共通ポイントの代名詞と言っても過言ではない有名な「Vポイント」。
でも、なんとなくVポイントカードが財布に入っていたり、効率的な貯め方を知らない人も多いのではないでしょうか?
実は、クレジットカードを使うとVポイントはザクザク貯められます!
今回はVポイントを貯めるのにオトクなクレジットカードの比較など、VポイントとVポイントに関わるクレジットカードのことを徹底的にまとめました。
最後まで読めばきっとVポイントへの見方が変わりますよ!
目次
Vポイントはクレジットカードで効率よく貯まる?
日本全国で有名な共通ポイント「Vポイント」ですが、実は通常のVポイントカードよりもクレジットカードのほうが「Vポイント」が貯まりやすいって知ってましたか?
実際に例をご紹介します。
Vポイントカード(クレジットなし)よりもクレジットカードの方が貯まる!
通常のVポイントカード(クレジットなし)を提示して買い物をした場合、基本的には200円ごとに1Vポイント貯まるので還元率は0.5%です。決して高いとは言えませんよね。
ただし、一部店舗では100円につき1ポイントが付与されるので、還元率は1%です。
Vポイントカード一体型クレジットカード、例えばファミマTカードなら下記のように買い物でVポイントが貯まります。
- 提携先でのカード提示で100円or200円につき1ポイント
- カード利用による付与ポイントで200円につき1ポイント
ショッピングポイントとクレジットポイントでVポイントを二重取りできるということですね。
分かりやすくファミリーマートで2,000円の買い物をした場合のシミュレーションをしてみましょう。
- Vポイントカード(クレジットなし)の場合:カード提示した際に200円につき1ポイント付与されるため、もらえるポイントは10ポイント。
- ファミマTカード(Vポイントカード一体型クレジットカード)の場合:カード提示した際に200円につき1ポイント、さらにカード決済で200円につき1ポイントが付与されるためもらえるポイントは20ポイント。
この条件でそれぞれ月に15回買い物をしたとすると・・・
Vポイントカード | 1ヶ月150ポイント |
---|---|
ファミマTカード | 1ヶ月300ポイント |
年間に置き換えてみると・・・
Vポイントカード | 1年(180回)1,800ポイント |
---|---|
ファミマTカード | 1年(180回)3,600ポイント |
日々のコンビニの買い物だけでもこれだけの差が出ることになります。
Vポイントをざくざく貯めるならVポイントカード一体型クレジットカードのほうが断然オトクですね。
100円につき1ポイントが付与される店舗
通常のVポイントカード(クレジットなし)でも、100円につき1ポイント付与される店舗もあります。以下に代表的なところをまとめました。
エンタメ | 復刊ドットコム、Ameba |
---|---|
ドラッグストア | ウエルシア、ハックドラッグ、ハッピードラッグ、マルエドラック、B.B.ON他 |
ネットショッピング | ウエルシアドットコム、オートバックス・ドットコム、GREEN DOG |
飲食店 | 上海エクスプレス、ニューヨークニューヨーク他 |
この場合もVポイントカード一体型ならさらにお得!ということになりますね。
※最新情報は以下Tサイトのページにてご確認ください
提携先サービス早見表 | Tサイト[Vポイント/Vポイントカード]
Vポイントを貯められる二種類のクレジットカード
Vポイントを貯めるのはクレジットカードがオトクというのは前述のとおりですが、Vポイントを貯められるのはVポイントカード一体型クレジットカードだけではありません。
Vポイントを貯められるクレジットカードは以下の2種類があります。
- Vポイントカード一体型クレジットカード(Tポイントカードプラス、ファミマTカードなど)
- 貯めたポイントをVポイントに交換できるクレジットカード(中でも交換レートの良いものが◎)
両者ともさまざまな種類がありますが、代表的なところをまとめておきます。(Vポイント還元率などにそれぞれ差があるので、後ほどいくつかのおすすめカードとその特徴をご紹介します。)
Vポイントカード一体型クレジットカード
- Tポイントカードプラス
- Tポイントカードプラス PREMIUM
- ファミマTカード
- 日立チェーンストールVポイントカード
- 島忠・HOME'S Vポイントカード
- TSUTAYA Wカード
それぞれ記事後半で特徴をご紹介しますが、Vポイントカード一体型クレジットカードの中で還元率が高く特におすすめなのは以下です。
