IIJmioとmineoはともに人気の高い格安SIMです。
格安SIMにしたいけれどどちらがいいのか迷っているという方。
お得で使い勝手のいい格安SIMを契約したいけれど、なかなか比較するのも難しいですよね。
その気持ち、とってもよくわかります。私もIIJmioと契約する前は、mineoとどちらに契約すべきかすごく迷いましたから。
そこで、私が調べた経験も活かしつつIIJmioとmineoをさまざまな角度から比較してみました。細かく比較してみると、同じ格安SIMでも多くの違いがありどちらを選ぶべきかがはっきりするんです。
それでは、
- IIJmioとmineoの特徴比較
- IIJmioとmineoの料金比較
- IIJmioとmineoのデメリット比較
という3つの観点で比較を行い、あなたにとってどちらを契約すれば良いかを解説します。
この記事さえ読んでいただければ、あなたがIIJmioとmineoのどちらに契約するか決まっていくはずです。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
IIJmioとmineoの特徴比較!乗り換え(MNP)先にはどちらがオススメ?
まずはIIJmioとmineoの特徴を比較してみます。
両社の特徴をざっくりまとめると以下の通りです。
IIJmioの特徴
- 端末セットのラインナップが豊富
- 信頼性が高い
- 最大10枚のSIMカードで容量をシェアできる
mineoの特徴
- コミュニティサイト「マイネ王」がある
- トリプルキャリアに対応
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
IIJmioの特徴:取り扱い端末が多い!技術屋さんとしての一面もあり
IIJmioはドコモ回線とau回線に対応していて、取り扱っているスマホの数が多いという特徴をもっていて、その端末の数は約30種類以上にのぼります。
扱っている端末がとにかく幅広く、
- 発表されたばかりの最新モデル(Zenfone 10、Reno10 Pro 5Gなど)
- 人気メーカーの定番モデル(AQUOS sense8、motorola edge 40など)
- 他社ではあまり扱わないモデル(Nothing Phone (2)、ROG Phone 7など)
- 中古のiPhone(iPhone 12、Pixel 6aなど)
通常、端末セットを利用すると別途購入するよりも選択肢が狭くなることが多い傾向がありますが、IIJmioならたくさんの端末の中から選べるので、他社よりも選択肢が豊なんです。
信頼性が高く、安心して使える
IIJmioを運営する「IIJ」は長年に渡って日本のインターネットを支えてきた老舗の技術屋でもあります。
光回線のプロバイダがIIJという人も多いのではないでしょうか?
IIJmioは長年培った高い技術力と実績により他社にはない高い信頼性があり、事実、格安SIMが普及するずっと前の2012年頃から長期間にわたって安定的にサービスを展開しているのです。
最大10枚のSIMカードで容量をシェアできるデータシェア機能
IIJmioには複数のSIMカードで容量をシェアできるデータシェアというサービスもあり、ギガプランにおいて同一のmioIDで契約している回線最大10回線で通信量をシェア可能です。
シェアプランのある格安SIMは他にもありますが、これだけの枚数でシェアできるのはIIJmioだけなんですよ。
家族で格安SIMに乗り換えたい人や、1人でタブレットなど複数の端末を使う人におすすめです。
また余ったデータ容量を相手に渡す、データプレゼントもできますよ。
mineoの特徴:パケットのシェアも可能!最低利用期間がなくお試し用におすすめ
mineo最大の特徴は独自コミュニティの「マイネ王」でしょう。
mineoユーザー同士はもちろん、mineoの運営とも交流できるコミュニティサイトで、
- 分からないことを聞ける「Q&A」
- ユーザーの口コミが分かる「レビュー」
- mineoに関する提案を行う「アイデアファーム」
- 自由におしゃべりできる「掲示板」
- mineoに関する情報が手に入る「スタッフブログ」
といったコンテンツを利用できます。
とにかくユーザーが活発に活動していて、例えばQ&Aなら投稿して数分で解決することも多く、運営に問い合わせをするより速いこともって初心者からベテランまで幅広いユーザーに使われています。
さらに、マイネ王とmioID(mineoを使う際に必要なアカウント)を紐づけると「フリータンク」が使えます。フリータンクはmineoユーザー全員でパケット(データ通信量)を共有する仕組みです。
余ったデータ通信量をフリータンクに入れたり、逆にデータ通信量が足りない時に最大1GBまで無料でデータ通信量を引き出せます。
言い換えれば、mineoは誰でも毎月1GBまで無料でデータ通信量がもらえる格安SIMなのです。
このマイネ王だけでも、mineoを利用する価値があると言えますね。
トリプルキャリアに対応
IIJmioはauとドコモの回線に対応しているのに対し、mineoはソフトバンクも含めたトリプルキャリアに対応しています。
