば1人1回まで、利用開始翌々月末頃にポイントがもらえますよ。

SPUで楽天ポイントが貯まる特典は普通に利用可能
楽天モバイルユーザーはSPUのプログラムにより楽天市場で買い物をする際にポイントが+4倍貯まります。
この特典はデータタイプでも問題なく利用することができます。
後から通常タイプに変更も可能
他社から電話番号を引き継ぐMNPはできませんが、データタイプの契約を後から通常タイプに変更することも可能です。
楽天モバイルを試してみて気に入ったら、通常タイプに切り替えて使うのも良いですね。
なお、通常タイプに切り替える際は運転免許証などの本人確認書類を提出する必要があるのでご注意ください。
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楽天モバイルのデータタイプにはデメリットもある
楽天モバイルのデータタイプにはいくつか気をつけたいデメリットも存在しています。
それぞれ解説するので、事前にしっかり把握したうえで利用を検討してみてください。
通話やメールなどの機能が使えない、MNPも不可能
楽天モバイルのデータタイプには、通常の音声通話SIMと違ってできないことがたくさんあります。
他のデータ通信専用SIMと共通ですが、データ通信とSMSは利用できるものの、音声通話はできません。
もちろん、緊急通話やRakuten Linkを使った無料通話もできません。
さらにキャリアメールも不可、電話番号を他社から引き継ぐMNPもできません。
キャリア決済もできないので、本当にできることはデータ通信とSMSのみとなっています。

注意!楽天カードを持っていない人はデータタイプを申し込めない
楽天モバイルでデータタイプを使う場合、申し込みに楽天カードが必須です。
楽天カードを持っていない場合は、まずカードの申し込みをしなければいけない点にもご注意ください。
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楽天モバイルのデータタイプがおすすめな人はどんな人?
楽天モバイルのデータタイプは、実のところそれほどおすすめできるサービスではありません。
料金的なメリットは初月実質無料のキャンペーンくらいしかなく、音声通話やMNP不可・楽天カード必須など制限も多いです。

強いて言えば大至急楽天モバイルの通信を試したい人・旅行中などで安くたくさん通信できるサブ回線をすぐ使い始めたい人などにはおすすめです。


安くてお得!データ通信専用SIMを提供していておすすめな格安SIMを紹介
データ通信専用SIMを提供していて、料金的にも安くてとくにおすすめな格安SIMは以下の3社です。
- IIJmio
- mineo
- HISモバイル
それぞれの特徴をまとめたので、データ通信専用SIMを申し込みたい方は契約先選びの参考にしてください。
なお、この3社以外については下記記事で紹介をしているので、気になる方はぜひ併せてご確認ください。
IIJmio
IIJmioはドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAを選べる格安SIMです。
とにかく月額料金が安く、音声通話SIMでも2GB850円からという非常に安く使えるのが魅力です。
IIJmio 「ギガプラン」概要 | ||||||||
月額基本料 | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | 2,700円 | 3,300円 | 3,900円 |
データ量 | 2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
低速時速度 | 300Kbps | |||||||
通話料 | 11円/30秒 | |||||||
データ繰り越し | ◯ | |||||||
5G対応 | ◯ |
そして、SMS非対応のデータSIMは料金がさらにお得となっています。
IIJmioの料金プラン・データSIM(ドコモ回線のみ提供) | ||
データSIM | データeSIM | |
2GB | 740円 | 440円 |
5GB | 900円 | 660円 |
10GB | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 1,950円 | 1,650円 |
なんと2GB440円からSIMを持つことができますよ。

徹底的に通信料金を下げつつ動画やSNSなどを楽しみたい方は、IIJmioを検討してみてください。
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mineo
mineoはドコモ、au、ソフトバンク回線対応の格安SIMです。
mineo 「マイピタ」概要 | ||||
月額基本料 (音声SIM) |
1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
月額基本料 (データSIM) |
880円 | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 |
データ量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
低速時速度 | 200Kbps | |||
通話料 | 22円/30秒 | |||
データ繰り越し | ◯ | |||
5G対応 | ◯ |
1GB880円などの料金でデータSIMを契約することできます。先に紹介をしたIIJmioほどではないものの、十分に安い料金ですね。
そして、mineoには月額385円(10GB以上のコースは無料)のパケット放題Plusというオプションがあり、利用すれば最大1.5Mbpsの通信を上限なしで行えるのが魅力です。(3日間10GB以上利用時最大200kbpsへの制限あり)
また、余ったパケットをシェアするパケットシェアや、他の人に受け渡せるパケットギフトなどの機能があるのも便利ですね。
【限定】事務手数料無料!
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
HISモバイル
HISモバイルはドコモ回線(一部ソフトバンク回線プランもあり)の格安SIMで、データ通信専用のデータ定額440プランの場合、最低利用料金が1GB440円と非常に安いことが特徴です。
HISモバイルの料金プラン(データ定額440プラン) | |
~1GB | 440円 |
~3GB | 580円 |
~7GB | 880円 |
~20GB | 1,980円 |
~50GB | 4,980円 |
通信量が足りない場合も、1GB200円と安価な料金で追加チャージができるのも嬉しいですね。

まとめ
今回は、楽天モバイルのデータタイプの特徴などについてまとめました。
ポイント
- データ通信専用SIMではデータ通信のみを利用可能、SMS対応SIMならSMSも使える
- 楽天モバイルのデータタイプはデータ通信とSMS対応、月額料金は通常の音声通話対応SIMと変わらない
- 楽天モバイルのデータタイプは初回申し込み時のみ、3GB実質無料となるポイント還元特典がある
- 楽天モバイルのデータタイプはMNP不可、支払いは楽天カードのみ
- IIJmioはデータeSIMなら2GB440円など非常に安価な料金設定
- mineoは1GB880円などの料金、パケット放題Plusなどの便利オプション・機能が豊富
- HISモバイルは1GB440円、50GB4,980円など安価なデータ通信専用SIMを契約できる
楽天モバイルではデータタイプを契約することができますが、サービス的にはあまり充実していません。
データ通信専用SIMを安く使いたいのであれば、基本的にIIJmioなどの他社がおすすめです。
楽天カードを持っていて楽天モバイルを大至急試してみたい時や、サブ回線などで急いで使い始めたい場合に検討してみてください。
乗り換えで6,000円相当還元中!