- 通常Vポイント還元率0.5%、ファミマで最大3%のファミマTカード
年会費無料で電子マネーも対応しており、普段の買い物使いに非常に便利なクレジットカードです。(詳しくは後述します)
貯まったポイントをVポイントに交換できるクレジットカード
こちらは挙げるとキリがないのですが、Vポイント還元率で考えると年会費無料の高還元率カードの代名詞「オリコカードザポイント」が最もおすすめです。
年会費無料でAmazonにも◎。サービスよりもポイント還元率に強みのある、iDとQUICPayをダブル搭載した稀有な一枚。
- 節約◎
- 電子マネー
- 買い物◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.50~2.50% |
どのカードもVポイントではなくそれぞれのポイントプログラムに応じたポイントが貯まり、それをVポイントへ交換する形になります。
なので通常のポイント還元率に加えて「Vポイントへの交換レート」と「結果的なVポイント還元率」を考える必要がありますね。
オリコカードザポイントを含め、貯めたポイントをVポイントへ交換できるいくつかのクレジットカードを比較してみましょう。
カード名 | ポイントプログラム | ポイント還元率 | Vポイントへの交換レート | Vポイント還元率 |
---|---|---|---|---|
三井住友クラシックカード | ワールドプレゼント | 1,000円=1ポイント | 1ポイント →4.5Vポイント |
0.45% |
JCB CARD W | Oki Dokiポイント | 1,000円=1ポイント | 1ポイント →4.5Vポイント |
0.45% |
アメリカン・エキスプレス・カード | メンバーシップ・リワード | 100円=1ポイント | 300ポイント →100Vポイント |
0.33% |
オリコカードザポイント | オリコポイントゲートウェイ | 100円=1ポイント | 1,000ポイント →1,000Vポイント |
1.00% |
セゾンカードインターナショナル | セゾン永久不滅ポイント | 1,000円=1ポイント | 100ポイント →450Vポイント |
0.45% |
P-one Wizカード | ポケットポイント | 1,000円=1ポイント | 100ポイント →500Vポイント |
0.50% |
DCカードJizile | DCハッピープレゼント | 1,000円=3ポイント | 100ポイント →400Vポイント |
1.20% |
通常還元率で考えた場合のVポイントの貯めやすさは、オリコカードザポイントとDCカードJizileが頭一つ抜けた形になりました。
ただし、カードによって特約店やキャンペーンなどはまちまちです。
さらに経由してネットショッピングをすると○○倍!というポイントモール等もあるので「Vポイント還元率が高い=あなたにとってVポイントが貯まりやすいクレジットカード」とは限らないと覚えておきましょう。
Vポイントカード一体型クレジットカードのメリット
オリコカードザポイントなどを見ると、「通常時の還元率も高いしVポイントも貯められるならコレ一択ではないか…?」と思う方もいるかもしれません。
でも、Vポイントカード一体型クレジットカードにも大きなメリットがあります。
持ち運びが楽になる
Vポイントカード一体型クレジットカードのメリットはなんといっても「持ち運びが楽になる」ということ!一体型なら「Vポイントカードを提示して、別のクレジットカードで決済して…」という手間がないのが嬉しい点です。
財布に入っているポイントカードは増えすぎて結局使わずお蔵入りというケースも多々あると思いますが、Vポイントカード一体型クレジットカードは「クレジットカード」なので、粗末に扱うことはしませんよね。
カード提示+クレカ利用のポイント二重取り
先述のとおり、Vポイントが貯まる店舗ではVポイントカード一体型クレジットカードの提示+Vポイントカード一体型クレジットカードで決済によってポイントの二重取りができます。
Vポイントカードを提示する店舗ではない場合もクレジットカードとして使えてその都度Vポイントも貯まるので、Vポイントを貯めたい人には非常に便利です。
Vポイントに交換できるクレジットカードのメリット
逆に、Vポイントに交換することで貯めるクレジットカードにもメリットがあります。
ポイント交換先を柔軟に検討できる
クレジットカードで貯めたポイントはVポイントに限らず、さまざまなポイントやアイテム、サービスに交換することが可能です。
