
毎月の通信費の節約につながるLINEモバイルですが、2021年3月31日に新規受付を終了してしまいました。
2022年現在はLINEモバイルの後継となる「LINEMO」が登場しており人気を集めています。
LINEMOは毎月3GB使える990円の料金プラン、毎月20GB使える2,728円の料金プランの2つ用意されており、初めて格安プランに乗り換える方でも選びやすいです。
さらに、LINEMOはLINEモバイルよりも通信速度が速くなっているため、LINEモバイルを検討していた方はLINEMOへの乗り換えをおすすめします!

確かに携帯のプランって非常にややこしいですよね。
「このキャンペーンは、この条件を満たすと適用になって、この料金は3ヶ月だけで、これをこっちに変更すると、△×□☆○×△…」
となると、もう何を言っているのか分からなくなります。
私はかつて、大手携帯会社に勤めていたのですが、そんな私でさえ料金プランは分からないことだらけでした(しかも料金プランの部署にいたんですよ(笑))。ひと昔前のプランに関しての問い合わせが入ると、部署中であたふたしながら、過去の資料を出して必死に調べて回答していたんです。
そんな料金プランを、1年に1回プランをプランを見直すか見直さないかの一般のお客さんが分かるはずがありませんよね。
ところが、あったんです。誰でも分かるような料金プランを提供している会社が!
その名もLINEモバイル。
LINEモバイルの料金プランは、誰でも分かるよう、とにかくシンプルに出来ています。これでもう「プランが意味不明。これだから携帯の契約は難しい!」と頭を抱えることもありません。
そんなLINEモバイルは2021年3月31日をもって新規受付を終了してしまいました。
しかし、LINEモバイルをよりパワーアップさせた「LINEMO」が登場したことにより、LINEモバイルよりLINEMOのほうがおすすめできる状態になっています。
この記事では旧LINEモバイルのおさらいから、最新の格安プラン「LINEMO」についてまで説明していきます。
LINEモバイルを検討していた方は、LINEモバイルの料金プランだけでなく、最新の格安プランLINEMOについても知っていきましょう。
目次
LINEモバイルの料金プランは4ステップで理解しよう!
LINEモバイルのプランは以下のステップで見ていくと、とても分かりやすいです。
- 契約するSIMカードの種類を決める
- 契約する回線の種類を決める
- 契約するデータ量を決める
- データフリーオプションに加入するかを決める


ステップ①SIMカードの種類を決める:LINEモバイルにはデータSIMと音声通話SIMがある
まずは、SIMカードについてです。LINEモバイルには2種類のSIMカードがあります。


SIMカードの種類 | できること |
データSIM(SMS付き) | ネット通信・ショートメール(SMS) |
音声通話SIM | 電話番号での通話・ネット通信・ショートメール |
の2種類のSIMカードがあります。
つまり、電話番号は要らなくてネットとショートメールがしたい人は、SMS付きデータSIM。電話番号も必要だし、ネット通信もしたい人は、音声通話SIMになりますね!

ポイント
- 電話番号は要らななくて、ネット通信だけできればいい! = データSIM(SMS付き)でOK!
- 電話番号は必要! = 音声通話SIMでOK!
他社から電話番号そのままで乗り換えを検討している方は、必然的に音声通話SIMになります。
ちなみに、LINEモバイルの後継とされる格安プランのLINEMOは音声通話SIMのみの提供となっています。
LINEMOではデータSIMやSMS機能付きデータSIMは選べないため注意しましょう。

ステップ②回線の種類を決める:LINEモバイルにはドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線の3つの回線がある!
続いては、回線に関してです。
LINEモバイルには
- ドコモ回線
- au回線
- ソフトバンク回線
の3つの回線があります。
この3つの回線の中から好きな回線を選んで契約することが可能です。
どの回線を選んでも、基本料金やプランの概要は変わりません。
ただし、留守番電話のオプションなど通話系オプションは一部回線によって料金が異なります。
基本的には、
- これまでどの携帯会社(キャリア)を利用してきて、親しみがあるか
- 普段の活動範囲ではどのキャリアの電波が入りやすいか
- (手持ちのスマホそのままでLINEモバイルに乗り換えようとしている場合)どの回線ならスマホがそのまま使えるか
を基準に回線を選べば問題ありません。


