「格安SIMに乗り換えても、LINEはきちんと使えるの…?」と疑問を抱いている方が多いと思います。
LINEはコミュニケーション手段として、人々の生活にとっても重要な役割を果たしていますから、乗り換えて、LINEが使えなくなってしまったらすごく困りますよね。
ということで、そんな不安を抱える方のために、この記事では、格安SIMとLINEを徹底解説していきます。
格安SIMでLINEはきちんと使えるのか、使えない機能は何か、注意点はあるかなどなど格安SIMでLINEを使うことに関して、1から10まで分かる記事となっています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
格安SIMではLINE自体は使えるが、ほとんどが年齢認証&ID検索ができない
「格安SIMでLINEは使えるの?」と不安に思っている方が多いかと思いますが、結論として大手携帯会社を使っていても、格安SIMを使っていても、LINEは使うことができます。
ちなみに、ほとんどの格安SIMには以下3種類のSIMカードがありますが、どのSIMカードを使っていてもLINEは使えます。
- 音声通話SIM
- SMS付きデータSIM
- データSIM
ただし、ほとんどの格安SIMではLINEの年齢認証とID検索が使えません。
年齢確認(認証)とID検索とは?
まずは、LINEの年齢認証とID検索について簡単に説明します。
もう知っている。という方は読み飛ばしていただいて大丈夫ですので、ご興味のある方だけ読んでみてくださいね。
ID検索は友だちを追加する手段
LINEのID検索は友だちを追加する手段の1つです。
LINEにはお友だちを追加するいくつかの手段がありますが、ID検索はその中でも最も気軽に使える方法です。
ID検索をするためにはまず、自分で自分の好きなIDを設定する必要があります。すでに全く同じIDを使っているLINEユーザーがいない限り、自分の好きなIDを設定可能です。
そして、お友だちはそのIDを検索することによってLINE上であなたを探し出し、逆に、あなたがお友だちを追加したい場合は、その方のIDを聞いて検索すればOKです。
この方法を使えば、近くにいない方ともLINEのお友だちになることができます。
年齢確認(認証)をするとID設定・検索ができるようになる
この便利なID検索をするためにはLINE上で年齢認証を行う必要がありますが、これにはきちんとした理由があります。
2013年12月まで、ID検索に年齢認証を行う必要はありませんでした。
しかし、18歳未満の利用者が非常に多いLINEです。やがて、インターネット上でIDのやりとりがされ、子どもたちが犯罪に巻き込まれるようになってしまったのです。
そこで、LINEは18未満の利用者のID検索ができないようにし、同時にその線引きを行うための年齢認証システムを導入しました。
ということで、現在はID検索には年齢認証が必須、また、18歳未満の方はID検索を利用することはできません。
LINEの年齢認証&ID検索ってどんな時に便利?
先ほど軽く触れましたが、LINEの年齢認証を行いID検索ができるようになるとLINEでお友だちを追加する際に非常に便利です。
LINEを交換しよう。となった時にID検索が使えれば「ID教えて」のやりとりだけで済みます。
また、遠方にいるお友達でもID検索だけ交換することができれば、お友だち追加が簡単にできますね。
年齢認証&ID検索は大手携帯会社のシステムと連動しているため格安SIMでは使えない
年齢認証システムは大手携帯会社のドコモ、au、ソフトバンクと連携して行われています。
これが、格安SIMでは年齢認証ができない理由です。
つまり、LINEは大手携帯会社に契約者、または利用者の年齢を開示するようリクエストし、大手携帯会社はリクエストに応じてLINEに年齢を開示するのです。
便利かつ信頼性の高いシステムではあるのですが、一方で、大手携帯会社で契約をしている人でないとこのシステムを利用できないというデメリットがあります。
現段階でLINEヤフー株式会社は年齢認証を格安SIMと連携して行おうとしていません。異なる会社間での個人情報のやりとりは規制が厳しく、大変難しいためとなっています。
そうなると格安SIMでは今後も年齢認証が利用できないことが想定されます。
なお、後述していますが、格安SIMの中でもLINEMOとワイモバイル、UQモバイル、mineo、IIJmio、イオンモバイル、楽天モバイル(Android版のみ)は年齢認証をすることが可能です。
オープンチャットも利用できない
LINEには同じテーマに対して、さまざまな人が参加できるオープンチャットという機能があります。
しかし、オープンチャットの検索には年齢認証が必要となるため、年齢認証ができない場合にはオープンチャットも利用できません。
ただ、今後オープンチャットの利便性が改善されていくことも考えられます。
オープンチャットを利用することはできませんが、友達検索等を代替する手段はありますので、安心してください。
ID検索の代わりに使える友だち追加手段は3つ
では、ID検索の代わりとなる友だち追加の手段は他にあるのでしょうか。
ここでは、ID検索の代替案3つご紹介したいと思います。
- 専用URLを発行し友だちに送信
- QRコードを利用する
- パソコンのLINEで検索だけ行う
専用URLを発行し友だちに送信
まずは自分専用URLを発行するやり方です。
これは自分専用のURLを発行し、そのアドレスを友達に送信することで、相手に自分をLINEのお友だちに追加してもらいます。
手順は以下のとおりです。
①LINEの設定から友達追加を選択
②招待を選択
③SMSかEmailを選択
④送信したいお友だちを選択
これは、LINEに追加したいお友だちの電話番号かメールアドレスの、いずれかがあなたの連絡帳に登録されている場合使える手段になります。