例えば、半分はVポイント、もう半分はマイルに交換するなど、ポイント交換先を柔軟に選んで貯めていくことができます。ただし、交換にちょっと手間はかかるのでご注意を。
幅広い強みからカードを選択できる
クレジットカードには「ポイント還元率が高い」「付帯保険が充実している」といった強みがそれぞれあります。
Vポイントと交換できるクレジットカードは多数存在しているため、豊富な種類の中から「自分の使い方に合った強みのあるカード」を選ぶことができるのは魅力ですね。
ファミリーマートやウエルシア薬局、TSUTAYAが生活圏内の重要箇所にある方は「Vポイントカード一体型クレジットカード」を一枚持っておいて損はないでしょう。
特にファミマTカードなどは年会費無料なので、二枚目以降のクレジットカードとしてもおすすめです。
Vポイントを貯める定番!Vポイントカード一体型のおすすめクレジットカード3選
ここからは、Vポイントを貯めるのにおすすめのクレジットカードを見ていきましょう。
まずは定番「Vポイントカード一体型」のおすすめクレジットカードを2つご紹介します。
ファミマTカード
ファミマTカードもVポイントカード一体型クレジットカードの中で非常に人気のあるクレジットカードです。
通常還元率は0.5%と高くはありませんが、クレジットカードもETCカードも年会費や入会金が無料で、ファミリーマートでの買い物が非常にお得になります。
さらに「ファミランク」という制度もあり、月間のファミリーマート利用金額によって付与ポイント倍率も変動します。
ファミランク | ファミマ利用金額(月間) | ポイント |
---|---|---|
ゴールド | 15,000円以上 | 3倍(200円につき3ポイント) |
シルバー | 5,000円~14,999円 | 2倍(200円につき2ポイント) |
ブロンズ | 4,999円以下 | 1倍(200円につき1ポイント) |
nanacoチャージでも0.5%のポイントがつくので、公共料金はセブンイレブン×チャージしたnanacoで支払うといったことも可能です。
Tポイントカードプラス
Tポイントカードプラスは一言であらわすとTSUTAYAでオトクなVポイントカード一体型クレジットカードです。
基本還元率は0.5%(200円で1Vポイント)ですが、TSUTAYAでの利用は最大6倍の3.0%になります。
TSUTAYAはランクアップサービスがありますが、TポイントカードプラスとVポイントカード(クレジットなし)を比較すると下記のようになります。
TSUTAYAランク | ランクアップ条件 | Tポイントカードプラス | Vポイントカード |
---|---|---|---|
ブロンズ | 月に1日以上TSUTAYA利用 | 翌月Vポイント4倍 | 特典なし |
シルバー | 月に3日以上TSUTAYA利用 | 翌月Vポイント5倍 | 翌月Vポイント2倍 |
ゴールド | 月に5日以上TSUTAYA利用 | 翌月Vポイント6倍 | 翌月Vポイント3倍 |
かなり差が出てきますね。TSUTAYAをよく利用する方は一枚持っておいて損はないカードと言えるかもしれません。
さらに、TSUTAYAのレンタルで更新費用がかからず手続きもないので、複数のカードを持ち歩かなくても済むのもメリットです。
Vポイントを貯めやすい!交換可能で高還元率のおすすめクレジットカード2選
続いて、Vポイントをざくざく貯めやすい、交換可能な高還元率のオススメクレジットカードを3つご紹介します。
DCカードJizile
DCカードJizile(ジザイル)は年会費無料のカードのなかで、最高峰の還元率を誇るクレジットカードです。
毎月のショッピング利用1,000円ごとにDCハッピープレゼントのポイントが3ポイント貯まり、1ポイントは5円相当なので還元率は約1.5%です。
DCカードJizileはリボ専用カードですが一括払いもできるので、手数料や金利なく利用することも可能です。
記事前半のVポイント交換レート表でも書いたとおり、Vポイントへの交換は100ポイント→400Vポイント。つまり、1.2%の還元率でVポイントを貯めるカードとしても利用できます。
オリコカードザポイント
年会費無料でAmazonにも◎。サービスよりもポイント還元率に強みのある、iDとQUICPayをダブル搭載した稀有な一枚。
- 節約◎
- 電子マネー
- 買い物◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 無料 | 1.50~2.50% |
オリコカードザポイントはその名のとおり、ポイントがザクザク貯まるクレジットカードです。
