
クレジットカードを持てない人でも発行することができるデビットカード。利用している人も多いのではないでしょうか。
そんなデビットカードは海外でも非常に使い勝手がいいということをご存知でしたか?
そこで今回は
- デビットカードの基礎知識
- デビットカードが海外でおすすめな理由と注意点
- 海外利用でおすすめのデビットカード7枚と選び方
について詳しくまとめました
目次
デビットカードはどんなカード?クレジットカードの違い
- デビットカードって聞いたことあるけどクレカとどう違うの?
- デビットカードってプリペイドカードみたいなもの?
上記のような方も多いと思いますので、まずはデビットカードの概要を触れておきます。
デビットカード=銀行と紐づいた決済カード
クレジットカードはご存知のとおり、利用代金の引き落とし(実際の支払い)は翌月等の支払い日ですよね。
利用代金はカード会社が立て替えてくれて、会員はショップではなくカード会社に支払いする仕組みになっています。
デビットカードの場合は、利用代金は銀行口座より即座に全額引き落としになるのです。
利用できる金額の考え方も下記のように異なります。
クレジットカード | 利用可能枠の範囲内 |
---|---|
デビットカード | 紐づいた銀行口座の預金残高分 |
たとえば銀行口座に30万円の預金があれば、デビットカードを利用できる上限は30万円までとなります。銀行口座の預金残高を越える利用はできないので、クレジットカードでは使い過ぎるかも…という心配がある方にも向いています。
国際ブランド付きのものは、使い方はクレジットカードと一緒
デビットカードもクレジットカードと同様、VISAやJCBといった国際ブランドが付いているものがあり基本的には世界中の加盟店でカード決済が可能です。
実店舗でお支払いする時はサイン、または暗証番号の入力が必要ですが、ネット通販ではデビットカード情報の入力を行なうだけなので簡単ですね。
口座にあるお金を使うから審査の必要もなし
多くの方、特にフリーターの方や学生さん、主婦の方にとってクレジットカードを発行する大きな壁と言えるのが「入会審査」ですよね。
デビットカードは口座の預金を利用するだけなので、発行審査がないのも特徴です。(カード会社からしても貸し倒れのリスクがないため)
また、クレジットカードは基本的に「高校生を除く18歳以上」でないと発行できませんが、デビットカードは「中学生を除く15歳以上」のものも多くあります。
- クレジットカードの審査が通らない方
- 子供にクレジットカードはまだ早い…と考える親御さん
上記のような方にもデビットカードは非常におすすめです。
デビットカードを留学で使うメリット
銀行口座から即時で利用代金が引き落とされるデビットカード。
実は
- 海外のショッピングで利用できる
- 現地通貨を引き出すことができる
- 海外旅行保険がついているものもある
といったように海外での利用にかなり適しているカードなのです。
それでは海外での利用に便利なポイントを詳しく解説していきます。
海外のショッピングでクレジットカードと同じように利用できる
国際ブランドがついているものではクレジットカードと同様に海外の加盟店で利用することができます。
ここで「国際ブランドがついているものは」と記述したのはデビットカードには
J-Debit | 海外で利用できない |
---|---|
VISA/Mastercard/JCB | 海外でも利用可能 |
の3種類があることをまず理解する必要があります。
J-Debitは銀行のキャッシュカードがそのままデビットカードになったもので国内の「J-Debit」のマークがある店舗でしか使うことができません。
発行されている枚数はVISA/MastercardやJCBなどの国際ブランドがついているものよりも「J-Debit」の方が圧倒的に多いです。
つまり「デビットカードは海外で使えるんだ!」という認識は大間違いでVISA・Mastercard・JCBのマークがついているものは海外でも利用できるということですね。
海外事務手数料がかかることには注意
デビットカードを海外の店舗で使う場合には円をVISAやJCBの為替レートで外貨に交換されて支払われる形になります。
その金額に対してデビットカードごとに定められた事務手数料が1.6%〜3.0%ほどかかります。
ただ、クレジットカードでも海外利用の際には事務手数料がかかるので、デビットカードのデメリットとは言い難いです。この事務手数料は仕方がないものとして認識しておきましょう。
ただ、後ほど紹介しますが条件によっては
- ソニー銀行デビットカード
- 住信SBIデビットカード
のように事務手数料が無料になるデビットカードもあるので注目してみてください!