そのため楽天モバイルを除く大手キャリアからであれば、どこからでも端末そのままでスムーズに乗り換えができるようになっています。
対応している回線が1つ多いという点においてはIIJmioに一歩リードしていますね。
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
IIJmioとmineoの料金比較
次に、IIJmioとmineoを料金プランで比較してみましょう。
格安SIMに乗り換える大きな理由の一つは料金が安くなる事だと思いますので、重要なポイントですね。
IIJmioのギガプランは2GBから50GBまで使える
まずはIIJmioから見ていきます。
※この表は、右にスクロールできます
IIJmio 「ギガプラン」概要
月額基本料
850円
990円
1,500円
1,800円
2,000円
2,700円
3,300円
3,900円
データ量
2GB
5GB
10GB
15GB
20GB
30GB
40GB
50GB
低速時速度
300Kbps
通話料
11円/30秒
データ繰り越し
◯
5G対応
◯
料金プランは2GB~50GBの8種類で低容量・中容量・大容量をバランスよく用意していますね。
eSIMのサービスにも対応しているので、他のSIMと併用したい方にもおすすめですよ。
mineoには「マイピタ」と「マイそく」の2種類のプランがある
次にmineoの「マイピタ」の月額料金を見ていきましょう。
マイピタは毎月利用できるデータ容量が決まっているプランで、最大20GBまで高速通信が利用できます。
mineo 「マイピタ」概要
月額基本料
(音声SIM)1,298円
1,518円
1,958円
2,178円
月額基本料
(データSIM)880円
1,265円
1,705円
1,925円
データ量
1GB
5GB
10GB
20GB
低速時速度
200Kbps
通話料
22円/30秒
データ繰り越し
◯
5G対応
◯
1GBから20GBまで4種類のプランが用意されています。
さらにmineoには「マイそく」と呼ばれるプランもあり、通信速度が一定に制限される代わりにデータを使い放題で利用する事が可能です。
マイそく | 月額料金 |
プレミアム(最大3Mbps) | 2,200円 |
スタンダード(最大1.5Mbps) | 990円 |
ライト(最大300kbps) | 660円 |
スーパーライト(最大32kbps) | 250円 |
上記は通常時の速度ですが、月曜日から金曜日の12時台だけはさらに最大32kbpsに低速化されます。
YouTubeの普通画質の動画は1Mbps程度あれば視聴が可能なので、スタンダードやプレミアムでも動画の視聴は可能ですね。
IIJmioとmineoの定額プラン料金を比較
例として両社の音声通話SIMの料金を1つの表にまとめてみました。
IIJmio | mineo | |
5GB | 990円 | 1,518円 |
10GB | 1,500円 | 1,958円 |
15GB | 1,800円 | ー |
20GB | 2,000円 | 2,178円 |
30GB | 2,700円 | ー |
40GB | 3,300円 | ー |
50GB | 3,900円 | ー |
こうやって比べて見ると料金の安さだけでいえばIIJmioの圧勝ですね。
mineoには20GBを超えるプランが用意されてないので、大容量プランを選ぶ場合も必然的にIIJmioとなります。
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IIJmioとmineoの通信速度を比較
次に、「みんなのネット回線速度」にてIIJmioとmineoの通信速度を調べました。
時間帯 | IIJmio | mineo |
朝 | 55.98Mbps | 46.92Mbps |
昼 | 10.34Mbps | 12.91Mbps |
夕方 | 33.81Mbps | 22.51Mbps |
夜 | 37.91Mbps | 38.22Mbps |
深夜 | 63.0Mbps | 57.45Mbps |
※上記の測定値は実測3ヵ月分の平均値です。
※測定期間:2023年7月11日~2023年10月11日
※出典:みんそく
どちらも昼の時間帯に著しく通信速度が遅くなっている印象がありますが、これは格安SIM全般にいえる特徴です。
格安SIMは大手キャリアの回線を借りて通信サービスを提供しているため、回線が混雑する時間帯には通信速度が遅くなる傾向にあります。
スマホを快適に使う上で必要な通信速度は30Mbps前後といわれているので、どちらも昼の時間帯を除いてスマホを使う分には支障はないといえます。
IIJmioとmineoのデメリット比較
IIJmioもmineoも優れた格安SIMですが、デメリットもあります。
格安SIMで後悔したくないなら、あらかじめデメリットもしっかり把握しておきましょう。
ここでは、IIJmioとmineoのデメリットを比較してみました。
IIJmioのデメリット
IIJmioのデメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 通信速度はmineoに劣る