年会費は永年無料で、基本還元率は1%。さらに入会から半年はポイント2倍という強みもあります。
さらにオリコモールというポイントモールを経由して買い物をすると、経由のボーナスポイントと他にオリコモールの加算ポイントが0.5%上乗せに。
つまり仮にオリコモールを経由してポイント10倍のショップでオリコカードザポイントを使って買い物をした場合、
- 基本ポイント還元率1%→提携店加算で10%
- オリコモールの加算ポイント0.5%
合計10.5%ものポイントが貯まることになります。
そして、ポイントの交換先が充実しているのもオリコカードザポイントの特徴です。
Vポイントに関しては等価交換で即時利用可能!オリコカードザポイントはVポイントと交換するのにもうってつけのカードといえるでしょう。
貯めたVポイントの使い道は?お得な使い方まとめ
最後にクレジットカードでザクザクと貯めたVポイントのオトクな使い道をまとめておきます。
Vポイント利用可能店舗で使う
Vポイントを利用できるお店で基本的に1ポイント=1円分として使うことができます。
提携先サービス早見表 | Tサイト[Vポイント/Vポイントカード]
Vポイントをさまざまな商品に交換
Vポイントの公式サイト「Tサイト」内に、Vポイント交換用のサイトがあります。
テレビから宝くじ、水まであらゆる商品がそろっているので見るだけでも楽しいですよ!
ウエルシア薬局で毎月20日にVポイントを使う
ウエルシア薬局でポイントを利用するとVポイントの価値が1.5倍になる日があります。・・・それが毎月20日!
例えば毎月20日に2,000円分のVポイントを利用すると、3,000円分の買い物ができます。お会計が398円だった場合はVポイント200ポイントと98円で決済できるということになります。
ウエルシア薬局はVポイントを貯めるのにも向いていて、毎週月曜日にVポイント2倍、毎月15日と16日はシニアデーでVポイント3倍です。
ぜひ、ウエルシア薬局でオトクにポイントを貯めてオトクに使ってみてください。
Vポイントでふるさと納税をする
ふるさと納税とは、ふるさとや寄附したい自治体に税金を納めると地域の名産品などのお礼が送られてくる制度のことです。
これとVポイント、何の関係があるの?と思いますよね。なんと、Vポイントでふるさと納税ができるんです!
「Yahoo!公金支払い」というサービスを使うことによって、で貯めたVポイントを使ってお金を使わずにふるさと納税できます。
Vポイントを1ポイント1円として使え、差額をクレジットカードで支払うことも可能です。
例えば1万円をふるさと納税するとして、Vポイントを6,000ポイント使ったとします。残りの9,400円はクレジットカード決済でOKになります。
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)で現金化
PayPay銀行ではVポイント100ポイントにつき85円のレートで交換することが可能です。
交換対象は1,000ポイント以上から、100円単位です。例えば1,100ポイントを現金化すると935円になります。
Vポイントの現金化は嬉しいところですが、交換レートが悪くなってしまうのが残念な点です。
PayPay残高へのチャージ
2022年4月より、VポイントをPayPayポイントに交換ができるようになりました。
交換は1ポイント以上1ポイント単位で可能。1日20,000ポイント、月間50,000ポイントを上限に交換ができますよ。
同タイミングからYahoo関連のサービスでVポイントの利用ができなくなりましたが、PayPayポイントに交換する方法を利用すれば、手持ちのVポイントをこれまでどおり、Yahoo!ショッピングやLOHACOでの買い物に使用することができますね。
ANAマイルへの交換
VポイントはANAマイルとの交換もできます。
500ポイントが250マイルになるので、交換レートとしては半分になってしまいますが、1マイル数円の価値があると考えれば等価交換~お得なケースもある、という考え方もできます。
実はANAマイルのためにVポイントを貯める人も少なくありません。この機会にVポイントをANAマイルに交換することを目標としてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?今回はVポイントをザクザク貯めるのにおすすめのクレジットカードをご紹介しました。
Vポイントカード一体型クレジットカード、Vポイントに交換できる高還元率クレジットカード…あなたはどちらを選びますか?