


楽天モバイルは2020年4月に仕様が変更・使い放題やかけ放題が魅力の「Rakuten UN-LIMIT」になり、2023年6月からさらに変更され、現在は「Rakuten最強プラン」が利用可能です。
頻繁にプラン内容を改定しているため、どのようなプランが提供されているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
ただ、携帯の乗り換えや契約見直しはとても手間/面倒なので…本当に楽天モバイルが良いのかはしっかり見極めたいところですよね。
ということでこの記事では楽天モバイルの料金プランの概要や特徴をご紹介し、ケースごとに大手キャリアと比べて本当に安いのかをご紹介していきたいと思います。
楽天モバイルは利用方法によっては本当にお得で、デメリットがないんです。

楽天モバイルの料金プランについて詳しく知りたい方。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
現在契約可能なのは「Rakuten最強プラン」
現在楽天モバイルで契約可能なのは「Rakuten最強プラン」です。
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」概要 | |||
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | 3GBまで | 3~20GBまで | 20GB以上 |
通話料 | 国内通話無料(Rakuten Link使用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) |
||
5G対応 | ◯ |
料金形態は前身の「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」と変わりませんが、以前は5GBまでという制限があったパートナー回線エリアがデータ通信無制限対象になったことが変更点です。

そのため、楽天モバイルの自社回線エリア外の方にも大きなメリットがある仕様になりました。
これまで旧プランを使っていた方は、Rakuten最強プラン提供開始と同時にプランが自動的に切り替わっています。
キャリアとして楽天モバイルのサービスが始まってから4年以上経過しましたが、自社回線エリアの拡大もかなり進んでいます。
徐々にエリアの広さやつながりやすさが改善しつつある(地域によって差があります)ので、この機にぜひ楽天モバイルを試してみてはいかがでしょうか。
Rakuten最強プランの特徴
出典:楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/saikyo-plan/)
楽天モバイルの料金プランは月額最大3,278円の「Rakuten最強プラン」1つのみとなっています。
複数あるプランの中からどれかを選ぶという必要がないので、シンプルで良いですね。
3GBまでの利用であれば月額1,078円、20GBまでが2,178円、それ以降はいくらでも使い放題3,278円と、使ったデータ容量に応じて料金が変わります。
あまりデータ通信を使わなかった月は自動的に月額料金が安くなる仕組みです。
さらに、専用アプリ「Rakuten Link」を使うことで国内通話は全て無料になります(一部対象外の電話番号あり)。


電話はRakuten Linkを使えば国内通話かけ放題
楽天モバイルはスマホ標準搭載の通話アプリを使った場合は通常30秒20円の通話料金がかかりますが、専用のアプリRakuten Linkを使って発信をすれば無料でかけ放題になります。

アプリの使い勝手は標準の通話アプリと比べてもほとんど変わらないので、不便に感じることはないでしょう。
また、通話だけではなくSMSの送受信も国内・海外ともに0円です。
家族で複数回線使うと1回線あたり110円割引
楽天モバイルには「家族最強プログラム」という家族割引があり、家族で利用すると月額料金から110円割引されます。
楽天モバイルの家族割引の概要は以下の通りです。
- 1回線あたり110円割引
- 最大20回線まで適用可能
- 住所の異なる家族も利用できる
- 同一名義による複数回線は対象外

3GB未満のデータ利用量であれば、最安968円で使えますよ。
ただし他社の家族割と異なり、同一名義による複数回線は対象外となります。同一名義の複数回線の場合は、1名義につき1回線のみ家族最強プログラムの利用が可能なので、注意しましょう。
また、異なる住所の方でも家族最強プログラムに参加できますが、代表者と姓が同じでないと適用できないので注意が必要です。
12歳以下は「最強こどもプログラム」により、毎月最大440ポイント還元!

