ラグジュアリーカード(チタン)概要
まずは、3種の中で最も持ちやすいとされるラグジュアリーカード(チタン)の概要についてご紹介していきます。
Mastercardが誇る最高ステータスカード。金属製の券面と豪華絢爛なサービスが特徴のプラチナカード。
- 海外◎
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
55,000円 | 55,000円 | 0.50~1.00% | - |
特許取得済みの金属製カード
ラグジュアリーカードはなんと金属製。
日本で現行のカードで金属製を採用しているのは他にアメックス・プラチナ、アメックスセンチュリオンくらいです。
製造工程では46もの特許技術をが用いられており、まるで工芸品のような緻密さ・繊細さを感じます。
重さは約21gとプラスチックカードの4倍近く。ずっしりとした重さから「ラグジュアリー」なものと実感できますよ!
3種のラグジュアリーカードの中で最もベーシックなカード
ラグジュアリーカードは全3種類。
ランク | 年会費(税込) | 券面 |
---|---|---|
ゴールドカード | 22万円 | 24金仕上げ |
ブラックカード | 11万円 | マッドブラック金属製カード |
チタン | 5.5万円 | ブラッシュド加工金属製カード |
今回紹介するラグジュアリーカード(チタン)、通称チタンカードは最もベーシックなカードです。
ベーシックとは言え、年会費は5.5万円(税込)とかなり高め。
受けられるサービスからもプラチナカードに該当すると考えて良いでしょう。
ゴールドは一般申し込み不可
一般申し込みできるのはチタン・ブラックの2種類。
最高ランクに位置するゴールドカードを手に入れるためにはインビテーションが必要です。
ゴールドカードが欲しい人はまずはチタン・ブラックのどちらかを発行し、利用実績を積み重ねましょう。
ラグジュアリーカード(チタン)の6つのメリット
次に、ラグジュアリーカード(チタン)を利用するメリットを6つご紹介。
- とにかく高級感が桁違い!まさに「ラグジュアリー」
- MasterCardなので世界中で利用可能!
- コンシェルジュサービスをメールで利用可能
- プライオリティパスで高級空港ラウンジを使い放題
- ビジネスカードも発行可能
- ラグジュアリーカードならではのユニークな特典が多数
特典を見る限り、海外が絡むとベネフィットが高くなるカードだと言えます。
メリット1.とにかく高級感が桁違い!まさに「ラグジュアリー」
ラグジュアリーカードはその高級感が凄まじく、カードデザインや質感においては他の追随を許しません。
「ブラッシュド加工」(金属素地に研磨目を入れる加工方法)によって細かな部分まで高級感が行き届いている、まさに「ラグジュアリー」なカード。
その触り心地はひんやりとした上品なもの。
分厚さや質感をあえて身近なもので例えるならば「鉄板焼きの返し」が近い気がしますね。
ボックスで自宅に届けられる
クレジットカードは封筒に入れられて届くのが一般的ですよね。
しかし、ここでも常識を覆してくるのがこのラグジュアリーカード。
チタンカードを始め3種全てが、しっかりとした箱に梱包され郵送されてきます。
日本語表記が一切ない
ラグジュアリーカードの券面、裏面は全て英語。日本語の表記が一切ありません。
どんなにステータスの高いクレジットカードでも、裏面に注意書きなんかが日本語で書かれていると少しダサい感じがしますよね。
発行を司っている「アプラス」という文字すらも入っていないので、世界を股にかけて活躍する方にはピッタリです。
メリット2.MasterCardなので世界中で利用可能!