現金よりも使い勝手が良い
デビットカードは前述したように口座残高の範囲内でしか利用できず、即時引き落としとなります。
つまりは現金を持ち歩くかカードを持ち歩くかだけでさほど現金決済と大きな差はありません。
しかし、この現金を持ち歩く必要がないというのがかなりのミソで
- 食事やショッピングの度に慣れない通貨を探して出さなくてもよい
- 現金よりも盗まれるリスクが軽減する
→盗む側のとってはデビットカードよりも足がつきにくい現金の方が好む傾向にあるため
といったようにデビットカードでは現金決済の悩みを解決することができるのです。
現地通貨を引き出すこともできる
デビットカードは海外でのショッピング時に利用できるだけでなく、口座残高内の範囲内で現地通貨を引き出すこともできます。(海外キャッシング)
チップや屋台での支払いはクレジットカードもデビットカードも使えません。
その意味では、デビットカードの現地通貨で引き出せる機能は大きなメリットとなるのです。
海外キャッシングは為替レートがお得になる?
現地通貨を手に入れるには両替所で交換するのが一般的な方法ですよね。
この場合両替手数料は約2~3%となっており、仮に10万円を交換するためには最低でも2,000円~3,000円の手数料が。
一方、デビットカードで海外キャッシングをする場合は
- VISAやJCBの為替レートに事務手数料(1.6〜3.0%)をかけたもの
- ATM手数料(無料〜220円(税込))
となっており、400〜500円程度で済も事もあり、お得になるケースが多いですよ。
現地通貨を引き出す方法
世界各国の空港や都市、コンビニエンスストアなどに設置されているATMで現地通貨を引き出すことができます。
VISA・Mastercard・JCBで引き落とせるATMは異なりそれぞれ以下のマークがついているATMを利用することができます。
VISA | VISA・PLUS |
---|---|
Mastercard/JCB | JCB・Cirrus |
ATMによっては日本語に対応していないこともあるので、英語バージョンで手続きを行う際に出てくる単語をまとめておきます。
ENTER | 入力 |
---|---|
PIN | 暗証番号 |
WITHDRAWAL | 引き出す |
SELECT DISPENSE AMOUNT | 引き出し金額の選択 |
海外旅行傷害保険付帯で安心
デビットカードには海外旅行保険が付帯しているものもあります。
留学先でなにかしらの事故が起きた場合、それが例え過失であったとしても私たちには発生した損害を支払う義務があります。
例えば交通事故であったり、病気にかかってしまったりと様々なトラブルが考えられますよね。
海外でのちょっと入院しただけで数百万かかることなんてざら。
海外旅行保険ではこういった費用を負担してくれるもので安心して留学に励めますよ!
盗難・紛失保険も付帯
さらにデビットカードでは、
盗難・紛失保険 | クレジットカードが盗難や紛失により不正利用された場合、損害を補償してくれる |
---|---|
ショッピングカード保険 | 購入した商品の破損や紛失などのトラブルに対して補償 |
といったような各種充実した保険がついているものがあります。
留学で治安があまり良くない地域に行く時も、これらの保険があるデビットカードを持っていればより安全・安心です。
デビットカードは子供の留学にも向いている!
デビットカードは海外での利用にオススメできるということは十分におわかりいただけたと思いますが、その中でもとりわけお子さんの留学にオススメできます。
最近では中学生や高校生など早いうちからお子さんに留学させる方も多いですよね。
その際には現金はもちろんですが、何があるか心配なためクレジットカードやデビットカードなど現金以外の決済手段も持たせたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、クレジットカードの場合だとどこの発行会社であっても本人会員・家族会員問わず高校生を除く18歳以上の方」という年齢条件があり、中学生や高校生のお子さんには持たせることができません。
一方デビットカードは15歳以上から審査なしで作れるものも多く18歳以下のお子さんでも持つことができます!
さらに、口座の範囲内でしか利用できないため、
- 紛失時や盗難時のリスクが軽減される
- お子さんがお金を使い過ぎてしまうことを防ぐ
などのメリットがありお子さんに持たせるにはピッタリのカードになっていますよ!
