
目次
ファミマTカードはこんな人におすすめ!
- ファミリーマートやツタヤをよく利用される人
- クレジットカードの年会費やETCカードの年会費がかからないカードをお探しの人
- ショッピング保険が付帯されているカードをお探しの人
- 利用代金を紙ではなく、Webで確認したい人
よく旅行に行くので旅行傷害保険が付いているものを極力選びたいと考えている方にはあまり向かないかもしれません。
ファミマTカードは「ファミリーマートで買い物する際に提示するとポイントが貯まるカード」というイメージがあるのではないでしょうか?
今回紹介するのは、Vポイントが貯まるだけでなくJCB加盟店で通常のショッピングができるファミマTカード(クレジットカード)です。
ファミマでポイントが貯まりやすく、年会費が無料ということもあり、ファミマをよく利用する方にはかなりオススメできるカードです。
「コンビニでカード払いって…」とあまりイメージが湧かない方は下記記事をご覧ください。
ファミマTカードの5つのポイント(特徴)
今回はクレジットカードおよびETCカードの費用を一切かけずに利用できる「ファミマTカード」について5つのポイントに絞ってお伝えします。
その他にも多くのメリットがあるクレジットカードですので、クレジットカードの申し込みを検討している方は是非参考にしてみてください。
- クレジットカードとETCカードの入会金や年会費が無料
- ファミマでのクレジット決済や現金決済で効率よくポイントが貯まる
- 会員割引や特典が充実している
- Web明細に申し込むと毎月10ポイントプレゼント
- 「JCB海外お買い物保険」が自動付帯
1.クレジットカードとETCカードの入会金や年会費が無料
ファミマTカードの入会金や年会費は本会員・家族会員問わず永年無料で、しかもETCカードについても入会金や年会費などが一切かからない仕組みとなっています。
ETCカードについては年会費が500円から1,000円程度かかることも多く、しかもファミマTカードの場合ポイント付与の対象となるので非常にコストパフォーマンスに優れているといえます。
ETCの利用代金200円ごとに1ポイント付与されるので、通勤や旅行などでよく高速道路を利用する方にもオススメできます。
2.ファミマでのクレジット決済や現金決済で効率よくポイントが貯まる
ファミマTカードを利用したり、提示したりすることでVポイントが貯まります。
通常のショッピングでのポイント還元率は0.5%(クレカ払いで貯まるクレジットポイント)と決して高くはないですが、ファミリーマートでの利用などで効率よくポイントを貯めることが可能です。
ファミリーマートにてファミマTカードで支払いをするとポイント2倍
ファミリーマートにてファミマTカードにて支払いをすると、
- ファミマTカードを提示すると貯まる「ショッピングポイント」
- ファミマTカードで支払いをすると貯まる「クレジットポイント」
これらのポイントをダブルで獲得できることになります。
つまり、ファミリーマートにて現金で買い物をするとショッピングポイントのみが貯まるので還元率0.5%、ファミマTカードで買い物をするとショッピングポイントとクレジットポイントを二重取りできるため還元率は2倍の1.0%になるのです。
年会費無料ということもあり、二枚目以降のクレジットカードとしてもおすすめなので、ファミリーマートをよく利用される方はぜひ検討してみてください。
3.会員割引や特典が充実している
ファミマTカード(クレジットカード)には、カード会員限定の特典なども充実しています。以下にいくつかピックアップしてみましょう。
トラベル最大8%割引
ポケットカードトラベルセンターで申し込み、ファミマTカードで支払いをすると旅行ツアー代金が最大8%割引になります。
http://travel.pocketcard.co.jp/
こちらの公式サイトでツアー情報を見ることができます。
よく旅行に行く人にとっては嬉しいところです。たった8%…と思うかもしれませんが、消費税分がほとんど値引きされると考えると小さなものではないですよね。
レンタカー割引
レンタカーを予約する際に、「ポケットカード社発行のクレジットカード優待割引」の旨を伝えると基本料金から5%の割引を受けることができます。
割引対象のレンタカー会社は以下の5つです。
- タイムズカーレンタル(←15%割引!)