ラグジュアリーカードチタンで選択できる国際ブランドはMasterCardです。
VISAに次いで2番目の決済率を誇るMasterCardの加盟店数は堂々の一位。
CMでも「世界で最も多くの場所で使える」と公言しており、日本国内のみならず海外旅行先でも利用できない場所はまずないでしょう。
その他にも以下のように様々なメリットがあります。
- 世界各地での利用に長けており、海外で活躍する
- MasterCard会員限定の豪華特典がある
- 会員ステータスによる優待サービスがある
VISAやJCB、アメックスなど他の国際ブランドこそ選択できませんが、実用面・サービス面では全くデメリットにはならないでしょう。
最高ランクのワールドエリートなのでサービスが充実
MasterCardの会員ステータスは下記のような6段階に分かれています。
- スタンダード
- ゴールド
- チタン
- プラチナ
- ワールド
- ワールドエリート
ランクが上がるにつれて提供される特典やサービスなどが追加されるように。
最高ランクの「ワールドエリート」に位置付けされるラグジュアリーカードでは以下のような豪華な特典を全て利用可能です。
- ■Priceless Cities
- 世界各地で様々な体験をしたり、優待を受けることができる
- ■各種旅行サービス
- 手荷物無料宅配サービス、ホテルでの優待、航空券の割引などが該当
- ■MasterCard taste of Premium
- 高級レストランでの優待や、出張や旅行に関する特典が付帯
- ■ワールドMasterCard
- MasterCard厳選の旅行・飲食・ゴルフなどの高級店を優待価格で利用
実は日本で現行のクレジットカードでワールドエリートに分類されているのはラグジュアリーカードのみ。
同列のステータスが認められているカードは他になく、ポルシェカードやリワードワールドカードが1つ下のワールドのランクに位置付けされている状況です。
旅行先や特別な記念日を非日常的に演出したい人にはぴったりのカードですね。
メリット3.コンシェルジュサービスをメールで利用可能
ホテルや旅行などの予約代行をしてくれるコンシェルジュサービスももちろん付帯。
その対応はかなり柔軟。
例えば「今週の木曜日に取引先の社長と会食をするから、赤坂付近で個室のある和食屋を抑えてくれ」や「ゴールデンウィーク中にハワイに行きたいから、一泊5万円以内でホノルル近郊の3つ星以上のホテルを抑えておいてくれ」とかなり具体的なものでもOKです。
多くのクレジットカードでは、コンシェルジュサービス利用時には電話でのやりとりが必須です。
一方、ラグジュアリーカードチタンではこのやりとりをメールで行えるんです。
電車の中や友達といる時、仕事が忙しく片手間でサービスを利用したい時なんかもメールでささっと依頼できるのは非常に便利。
電話が苦手、話すのが面倒と感じる方にとってはかなり嬉しいですね。
メリット4.プライオリティ・パスで高級空港ラウンジを使い放題
航空会社が運営する高級空港ラウンジを利用できる会員制のカードにプライオリティ・パスというものがあります。
ラグジュアリーカードチタンでは年429ドルもかかるプレステージ会員を無料で取得可能。世界中約1.200ヵ所以上の高級空港ラウンジが無料で使えちゃうんです。
https://www.prioritypass.com/ja/airport-lounges
ただ、家族カードでは発行不可なカードも少なくなく、同伴者の料金(32ドル)が毎回取られることも。
その点ラグジュアリーカードチタンでは家族会員も無料で発行可能なので、夫婦での海外旅行にも重宝しそうですね。
2022年4月13日現在でのレートで計算すると、プレステージ会員年会費429ドルは約54,000円相当。
この時点で年会費の元をほとんど取れてしまうので、海外への出張・旅行が多い人にとってコスパ抜群なカードですよ。
メリット5.ビジネスカードも発行可能
発行開始当初は個人向けカードのみの取り扱いでしたが、2017年11月よりビジネスカードも発行可能に。
優待やサービスなどの特典は個人向けのチタンカードと全く同じです。
接待や会食時の経費を節約することができますね。
海外出張の際も、ラウンジや手荷物配送など使えるサービスは多いので、経営者の方には是非ともおすすめしたいです。
メリット6.ラグジュアリーカードならではのユニークな特典が多数
ラグジュアリーカード(チタン)には、他のカードにはあまり見られない以下のような独自の特典が付帯しています。
国際線手荷物無料宅配サービス | 手荷物を最大3個まで往復配送 |
---|---|
Luxury Card Hotel&Travel | ホテルでの優待、部屋のアップグレード |
ラグジュアリーアップグレード | レストランでコース料理のアップグレード |
ラグジュアリーダイニング | レストランに2名以上の予約で1名が無料に |
カフェ・バー優待 | Pierothが運営するカフェ・バーでの優待 |
全国映画館優待 | TOHOシネマズで月に1度無料で鑑賞できる |
新生プラチナ | 新生銀行が提供するサービスの優待 |