デビットカードを留学で使うデメリット
デビットカードはデメリットも多いのが特徴ですが、これは留学においても同様です。
分割払いが出来ないとか、口座内に残高が無ければ利用出来ないといった部分、また国際ブランドに該当してても一部の支払いはデビットカードでは出来ないこともあります。
こうしたことはデビットカードの大きなデメリットとして有名ですが、これは海外での利用においても同じです。
分割払い・リボ払いが出来ない
デビットカードは一括での支払いしかできないため、高額な買い物をしたい場合にはその分のまとまったお金を口座内に入れておく必要があります。
学生の留学においては、大きな出費があることは少ないかもしれませんが、社会人になってからの留学などで不動産を借りたり中長期的に住むなどの場合は、思わぬ出費がある可能性もあるため、デビットカードは不向きと言えます。
また、カード会社によっては1日当たり、1回当たりの上限額が決まっていることもあります。
設定によって変更できるケースが大半ですが、1回の利用額や引き出し額によっては、急に使えなくなるということも起こり得ます。
支払いが出来ないお店もある
日本での利用でもほとんど同様ですが、月額料金の支払いやガソリンスタンドでのガソリンの支払いにはデビットカードは利用できません。
留学先で車に乗ることは稀かもしれませんが、何らかのサブスクサービスなどでカード感覚で月額利用料を払おうとしても払えないということがあります。
キャッシング機能が無い
デビットカードはあくまでも口座の残高で支払うため、現金が必要になった場合はATMなどで残高から引き出す形になります。
キャッシングで借りるということができないため、ATMで現地通貨を引き出したら一気に残高が無くなる可能性があります。
海外利用におすすめのデビットカード7選!選び方のポイントも詳しく紹介
最後に、このセクションでは海外利用におすすめできるデビットカードを
- 海外利用時の事務手数料が安いもの
- 海外旅行保険が付帯しいてるもの
の計7枚紹介したいと思います。
と、その前にまずは海外で利用するデビットカード選びのポイントを確認しておきましょう。
海外で利用するデビットカードを選ぶポイント
海外で利用するデビットカードを選ぶポイントは以下の3つ。
- 事務手数料が安いもの
- 海外旅行保険がついている
- 国際ブランドがVISAのもの
③の国際ブランドがVISAのものをおすすめする理由についてはまだ触れていなかったのでここで解説します。
国際ブランドはVISAのものがおすすめ!
デビットカードには国際ブランドがVISAとJCBのものがありましたが、海外での利用を想定したときにはJCBよりもVISAブランドの方がおすすめです。
VISA・Mastercard、JCBでは以下のような特徴があります。
国際ブランド | 特徴 |
---|---|
VISA | ・クレジットカードの売上高が世界シェアNo.1 ・VISAのカードを所有していれば、国内はもちろん世界中のいたるところで使用することができる ・国際ブランドの中で、一番利便性が高いブランド |
Mastercard | ・VISAに次ぐ世界シェア第2位の国際ブランド ・国内のコストコで唯一利用できるのはMastercardだけ ・全世界の加盟店数はVISAと同等なので、利便性が高い |
JCB | ・日本発の国際ブランドなので、国内でカードが使えるお店ならほぼ利用することができる ・国内では、カード会員数も利用できる加盟店数もトップクラス ・特典が豊富に付帯されている ・国外では利用できないところがまだまだ多い |
一方VISAは数ある国際ブランドの中でも圧倒的なシェアを誇っており、世界中のあらゆるところで利用できるため海外に持っていくのには最適なブランドなのです。表からも分かる通り、JCBは国内初のブランドのため国内での利用では便利ですが海外だとまだまだ利用できないところが多いです。
海外での事務手数料が安いデビットカード3選
事務手数料が安いと、両替をするよりもデビットカードで支払ったりキャッシングをした方がやすくなるため、海外で利用するデビットカードは事務手数料がなるべく安いものに限ります。
海外での事務手数料が安いものは
- ソニー銀行(Sony Bank WALLET) VISAデビットカード
- 住信SBIネット銀行デビットカード
- イオン銀行デビットカード
の3種類のデビットカードです。
それではそれぞれについて詳しくみていきましょう。
ソニー銀行(Sony Bank WALLET) VISAデビットカード
出典:ソニー銀行公式サイト(https://moneykit.net/visitor/sbw/)
Sony Bank WALLET VISAデビットカードのポイントは以下とおりです。
- 国内での利用で0.5%〜最大2.0%キャッシュバック
- ゆうちょ銀行やセブン銀行、イオン銀行ATM手数料や時間外手数料が無料
- 外貨口座を開設すると海外での利用でも手数料無料
ショッピングの際にかかる事務手数料が1.79%と他のデビットカードと比較してかなり安めです。
さらに外貨口座を開設すると事務手数料が一切かからず、海外ショッピング手数料無料で決済をすることができるのです。
この場合かかるのは円口座から外貨口座へお金を移す時の手数料のみでクレジットカードや現金と比べても圧倒的にお得になりますよ。