また、LINEモバイルの代わりとして登場したLINEMOはソフトバンクが提供する格安プランのひとつです。
そのため、LINEMOはドコモ回線やau回線は選べずに、ソフトバンク回線のみの提供となっています。
しかし、LINEモバイルと比べるとLINEMOは通信速度が速くなっているため、ソフトバンク回線しか選べないことはデメリットではありません。
より詳しい回線比較はこちら!
ステップ③データ量を決める:500MB〜12GBまで選択可能
SIMカードと回線の種類が決まったら、続いてデータ量を決めましょう。
LINEモバイルのプランは必要なデータ量で選ぶだけでOKです。
データ量 | 音声通話SIM | データSIM |
500MB | 1,100円 | 600円 |
3GB | 1,480円 | 980円 |
6GB | 2,200円 | 1,700円 |
12GB | 3,200円 | 2,700円 |

基本的には「ご自身が必要なデータ量」で選べばOKです。データ量の変更もいつでもできますので「とりあえずこのくらいあれば大丈夫かな」といった感じで選んでしまって問題ありません。

次はLINEMOのプランごとのデータ容量を紹介していきます。
LINEMO | ミニプラン | スマホプラン |
月間データ容量 | 3GB | 20GB |
月額料金 | 990円 | 2,728円 |
LINEMOはLINEモバイルとは異なり、2つのプランしか用意されていません。
ミニプランは月間データ容量3GBで990円、スマホプランは月間データ容量20GBで2,728円の料金プランです。
基本的には使うデータ容量に応じて、加入するプランを選べば問題ありません。

ステップ③データフリーオプションに加入するかを決める:有料なものは2つ!
続いては、データフリーオプションに加入するかを決めます。
「データフリーってなに…?」という方は、まず次の段落を読んでくださいね。「データフリーは知ってる!」という方は飛ばしていただいてOKです。
ただし、データフリーオプションはLINEモバイルでのみ提供されていたオプションで、LINEMOには存在していません。
そのため、LINEMOを検討している場合も読み飛ばしていただいて構いません。
【事前知識】LINEモバイルのデータフリーってなに?

出典:LINEモバイル公式サイト(https://mobile.line.me/beginner/features/)


例えば、現在2GBのプランを契約していたとしますね。
するとLINEをしたり、Facebookをしたり、検索したり、というのには全てこの2GBを使います。2GBを使い切ってしまうと、インターネットがかなり遅くなって、ほぼ使えなくなってしまいます。





LINEモバイルは2021年3月31日をもって新規受付が終了しました。
データフリーオプションは3つ。LINEだけでいいなら無料、インスタやLINE MUSICも含めるなら月額480円
データフリーオプションは以下の3つです。
データフリーオプション | ||
名称 | 対象サービス | 月額料金 |
LINEデータフリー | LINE | 0円 |
SNSデータフリー | LINE、Twitter、Facebook | 280円 |
SNS音楽データフリー | LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC | 480円 |
LINEだけデータフリーになればOKという方は、無料のオプションでOKです。それ以外のSNSもデータフリーにしたい場合は適切なオプションに加入するようにしましょう。



LINEMOはLINEギガフリーが標準搭載されている!
LINEモバイル時代は、データフリーオプションが用意されていましたが、LINEMOではLINEギガフリーというサービスが標準で搭載されています。
LINEギガフリーとは、LINEアプリのトークだけでなく、音声通話やビデオ通話利用時もデータ消費がされないサービスです。
データ容量を使い切ったあとでも、LINEアプリの通信速度は低下しないため、テレワークや在宅時間が多い方でも使いやすいでしょう。
LINEギガフリーの対象機能は以下のとおりです。
LINEギガフリー対象機能 |
Face Play 各タブトップの表示 音声通話・ビデオ通話 トークの利用(画像・動画などの送受信含む) トークのみんなで見る機能による画面シェア アルバム・ノートなどの表示や編集 LINE VOOMの表示・投稿・シェア ディスカバー(写真・動画)の表示 ウォレットタブのLINE Payの利用 ウォレットタブのLINE家計簿の利用 設定および各項目の表示・編集 友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加 プロフィールの表示・編集・投稿 検索の利用 |
上記の機能であれば、データ容量を消費しないで使えます。
幅広い機能が消費しないで使えるため、LINEを使う機会が多い方ほどLINEMOはおすすめです。
LINEモバイル・LINEMO月額料金プラン一覧:500円〜3,500円でスマホが持てる!
以上で4ステップは終了です。ここまでくればご自身が「どのSIMカード、回線の種類で、どのデータ容量で契約するべきなのか」がお分りいただけたかと思います。
そこで、ここからはLINEモバイルの料金プランについて説明していきます。
基本プラン | ||
データ量 | 音声通話SIM | データSIM |
500MB | 1,100円 | 600円 |
3GB | 1,480円 | 980円 |
6GB | 2,200円 | 1,700円 |
12GB | 3,200円 | 2,700円 |
データフリーオプション | ||
LINEデータフリー(LINE) | 0円 | |
SNSデータフリー | 280円 | |
SNS音楽データフリー | 480円 | |
その他のオプション | ||
通話料:30秒/20円、10分電話かけ放題:880円、端末保証:450円、 持込端末保証:500円、LINE MUSICオプション:750円(2ヶ月間は無料)、WiFiオプション:200円、 ウイルスバスターオプション:420円、フィルタリングオプション:無料 |