- トヨタレンタリース
- ニッポンレンタカー
- 日産レンタカー
- オリックスレンタカー
どの会社も業界大手なので、旅行先などで割引対象店が近くにないということはなさそうですね。
TSUTAYAレンタルサービス
ファミマTカードを持つとTSUTAYAのレンタルサービスを無料で登録することができます。
所有しているだけではTSUTAYAのレンタルはできませんが、店舗でレンタル会員証登録をすることでTSUTAYAレンタル会員証としての機能を備えることができます。
- TSUTAYAレンタルの年会費が無料になる
- TSUTAYAレンタルの有効期限=カードの有効期限なので長い(更新の手間も省ける)
- TSUTAYA会員証とクレジットカードの二枚持ちの手間がなくなる
TSUTAYAをよく利用する人にとっては、金銭以外にもなかなかのメリットがありますね。
ポケットモール
発行会社のポケットカードが運営しているポケットモールで買い物をすると効率よくポイントを貯められます。
https://pml.pocketcard.co.jp/
期間限定でポイントアップをしている店舗があるので、気になる方は上記の公式ホームページを覗いてみるとよいでしょう。
4.Web明細に申し込むと毎月10ポイントプレゼント
郵送による利用明細書の受け取りからWeb明細に切り替えるだけで毎月Vポイントが10ポイントが自動で付与されます。
Web明細に切り替えた場合、「利用明細確定のお知らせ」というメールが毎月12日頃に送られてくるので、不正利用された場合でも気付きやすくなり、明細書が紙として残らず他人の目に触れて個人情報が漏れることも防ぐことができますね。
普段からパソコンやスマートフォンを利用されている方にとっては無理なく毎月ポイントが貯まる仕組みとなっています。
5.「JCB海外お買い物保険」が自動付帯
ファミマTカードには海外に所在するJCB加盟店にてクレジットカード決済にて購入し、購入した商品が購入日から90日以内に盗難や破損、火災などの偶然な事故によって損害が発生した場合に年間50万円まで補償してくれます。
この保険は自動付帯なので商品購入前の事前手続きなどは必要なく、クレジットカードで購入した商品を誰かにプレゼントして、その相手が商品を破損してしまった場合にも適用されます。
また、写真やカード明細書、罹災証明および盗難届け出済み証明書が必要となる場合があります。
商品購入後の盗難や破損などの偶然な事故が起こらないのが一番好ましいのですが、万一に備えた保険が付帯されているので安心してお買い物を楽しむことができます。
ファミリーマート利用者にはかなりスゴイ「ファミマTカード」
ここまで、ファミマTカード(クレジットカード)の基本的な特徴を5つに絞ってご紹介しました。次からはさらに詳しく、以下のようなことをまとめていきます。
- 「ファミマTカードがファミマ利用者にはスゴイカード」と言える所以
- ファミマTカードの審査難易度について
- 発行前に確認したいファミマTカードのデメリット
ファミマTカードの発行を検討している方はもちろん、ファミリーマートによく行く方もぜひ参考にしてみて下さい。
ファミマ利用でのポイント還元率の優遇
ファミマTカードの基本ポイント還元率は0.5%と高くありませんが、ファミリーマートでの利用においては最低1.0%~と優遇されます。
そのため、ファミリーマートを頻繁に利用する人には非常におすすめのクレジットカードですね。
ファミマやTSUTAYAで使える「Vマネー」にオートチャージできる
Tカードにチャージして使えるのが電子マネーの「Vマネー」です。全国にある「Vマネー」マーク付きの加盟店でお支払に使えるようになります。