海外のみならず国内の細かなシーンでも活用できる特典が豊富に付帯されていることがわかります。
特に、映画を月に一度無料で鑑賞できるというのはユニークな特典。
単純計算で、「1800円(映画料金)×12ヶ月=21,600円」と、2万円近くお得に。
毎月必ず利用すれば年会費の半分近くはお得にできるわけです。
ラグジュアリーカードチタンは受けられるメリットと年会費を天秤にかけた時、圧倒的にコストパフォーマンスが高いと言えます。
ラグジュアリーカード(チタン)の3つのデメリット
今すぐにでもラグジュアリーカードを発行したいのは山々ですが、発行まえに把握しておくべき注意点やデメリットがあります。
- ポイントプログラムはいまいち
- 金属製であるため機械を通せず利用できないことも
- 特典・サービスを使いこなせないと宝の持ち腐れに
それほど、大きなものではありませんが、申し込み前の確認程度の気持ちで読んでおきましょう。
1.ポイントプログラムはいまいち
ラグジュアリーカードは1,000円で2ポイント(1ポイント=5円相当)が貯まるポイント還元率0.5%のカード。
これはクレジットカードの中でもなんとも平均的な値です。
ただ、プラチナクラスのカードはなべてポイント還元率が高くない傾向にあるので、悲観的に捉える必要はありません。
「ポイントのお得さよりも、サービスの質で勝負!」というカード会社の意思が伝わってきますね。
とはいえポイントアップのチャンスも多い
とはいえ、他のプラチナカードと比較するとボーナスポイントがもらえるチャンスが多い傾向に。
- 年間利用額に応じたボーナスプレゼント
- 海外ではポイント還元率が2倍に
- 誕生月は国内外での利用で+0.5%
JAL・ANAどちらのマイルにも交換可能と使える幅も広いと言えるでしょう。
ポイントプログラムは公式サイトがわかりやすいですよ。
2.金属製であるため機械を通せず利用できないことも
金属製であるラグジュアリーカードは一部利用できない店舗が。
ご利用いただけない加盟店
■コインパーキング(Times24、三井のリパークなど)
■スピードパス(エッソ・モービル・ゼネラル)一部ご利用いただけない加盟店
以下、一部店舗ご利用いただけない場合がございます。
■昭和シェル石油
■エッソ・モービル・ゼネラル
■ファミリーマート
■セブンイレブン
■コミュニティ・ストア
コインパーキングやガソリンスタンドでは利用できないことが多いみたいなので、ラグジュアリーカードでの決済は避けましょう。
金属製であるがゆえ柔軟性がないラグジュアリーカードは曲がらないため、このような決済機を導入している店舗では利用できないのです。
プラスチック製のカードは発行してもらえない
残念ながらラグジュアリーカードではプラスチック製のカードを追加で発行できません。
同じく金属製のアメックスプラチナでは別途プラスチック製のカード(セカンド・プラチナ・カード)を発行できるので、この点はデメリットといわざるを得ないですね。
サブカードとしては年会費無料で維持費がかからないものがおすすめです。
国際ブランドはVISAを選択すれば、より多くのお店でカード決済できるようになりますよ。
3.特典・サービスを使いこなせないと宝の持ち腐れに
ラグジュアリーカードチタンのように高額の年会費が掛かる場合には、その分付帯している豪華な特典を利用しなければ損をするだけです。
今回紹介したメリットや特典などを見て、自分には合わなそうだと感じるのであれば、ラグジュアリーカードを発行する意味はあまりありません。
例えば、以下のように特典を積極的に利用しているのであれば実質支払う年会費をお得になる金額が打ち消し、実質無料のように扱うことも可能。
- レストランで1名分無料にしてもらう
- プライオリティ・パスを利用する
- 優待割引のサービスを積極的に利用する
一方、単なるショッピング利用/映画館の特典のみ利用など、年会費を回収できない利用の仕方をしているのであれば完全に損ですね。
審査難易度はどれくらい?
入会申込書の年収記入例が「2000万円」と記載されており、求められる基準はかなり高め。
審査通過には最低でも500万円~700万円程度の年収が必要と言われている。
ただ、20際以上から申し込み可能と、ラグジュアリーカードの入口的な意味でも実際の審査難易度はもう少し低い可能性も。
正社員で年収に自信がある人は申し込んでみる価値あり。
まとめ
ラグジュアリーカードについて執筆しているうちに、筆者自身も欲しくなってきました。ラグジュアリーカードはその特典はもちろん、「他人が持っていないような高価なカード」として、自身のステータスを上げるものとしても活用できそうですね。
申込み条件はかなり甘いため、興味がある方はとりあえず申し込んでみてはいかがでしょうか。
Mastercardが誇る最高ステータスカード。金属製の券面と豪華絢爛なサービスが特徴のプラチナカード。
- 海外◎
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
55,000円 | 55,000円 | 0.50~1.00% | - |