出典:楽天モバイル公式(https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/kids/)
さらに、楽天モバイルでは12歳以下を対象に「最強こどもプログラム」の適用が可能です。
12歳以下の方で毎月のデータ利用量が3GB未満の場合は、毎月440ポイント還元されます。
ただ、3GBを超えると110ポイント還元になるので注意してくださいね。
最強こどもプログラムの適用にはエントリーが必要なので、12歳以下の方の楽天IDを忘れずに用意しましょう。
※既に最強青春プログラムにエントリー済の方は不要です。
還元は13歳の誕生日前月まで適用され、13歳になると「最強青春プログラム」に自動的に移行されます。
「最強青春プログラム」については下記を参照してください。
13歳以上22歳以下は学割「最強青春プログラム」により、毎月110ポイントが還元!
13歳以上22歳以下の方には、「最強青春プログラム」という学割が適用されます。
- 22歳までが使用している回線1回線あたり110ポイントが還元
- ポイントは期間限定ポイント
- 23歳の誕生月の前月まで還元が続く
最強青春プログラムに公式サイトからエントリーすることで、22歳までの方は利用が確認された翌々月末より110ポイントの楽天ポイントを還元してもらえます。

最強家族プログラムとの併用に対応しているので、組み合わせれば3GB実質858円からという非常に安価な料金で楽天モバイルを使えますよ。
なお楽天ポイントは楽天ポイント加盟店などでも使えますし、楽天モバイルの料金の支払いに使うこともできます。
各種手数料は一切なし
大手キャリアも格安SIMも、現在はほとんどが解約時にかかる違約金やMNP転出手数料を撤廃していますが、契約時にかかる事務手数料やSIMカード再発行時の手数料などは、多くの事業者で設定されています。
一方の楽天モバイルはこれらの手数料が全て無料となっています。
試しに契約をしてみて自分に合わないから解約や乗り換えをしても、月額料金以外に費用がかからない点は嬉しいですね。
そのため、まずは気軽に一度乗り換えてみるのが良いと思いますよ。
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データ通信専用のプランもあり
楽天モバイルは音声通話が可能な通常のSIMに加え、データ通信専用(SMS機能付き)のSIMも取り扱っています。
一般的に格安SIMなどでは通話機能が無い分、データ通信専用SIMは料金が安く設定されていますが、楽天モバイルの場合はどちらでも変わりません。

しかも支払い方法が楽天カードに限られている、キャリア決済や楽メールが利用できない等のデメリットも存在します。
メリットを挙げるとすれば契約時に本人確認書類の提出が不要という点のみでしょうか。
以前のプランのように1GB未満利用時は無料等であればそこそこ契約する価値もありそうですが、現状は特別な理由が無い限りはあえて契約をする必要性がありません。
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法人向けプランもあり
楽天モバイルのサービスが開始されて3年ほどは個人向けプラン限定でしたが、2023年1月からは法人向けプランの提供も開始しました。
月額3,278円で使い放題という点は個人向けと変わりませんが、段階制料金が以下のように若干異なります。
楽天モバイル・法人向けプランの月額料金 | |
3GB | 2,178円 |
5GB | 2,618円 |
30GB | 3,058円 |
無制限 | 3,278円 |
料金を含めて詳細については下記記事で解説をしてるので、気になる方はぜひこちらも参考にしてください!
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から楽天モバイルに乗り換えるとどれくらい安くなる?


大手キャリアでスマートフォンを契約している場合、楽天モバイルへ乗り換えれば料金は大幅に削減できます。
ここでは実際に単身・家族の場合に分けて、料金比較を行ってみますので、ご自身に合う方をみてみてくださいね。
単身で乗り換える場合
単身で使い放題または大容量プラン、あるいは5GB程度のプランを契約した場合の月額料金の比較表を作成してみました。
楽天モバイルと3大キャリアの月額料金比較 | ||||
楽天モバイル | ドコモ | au | ソフトバンク | |
5GB前後 | 1,078 円(3GBまで) 2,178円(20GBまで) 3,278円(無制限) |
5,665円 (3GBまで、eximo) |
6,215円 (4GBまで、スマホミニプラン 5G/4G) |
5,478円 (3GBまで、ミニフィットプラン+) |
使い放題・大容量 | 7,315円 (無制限、eximo) |
7,238円 (無制限、使い放題MAX 5G/4G) |
7,425円 (無制限、メリハリ無制限) |
|
通話料金 | 無料(Rakuten Link利用) | 30秒20円 |
見てのとおり、楽天モバイルは5GB前後のプラン・大容量~使い放題プランのどちらと比べても割安でした。
楽天モバイルは大手キャリアより2,000~4,500円もお得です。