IIJmioはmineoと比べると通信速度がやや遅い傾向にあります(時期によって差があります)。
平日のお昼の時間帯は両社とも速度が低下するのであまり差はありませんが、それ以外の時間帯だとmineoの方が速い傾向です。さらにmineoのソフトバンク回線は平日お昼でも安定した速度を維持しています。
そのため、少しでも速度を重視するならmineoの方がおすすめです。
mineoのデメリット
一方、mineoには以下のようなデメリットがあります。
- セット端末は安くない
- 格安SIMの中では料金が中間的位置づけ
mineoはセットで販売されている端末があまり安くありません。
例としてIIJmioとmineoの両方で取り扱われている主要な端末の価格をまとめてみました。(2023年10月時点の金額)
mineo | IIJmio | |
AQUOS wish3 | 32,472円 | 33,800円→MNP特価19,800円 |
AQUOS sense7 | 50,952円 | 39,800円→MNP特価24,800円 |
moto g52j II | 32,208円 | 22,000円→MNP特価9,980円 |
moto g53j 5G | 32,308円 | 31,000円→MNP特価14,800円 |
Zenfone 10(メモリ8GB・ストレージ128GB) | 95,568円 | 97,980円→MNP特価79,800円 |
OPPO Reno7 A | 35,640円 | 27,800円→MNP特価9,980円 |
いずれもIIJmioのほうが安いですね。
価格差は端末にもよりますが、AQUOS sense7のように10,000円~2万円以上の差が出ることもあります。
また、端末価格以外にも月額料金は格安SIMの中で最安水準というわけではないので、とことん毎月の負担を減らしたいという方には向かないかもしれません。
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IIJmioとmineoをデュアルSIMで使うのもおすすめ!
IIJmioとmineoのどちらかを必ず選ばなければいけないわけではありません。
どちらもメリット・デメリットの両方があるので、1つのスマホで両社のSIMを使うという方法もあります。
本章ではIIJmioとmineoのデュアルSIM運用について解説します。
データSIMと通話SIMを分けて使うのも便利
mineoは通話かけ放題が1,210円と他社よりも安い料金であることが特徴です。
そして前述した「マイそく」のスーパーライトであれば月額250円で使えるので、計1,460円でかけ放題専用のSIMを作る事ができます。
一方でIIJmioのデータ通信専用eSIMは20GBで1,650円と非常に安いので、これと組み合わせれば合計3,110円で20GB+通話かけ放題が利用できるようになり、IIJmioの音声通話SIM20GB(2,000円)にかけ放題(1,400円)を付けるよりも安くなるのです。
eSIM対応のスマホであればデュアル運用が可能!
上記の方法でデュアルSIM運用する場合、IIJmioのSIMはeSIMである必要があります(データeSIMが一番安いため)。
eSIMはスマホに内蔵されたSIMのことであり、サーバー上に保存されたSIM情報を読み込むことでSIMカードとして使うことができます。
iPhoneなど、通常の物理SIMとeSIM両方に対応しているスマホがなければ使えないので、デュアルSIM運用を検討している場合はeSIM対応のスマホを選びましょう。
まとめ
以上、IIJmioとmineoをさまざまな観点から比較してみました。
ポイント
- IIJmioは端末セットと信頼性、そしてシェアプランが魅力
- mineoはコミュニティサイト「マイネ王」とトリプルキャリア対応が特徴
- mineoは最低利用期間がなく、いつでも解約可能
- IIJmioの通信速度はmineoに劣る
- mineoはセット端末が安くない
- IIJmioは2023年4月からプランが改定され5GB:990円~
ご紹介してきたように、端末セットを購入したい人や信頼性の高い格安SIMを使いたい人はIIJmioがおすすめです。
特に端末セットのラインナップと安さは業界でもトップクラスといえるでしょう。
一方、コミュニティサイト「マイネ王」を使いたい人や通信速度を重視する人はmineoがおすすめです。
マイネ王はユーザーが活発で、これだけを目当てに契約する人もいるほどです。
ソフトバンク回線は通信速度が速く安定していますので、平日のお昼でも快適にスマホでインターネットを楽しむことができますよ。
ここまで読んでみて「うーんそれでもよくわからない…」という方はこの記事の冒頭部分(それぞれの特徴をまとめた箇所)をもう一度読んでみるといいかもしれません。一度情報をスッキリさせると「こっちがいいかな」というのが見えてくるかと思います。
なお、当サイトでは主要格安SIM13社をニーズ毎に比較した記事もありますので、その他SIMの情報も見たい方はぜひ併せてご確認ください!
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です