また、③でSMSかEmailを選択すると「プライバシー設定をオンにしてください」の文が出ることがありますが、その際は、設定→プライバシー→連絡先→LINEと進んで設定をオンにしましょう(Androidの場合も同様の手順で設定を変更してくださいね)
QRコードを利用する
続いては、QRコードを利用する方法です。
QRコードを使って友だちの追加をする場合、自分のQRコードを表示する側と、表示してもらったQRコードを読み取る側に分かれます。この場合、表示されたQRコードを読み取る人が、友だちを追加する人になります。
①設定画面の友だち追加をタップ
②QRコードをタップ
③OKをタップ
④このエリアに相手のQRコードを写す
これで相手のQRコードを読み取ることができます。また、自分のQRコードを表示したい時は、
①先ほどの読み込み画面で、右下のマイQRコードをタップ
で完了です。
この方法はID検索が使えない場合一番手頃で便利な方法でしょう。LINEに追加したいお友だちが近くにいる場合は、QRコードの利用がいいと思いますよ。
格安SIM(MVNO)の中では、次の8社なら年齢確認(認証)もID検索もOK
ここまで、格安SIMでは年齢認証ができないためID検索ができないとお伝えしてきましたが、
なんと、LINEMO、ahamo、ワイモバイル、UQモバイル、mineo、IIJmio、イオンモバイル、楽天モバイルなら年齢認証をすることができます。
理由はいたって簡単で、ワイモバイル・ahamoはそれぞれソフトバンクとドコモのサブブランド、LINEMOは元々LINEの子会社が展開していたLINE関連のサービスであるためです。
LINEの年齢認証とID検索ができるというのは、その他の格安SIMとの大きな差別化要因になっています。
この8社であればこれまで通りLINEが使えますから、大手携帯会社からの乗り換えを検討している方には非常に分かりやすいと思いますよ。
ワイモバイルでの年齢認証とID検索については「ワイモバイルでLINEはこれまで通り使える?データを守るための注意点を徹底解説。」で詳しくご紹介しています。
気になる方は合わせて参考にしてくださいね。
上記以外の格安SIMの場合は、先に年齢認証を済ませておけばOK
ここまででご紹介してきたとおり、通常、格安SIMは年齢認証ができないのでID検索もできません。
しかし、ちょっとした工夫で格安SIMでもID検索ができる場合があるのです。
早速その方法をチェックしてみましょう。
LINEMO、ahamo、ワイモバイル、mineo、IIJmio、イオンモバイル、楽天モバイル、UQモバイルでスマホを利用する
何度か触れてますが、LINEMO、ahamo、ワイモバイル、mineo、IIJmio、イオンモバイル、楽天モバイル(Androidのみ)、UQモバイルならID検索をすることができます。
ですから「確実にID検索が使えないと困る。」と言う方は上記8社から検討するといいでしょう。
なお、各社格安SIMの比較をしている記事も用意していますので、どれにするべきか迷っている方はぜひご覧になってください。
年齢確認対応8社以外の格安SIMなら、乗り換える前に年齢認証を済ませておけばOK
「それ以外の格安SIMでもID検索検索ができる方法を教えて。」
そんな方にご紹介したいのが、乗り換え前に年齢認証を済ませておく方法です。
この方法は現在ドコモ、au、ソフトバンク、その他年齢確認対応済み8社を利用している方のみ使える方法です。
「今使っているスマホそのままで格安SIMに乗り換えたい。」という方は、乗り換えの前に年齢認証を済ませておけば、乗り換え後も問題なくID検索が使えます。
一方、「乗り換えと同時にスマホを新しくする。」という方は、まず新しいスマホにドコモ、au、ソフトバンク、対応済み格安SIM8社いずれかのSIMカードを挿し、年齢認証を済ませます。
その後、格安SIMのSIMカードを開通させ、転出元の携帯会社の解約を成立させます。最後に新しいスマホに格安SIMの挿入すれば完了です。
- 新しいスマホへのデータ移行をWiFi環境下で完了させる
- LINEアプリがインストールされていることを確認
- 新しいスマホに、大手携帯会社もしくはahamo・ワイモバイル・LINEMOのSIMカードを入れる(必要であれば、APN設定)
- 年齢認証を完了させる
- 乗り換え先の格安SIMのSIMカードをいれ、開通・APN設定をする
まとめ
いかかでしたか。今回は格安SIMとLINEについてまとめてみました。
- 格安SIMでもLINEは使えるが、ほとんどの場合年齢確認とID検索はできない
- 格安SIMの中ではワイモバイル、LINEMO、ahamo、UQモバイル、mineo、IIJmio、イオンモバイル、楽天モバイルの8社が年齢確認とID検索ができる
- ID検索の代わりには、QRコードを活用する方法がある
- ドコモ・au・ソフトバンクを利用している場合、乗り換え前に年齢認証を済ませておけばOK
格安SIMに乗り換えたことでLINEが使えなくなってしまったらとっても不便ですよね。最近は電話番号を交換せず、LINEのIDのみ交換するのが普通になってきていますから尚更です。
この記事でご紹介した内容が、格安SIM乗り換えの不安を少しでも取り除けていれば幸いです。
また、当サイトではLINEMOの情報もたくさん発信しています。
LINEMOは今とても人気で、LINEの通信量がカウントされない「LINEギガフリー」サービスが魅力的です。
LINEをたくさん使う方にはとてもオススメだと思いますよ。
詳しい情報は「【まとめ】LINEMO完全まとめ 特徴・料金プラン・メリット・デメリット・評判などを徹底解説」を参考にしてみてくださいね。
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