次にLINEモバイルの後継プラン「LINEMO」の料金プランを説明していきます。
LINEMO | ミニプラン | スマホプラン |
月間データ容量 | 3GB | 20GB |
月額料金 | 990円 | 2,728円 |
LINEギガフリー | 対応 | 対応 |
データ容量超過後の通信速度 | 300kbps | 1Mbps |
LINEMOはふたつの料金プランしか用意されていないため、LINEモバイルのときより選びやすくなっています。
基本的には使うデータ容量にあわせて料金プランを選べば問題ありませんが、ミニプランとスマホプランはデータ容量の超過後の通信速度が異なります。
そのため、動画視聴などが多い方はスマホプランを選んだほうが無難でしょう。
LINEモバイル・LINEMOで使えるスマホ

LINEモバイルでは「手持ちのスマホを用意する」「スマホセットで新しくスマホを購入する」という2種類の方法が選べました。
しかし、LINEモバイルは2021年3月31日に新規受付を停止しており、LINEMOはスマホセット販売を行っていません。
そのため、2022年以降にLINEMOを契約する場合は「LINEMOで動作確認が取れているスマホを用意する」必要があります。
手持ちのスマホも動作確認がされていていればOK!
LINEモバイルやLINEMOではご自身が今お持ちのスマホを使える可能性が大いにあります。
「まだ手持ちのスマホが使える」「スマホを新しくしないで通信費をとことん削りたい」という方は、手持ちのスマホをそのまま利用し、LINEモバイルではSIMカードのみの契約をしましょう。
ご自身がお持ちのスマホがきちんとLINEモバイルやLINEMOでも利用可能かどうかは、「動作確認端末」でチェックする必要があります。このリストにお持ちのスマホが入っていれば、LINEモバイルやLINEMOでも問題なく利用可能ですのでご安心くださいね。
ここでチェック!