使える主な加盟店は以下とおりです。
- ファミリーマート
- TSUTAYA
- 蔦谷書店
- ウェルシア
- ハックドラッグ
- マルエドラッグ
- ドラッグイレブン
- 東武ストア/フエンテ
- その他様々な街のお店
Vマネーのようなプリペイド型電子マネーには「事前チャージが面倒」というデメリットがありますよね。
しかしクレジットカード機能付きTカードである「ファミマTカード」ならオートチャージ設定ができるため、面倒なチャージ作業は不要です。
オートチャージ設定方法
- Vポイントサイトの「Vマネー情報」より「オートチャージ/クレジットチャージ」へと進む
- 「オートチャージ設定する」ボタンを押す
- VポイントサイトにYahoo! JAPAN IDでログインする
- 「オートチャージ登録変更」よりVマネー残高とオートチャージ金額を選ぶ
- オートチャージに利用するクレジットカード情報を入力する
- 「登録する」ボタンを押す
複数枚のTカードの所有ポイントを一本化できる
「Tカードを複数枚使っているため、貯めたVポイントが分散している」
「ファミマTカードを作成したいけど、他のTカードで貯めたVポイントはどうしよう」
そんな場合でも、貯めたVポイントはファミマTカードに一本化できるので安心です。
ファミマTカードにVポイントをまとめるときの必要情報
- Yahoo! JAPAN ID
- 既存のTカード番号
- ファミマTカード番号
「ファミマTカード」がYahoo! JAPAN IDに登録済みであれば、その後の手続きはカンタンです。そのまますぐにVポイントをまとめる手順に入れます。
Yahoo! JAPAN IDがない場合
Yahoo! JAPAN IDがない方は登録が必要です。(無料)
登録できたら、「ファミマTカード」をYahoo! JAPAN IDに登録しておきましょう。
Yahoo! JAPAN ID登録カードを既存のTカードから変更する場合
既存のTカードがYahoo! JAPAN IDに登録済みの場合は「ファミマTカード」への変更が行なえます。変更の手順は次の通りです。
- VポイントサイトにYahoo! JAPAN IDでログインする
- 「Tカードの登録・変更」よりファミマTカード番号を入力する
Vポイントをまとめる手順
準備が完了次第、Vポイントをまとめる手順へと入ります。まとめる手順は次のとおりです。
- VポイントサイトにYahoo! JAPAN IDでログインする
- 既存のTカード番号を入力する→文字認証を入力する
- ファミマTカード番号を入力する→文字認証を入力する
- 既存のTカードに登録している電話番号から「Tカード認証ダイヤル」へかける
- 音声ガイダンスによる案内→「ポイント移動する」ボタンを押す
ファミマTカードの審査の難易度は?
クレジット機能付きのファミマTカードはクレジットカードなので、当然発行するためには審査があります。
ファミマTカードの審査難易度はどの程度のものか?見ていきましょう。
ファミマTカードの申し込み条件
クレジットカードの審査は申込み条件が厳しいほど難易度も高くなる傾向があります。
審査の手間を省くため、年齢や収入の安定性などの申込み条件をつけ、審査対象者の絞り込みを行なうのです。
ファミマTカードの場合、申込条件は下記のとおりです。
- 18歳以上
- 18歳以上でご連絡が可能な方
クレジットカードという性質のものを発行するための最低条件のみで審査対象者の幅はとても広いです。
申込み条件からは審査難易度は高くはないと推測できます。
流通系クレジットカードは一般的に「低め」?