支払い方法 | 為替手数料 | 1,000ドル利用時の円換算 |
---|---|---|
Sony Bank WALLET | 1ドルあたり15銭 | 100,150円 |
クレジットカード | カード会社所定為替レートの1.63% | 101,630円 |
現金 | 1ドルあたり2円90銭 | 102,900円 |
対応している外貨は以下の通り。

好きなタイミングで円普通預金から外貨預金に移行することができるので、レートが良い時にあらかじめ両替しておくようにしましょう。
また、外貨預金口座で残高不足の場合でも「円からアシスト」というサービスで、円から外貨に瞬時にに両替され問題なく支払いをすることができます。
また、外貨口座を開設している場合でもキャッシングの際には事務処理経費1.79%とATM手数料200円ほどがかかることには注意が必要です。
住信SBIネット銀行デビットカード
住信SBIネット銀行デビットカードのポイント
- ATM手数料や他行宛振り込み手数料がランクに応じて最大月20回まで無料
- 毎月発生する電気・ガス・水道・携帯電話料金などの支払いができる
- 家計簿アプリ「Money Foward for 住信SBIネット銀行」で楽々管理
住信SBIネット銀行デビットカードは海外事務手数料2.5%とソニーデビットカードよりは高いものの、他のデビットカードよりは安めに設定されています。
さらに米ドルに限り、海外事務手数料2.5%分を年間30回までポイントバックされるため、手数料が実質無料でショッピング可能になります。
ただし米ドル以外決済では2.5%の手数料が発生するので「アメリカでの利用がお得」という風に捉えるのが良いでしょう。
イオン銀行デビットカード
イオン銀行デビットカードのポイント
- イオンでの利用で様々な割引や優待が受けられる
- ただし、JCBブランドしか選択できないことには注意が必要
イオン銀行デビットカードの海外事務手数料は1.60%とデビットカードのなかで一番安くなっており、海外で少しでもお得に利用したい人にはオススメできるカードとなっています。
ただ、ソニーや住信のデビットカードのように事務手数料を無料にする手段がありません。
また、JCBブランドであるため、VISAブランドのものより海外で使える加盟店は少なく使い勝手がいいとは言えません。
海外旅行傷害保険がついているデビットカード4選
クレジットカードを持てない人は事務手数料よりも海外旅行保険を重視したい人も多いはずです。
そこで海外旅行傷害保険が付帯している
- Oliveフレキシブルペイ
- Financial Pass VISAデビットカード
- 楽天銀行ゴールドデビットカード(VISA)
- みずほJCBデビットカード
の3種類のデビットカードを紹介します。
Oliveフレキシブルペイ
キャッシュカード、デビット、クレジット、ポイント払い、追加したカードでの支払いが一体となったオールインワンカード。
初年度年会費 | 2年目~年会費 | ポイント還元率 | 電子マネー等 |
永年無料 ※一般ランク |
永年無料 ※一般ランク |
~20%(※) |
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三井住友銀行のOliveフレキシブルペイであれば一般で最高2,000万円、ゴールドは最高2,000万円、プラチナプリファードは最高5,000万円の海外旅行保険がが付帯されています。
三井住友銀行Olive(オリーブ)は1枚でクレジットカード、デビットカード、ポイント払い、追加したカードでの支払いと、4つのキャッシュレス決済に対応しているので、海外だけでなく、国内でも非常に使い勝手が良いですよ。
Financial Pass VISAデビットカード
Financial Pass VISAデビットカードはANAが発行しており、マイルがたまるデビットカードとして人気です。
海外旅行保険も以下の表のようにかなり充実しています。
携行品損害年間100万円/1旅行10万円(自己負担1事故3,000円)
保険の種類 | 保険金 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 500万円 |
傷害治療費用 | 150万円 |
疾病治療費用 | 150万円 |
賠償責任 | 1,000万円 |
救援者費用 | 150万円 |
ただ、Financial Pass VISAデビットカードでは年間の利用金額に対してマイルが貯まりますが
年間利用額 | 付与されるマイル |
---|---|
100万円以上 | 3,000マイル |
200万円以上 | 8,000マイル |
といったように、最低でも年間100万円以上使わないとマイルが全く付与されないという厳しい条件になっています。
楽天銀行ゴールドデビットカード(VISA)
楽天銀行ゴールドデビットカード(VISA)のポイント
- 1.00%の高いポイント還元率が魅力(1,000円で10ポイント)
- 旅行傷害保険(国内・海外)やショッピング保険が充実している。
- 通話料無料で24時間365日日本語で対応してくれるヘルプデスクがある。
- 万一カードの紛失や盗難に遭ってしまった場合には最短4営業日で発行可能な緊急カードがある。
- 海外から帰国した際の荷物を空港から自宅までの宅配料金が割引に!!