出典:LINEMO公式サイト(https://www.linemo.jp/device/support_list/)
なお、iPhoneであれば、iPhone6s /PlusからiPhone8/Plusまで機種はドコモ版、au版、ソフトバンク版、SIMフリー版、全てで動作確認がされています。
LINEモバイルでは数十種類のスマホがセット購入可能だったがLINEMOはセット購入できない!
LINEモバイルが新規契約できた2021年3月31日までは、LINEモバイルでセット契約が可能でした。
しかし、LINEモバイルの後継プランであるLINEMOは2022年4月現在はセット購入できません。
そのためスマホを新しく購入したい場合は、Apple StoreやAmazonなどでSIMフリースマホを購入することがおすすめです。
またSIMフリースマホを購入する場合は、LINEMOで動作確認が取れているかも確認しておきましょう。
LINEモバイル・LINEMOの全オプション一覧
LINEモバイルでは、オプション契約をすることも可能です。
以下が2025年2月現在、LINEモバイルが取り扱っているオプション一覧ですので、気になるものをチェックしてみてください。
- 端末保証オプション:450円
- 持込端末保証オプション:500円
- 10分電話かけ放題オプション:880円
- LINE MUSICオプション:750円(2ヶ月間は無料)
- WiFiオプション:200円
- ウイルスバスターオプション420円
- フィルタリングサービス:無料
- 留守番電話:300円
- 通話明細:100円
- 割込通話:200円
- 転送電話:無料(別途通話料発生)
- 国際電話:無料(別途通話料発生)
- 国際ローミング:無料(別途通話料発生)
次にLINEMOで取り扱っているオプション一覧をご覧ください。
- 通話準定額:550円
- 通話定額:1,650円
- 持込端末保証 with AppleCare Services:950円
- フィルタリング:0円
- 世界対応ケータイ:0円
- 国際電話:0円
通話オプションも複数用意されているため、ご自身にあったオプションサービスを選ぶと良いでしょう。
その他LINEモバイル、LINEMOの特徴・オススメポイント
LINEモバイルの特徴は安さだけではありません。
- SNSが使い放題になるデータフリー
- ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の3つのキャリアの回線全てに対応している
- LINEのID検索が可能
- クレジットカードなしでも契約可能
- LINEモバイルユーザー同士でデータが分けあえる
上記5つのポイントもLINEモバイルならではの特徴です。
特に、LINEのID検索が可能な格安SIMは、LINEモバイルだけです。
普段からID検索で友達追加をしている方はこの機能が使えなくなってしまうと不便に感じることも多いでしょう。その点、LINEモバイルでは今まで通りにLINEを使うことが可能ですね。
より詳細なLINEモバイルのメリットは「【超まとめ】LINEモバイルのメリットは?契約前に絶対知っておきたいこと。」を参考にしてみてくださいね!
LINEモバイルはこのように素晴らしい特徴を持っていましたが、最新の料金プラン「LINEMO」はさらに素晴らしい特徴を持っています。
- 月間20GBを使い切っても1Mbpsで通信可能
- LINEのトークや通話が使い放題
- LINEのID検索が可能
- ソフトバンクまとめて支払いが可能
- ソフトバンク・ワイモバイルからは手数料無しで移行できる
- LINEモバイル時代より通信速度が速い
LINEMOはLINEモバイルを大幅にパワーアップさせた料金プランのため、使い勝手が抜群に良くなっていますし、細かい使い心地はキャリアのソフトバンクとほとんど変わりません。
「月額料金を安く抑えたいけど、キャリアの使い心地は変えたくない」というユーザーの希望に合致した料金プランのため、LINEモバイルを検討していた方はLINEMOへの乗り換えをおすすめします!
LINEMOへの乗り換え方法
この記事でも繰り返し説明しているとおり、LINEモバイルは2021年3月31日を持って新規受付を終了しています。
そのため、ここからはLINEモバイルではなく、LINEMOへの乗換方法を説明していきます。
LINEMOへの乗り換えは非常にシンプルで、たった30分ほどで完了してしまいます。
しかも、すべてお家で完結するんです。混雑しているお店に出向いて、ひたすら順番待ちをする必要もありません。
詳細は「LINEMOへ乗り換えする手順をau・ドコモ・ソフトバンクごとに解説!これで絶対迷わない」でご紹介していますが、ステップとしては
- MNP予約番号の取得
- LINEMOの申し込み
- 回線切り替え手続き
- APN設定
の4つで完了します。どのステップも所要時間は5〜10分で、初めての方でもすんなりできる内容です。
実際に取り掛かってみると、あっという間すぎてびっくりしちゃうくらいです(笑)
「LINEMOへ乗り換えする手順をau・ドコモ・ソフトバンクごとに解説!これで絶対迷わない」では全てのステップをとにかく丁寧にご紹介しているので、不安な方はぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ:LINEモバイルはシンプルなプランでスマホ代もガクッと安くなったが、最新の料金プランLINEMOはすべて上回る!
いかかでしたか。この記事では、LINEモバイルやLINEMOの料金プランのご紹介から、ちょっとした料金シミュレーションまで行いました。
LINEモバイルは非常に優れた格安SIMでしたが、2022年現在は後継の料金プラン「LINEMO」がすべて上回っています。
料金プラン自体はLINEモバイル時代とほとんど変わりませんが、通信速度の向上などが影響して使い勝手は大幅に良くなりました。
また大手キャリアの料金プランと比べると毎月5,000円以上の差が出てしまうため、固定費の節約にもつながります。

こんなにも安くスマホが持てることが分かってしまうと、「今まで払っていたお金はなんだったんだー!」と叫びたくなる気持ちもわかります。
ですが(大手携帯会社をかばう訳ではありませんが)日本の携帯市場そのものがこういった仕組みになっていたんです。
だからどこの会社がぼったくっていたとかそういった話ではないんですね。
しかし、時代は変わり、日本の携帯市場もずいぶん自由になりました。これからは自分で積極的に、スマホ代を安くしていく時代です。
「毎月の固定費を少しでも安くしていきたい!」そう思っているのであれば、その選択肢の1つとしてLINEMOも検討してみてください。
もちろん契約をする前には、きちんとLINEMOのメリットやデメリットも確認してくださいね!

なお、LINEMOへの詳しい乗り換え方法は「LINEMOへ乗り換えする手順をau・ドコモ・ソフトバンクごとに解説!これで絶対迷わない」で1つ1つ丁寧にご紹介しています。
[sales]
ぜひこの機会に、LINEMOで毎月の固定費をザクっと削ってみてはいかかでしょうか。