クレジットカードは発行会社によっても分類することができます。一般的には下記のような分け方が主流ですね。
- 銀行系クレジットカード(銀行や銀行グループ会社が発行)
- 信販系クレジットカード(信販会社が発行)
- 流通系クレジットカード(小売会社や小売グループ会社が発行)
- 交通系クレジットカード(鉄道会社や航空会社などが発行)
- 通信系クレジットカード(通信事業者が発行)
- 消費者金融系クレジットカード(消費者金融業者が発行)
ファミマTカードは「流通系クレジットカード」と言えますが、一般的に流通系カードの審査は比較的厳しくないと言われています。
流通系クレジットカードの多くは、
- 発行元に関連する店舗で利用できる特典が付いている
- 店舗の特典目当てで申込みする人が多い
という特徴があります。つまり「カード会員を増やして自社店舗の売上増につなげる(≒お客の囲い込み)」ことが大きな目的なので、審査の間口は比較的広く設けていると考えられるでしょう。
こんな人は審査通過は厳しいかも…
流通系クレジットカードのファミマTカードは審査が比較的厳しくない可能性が高いとはいえ、下記のような人は発行が難しいと言えるでしょう。
- 信用情報機関にブラックリスト掲載されている
- 無職で世帯収入がゼロ
- 短期間に複数のクレジットカードに申込みした(申し込みブラック)
- 申込書やオンラインフォームに虚偽を記入した
発行前に要確認!ファミマTカードのデメリット
ファミマTカードにはいくつかのデメリットや注意点があります。発行する前に必ず確認しておきましょう。
ファミマTカードは国内、海外旅行保険ともに付帯されていない
旅行好きな人に魅力的なクレジットカードの付帯サービスと言えば、旅行傷害保険ですよね。病気や怪我など万が一の時は保険金がお支払されます。
しかし、ファミマTカードには国内も海外も旅行傷害保険が付帯されていないので注意が必要です。
旅行損害保険が必要な場合はメインカード、あるいはサブカードに別のカードを持つことをおすすめします。
ファミマTカードの初期設定は「リボ払い」になっている
クレジットカードにはさまざまな支払い方法があり、手数料なども異なります。
一括払いや2回払い、ボーナス一括払いであれば基本的に手数料はかかりませんが、分割払いやリボ払いなどは手数料がかかります。
ファミマTカードは初期設定ではリボ払いになっているので注意が必要です。
リボ払いについて詳しくは以下の別記事を参照してみて下さい。
ファミマTカードは一括払いに変更可能!
高還元率カードの中にはリボ払い専用クレジットカード、通称「リボ専カード」もありますが、ファミマTカードは初期設定はリボ払いですが一括払いに変更も可能です。
ファミマTカードにはボーナス払いや分割払いはありませんが、「ずっと全額払い」という支払い方法があります。
「ずっと全額支払い」では毎月1日の支払い日に全額引き落としされるため、実質一括払いとなるのです。
リボ払いの手数料が気になる人は手数料のかからないずっと全額支払いへの変更がおすすめです。
ずっと全額支払いには「店頭支払コース」と「口座引落コース」の二つがあり、それぞれ下記のような手順で設定できます。
店頭支払コースの設定方法
- ファミマ店舗に設置してある「Famiポート」にて「ファミマTカードメニュー」を選ぶ
- 「クレジットカードご利用代金お支払い」を選ぶ
- クレジットカードを差し込みする
- 暗証番号を入力する
- 「全額をお支払い」を選ぶ
- 請求金額を確認したら「OK」ボタンを押す
- 支払い内容を確認したら「確認・発券」ボタンを押す
- 発券された「Famiポート申込み券」を受け取りする
- ファミマのレジで全額お支払する
口座引落コースの設定方法
- 会員専用ネットサービスにログインする
- 「翌月のお支払金額変更」または「毎月のお支払金額変更」を選ぶ
- 「全額支払い」または「ずっと全額支払い」を選ぶ
マイルを貯めるのにはあまり向かない
ファミマTカードで貯まるポイントは代表的な共通ポイントである「Vポイント」なので、ANAマイルへ交換することが可能です。
しかし、Vポイント→ANAマイルへの交換レートは500ポイント→250マイルなのであまり高いとは言えません。この場合は実質、還元率が半分である0.25%まで下がってしまうことになります。
マイルを貯める目的であれば、別のクレジットカードの方がおすすめです。
ただしファミランク「ゴールド」までランクアップすれば通常よりポイント3倍とファミマでの還元率が高くなるため、使い道の一つの選択肢としてANAマイルへの交換はアリでしょう。
ファミマTカードは家族カードを発行できない
ファミマTカードには家族カードがありません。どうしても使いたい家族がいる場合、本人名義の本カードを別途発行するしかありません。
家族共通でVポイントを貯めたい場合などにも不向きなクレジットカードとなっています。
ファミマTカードのまとめ
- ファミマ利用者であればお得なクレジットカード
- 旅行代金の割引、TSUTAYAレンタル年会費が無料などの特典もある
- 流通系カードなので審査は比較的難しくないと考えられる
- 国内、海外ともに旅行損害保険は付帯されていない
- デフォルトでは「リボ払い」なので、手数料が嫌な場合は一括払いに変更がおすすめ
- マイルを貯める目的のカードとしてはあまり効率的とは言えない