楽天銀行ゴールドデビットカード(VISA)にはかなり充実した海外旅行傷害保険が対しています。
保険の種類 | 保険金 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 |
賠償責任 | 1,000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
その他にも
- 国内旅行傷害保険
- 盗難補償保険
- ショッピングガード保険
が付帯しており保険面が非常に充実したデビットカードになっています。
付帯保険を目的にクレジットカードを海外に持って行きたいが、何らかの理由でクレカを発行することができないという人にオススメしたいカードです。
みずほJCBデビットカード
みずほJCBデビットカードのポイント
- 月1回以上使うことでATM時間外手数料が無料になる
- 年一回以上の利用で年会費が無料
- スマホアプリ「みずほWallet」に登録すると、口座のお金でスマホ決済できる
みずほJCBデビットカードの海外旅行保険は以下の通りです。
傷害死亡/後遺障害 | 最高3,000万円 |
---|---|
傷害治療費用 | 100万円限度 |
疾病治療費用 | 100万円限度 |
賠償責任 | 2,000万円限度 |
携行品損害 | 年間100万円/1旅行20万円(自己負担1事故3,000円) |
救援者費用 | 100万円限度 |
傷害死亡/後遺障害の補償金額が最高3,000万円は、JCBの一般的なクレジットカードと同じ額ですよ。
一般的にデビットカードはクレジットカードと比べて付帯保険が弱いイメージがありますが、みずほJCBデビットには十分すぎる保険が付帯されていると言えますね。
その他にも
- 国内旅行傷害保険
- 盗難補償保険
- ショッピングガード保険
が付帯しており保険面が非常に充実したデビットカードになっています。
ただし名前からも分かる通り、みずほJCBデビットカードはJCBブランドであるため、VISAブランドのものより海外で使える加盟店は少なく使い勝手がいいとは言えません。
みずほJCBデビットカード海外旅行傷害保険が充実していますがJCBブランドなのでVISAブランドのソニーバンクウォレットと二枚持ち
留学先でデビットカードを使う際の注意点
ここまではデビットカードが海外での利用でいかに便利かを説明してきました。
しかし、当然注意する点もあります。
このセクションではデビットカードを海外で利用する際に覚えておくべき注意点を解説していきます。
ホテルなどのデポジットで利用する場合は一時的にお金が引き落とされる
海外のホテルによってはレストランでの飲食代や宿泊料金を踏み倒す詐欺を防止するためにデポジット(預り金)をチェックイン時に支払うシステムを採用しているところもあります。
デポジットは宿泊後に返金されますが、デビットカードの特性上一時的に引き落とされた状態となる為、残高不足に注意する必要があります。
旅行に必要なギリギリの金額ではなく余裕を持った預金残高にしておきましょう。
また、場所によってはデビットカードでデポジットの支払いができないところも意外と多いことにも注意が必要です。
デビットカードが使えない場所もある
海外での利用に非常に適しているデビットカードですが、
- 有料道路の通行料金
- ガソリンスタンドでの支払い
- 航空機の機内販売
などの一部のシーンでは使えないことには注意が必要です。
また、本来は利用できる場所でも会計の際に「デビットカードで」と伝えても店員さんが知らないために決済できないと断られる場合があるので、「VISAで」と国際ブランドで伝えるようにしましょう。
特に東南アジア圏は現金が必須!
アメリカやヨーロッパなどの先進国ではカード決済を導入しているところもかなり多く、コンビニやスーパーをはじめレストランなどでもデビットカードで支払いをできないところはほとんどありません。
しかし、カード決済が浸透していな東南アジア圏に行く際には注意が必要です。
確かに、東南アジアでもホテルやデパートなど、観光客が多い発展している地域ではほとんどの場所でデビットカードで決済できます。
しかし、屋台や地元のコンビニなど、都市部からは少し外れたところではカード決済に対応しているところはほとんどなく必ず現金が必要になってきますよ!
ただ、デビットカードではキャッシングがで簡単に現地通貨を引き出すことができましたよね。
銀行口座に十分なお金を入れておきさえすれば、大量の日本円をわざわざ持って行く必要がないのはデビットカードの大きな魅力です。
まとめ
いかがでしたか?今回はデビットカードが海外の利用におすすめできることを解説しました。
- 国際ブランドがついているデビットカードは海外の加盟店でクレジットカードのように利用できる
- 海外キャッシングをすることができ、場合によっては両替よりもお得
- 15歳以上から持てるものが多くお子さんの留学にもおすすめ
- 国際ブランドはVISA・Mastercard・JCBがあるが、使えるところが圧倒的に多いVISAがオススメ
- 海外での事務手数料が安いものや海外旅行保険がついているものが海外での利用でオススメ