家族で乗り換える場合
大手キャリアで家族割を適用しながら家族で使う場合と、楽天モバイルを家族で使う場合の料金を比べてみました。
条件は家族3人として、家族割を適用した5GB程度のプラン・大容量~使い放題プランで金額を比べます。
楽天モバイルと3大キャリアの月額料金比較 | ||||
楽天 | ドコモ | au | SB | |
5GB前後 |
2,904円(3GBまで) |
13,695円 (3GBまで、eximo) |
16,995円 (4GBまで、スマホミニプラン 5G/4G) |
16,434円 (3GBまで、ミニフィットプラン+) ※家族割なし |
使い放題・大容量 | 18,645円 (無制限、eximo) |
18,414円 (無制限、使い放題MAX 5G/4G) |
18,975円 (無制限、メリハリ無制限) |
|
通話料金 | 無料(Rakuten Link利用) | 30秒22円 |
見てのとおり1万円を切ったのは楽天モバイルのみ、他3社は家族3人で使うともれなく1万~2万円の高額になってしまいます。

三大キャリアでは大容量プランにおいて半年間の割引あり、さらに家族割も適用できますが、適用してもなお、割引なしの楽天モバイルが割安です。家族で使うとしてもやはり楽天モバイルが圧倒的にお得になりますね。
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人気のサブブランド(UQモバイル、ワイモバイル)と比較すると楽天モバイルの料金はお得?


UQモバイルやワイモバイルは大手キャリアに近いポジションで、通信速度は高速でありながら料金が割安です。
楽天モバイルとUQモバイル、ワイモバイルで小容量(3GB前後)・大容量の料金プランを比較してみました。
楽天モバイルとサブブランドの月額料金比較 | |||
楽天モバイル | UQモバイル | ワイモバイル | |
3GB前後 | 1,078円(3GB) | 2,365円 (4GB) |
2,365円 (4GB) |
使い放題・大容量 | 2,178円(20GBまで) 3,278円(使い放題) |
3,278円 (20GB) ※10分通話つき |
4,015円 (20GB) 5,115円 (30GB) |
通話料金 | 無料(Rakuten Link利用) | 30秒22円 かけ放題は+1,100円~1,980円 |
30秒22円 かけ放題は+1,870円 |
3GB前後の通信量だったとしても楽天モバイルの圧勝です。
ただし、ワイモバイルは光回線とのセット割引で最大1,650円割引(4GBは1,100円)、家族割引の場合は2回線目以降の料金から1,100円割引となり、4GBで最安1,078円と楽天モバイルよりもお得になります。

UQモバイルも「自宅セット割」と「auPAYカード支払い割」を適用させる事で4GB1,078円~となり、割引後はワイモバイルと同じ金額です。
とはいえ、割引を適用させるために各種条件をクリアしないといけないこと、かけ放題を付けた場合は別途料金が発生する点を考慮すると、やはり楽天モバイルの方がお得度は高いですね。
1点、楽天モバイルの場合は「ピッタリ3GBで通信を止める」みたいなストッパーが無いので、もし3GBを超えてしまった場合は月額2,178円になる事には注意が必要です。

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楽天モバイルに乗り換える前に注意したいこと
最後に楽天モバイルへ乗り換える前に注意しておきたいポイントをまとめます。

利用する端末によっては繋がりづらい場合も
これは楽天モバイルへの乗り換えに限った話ではありませんが、大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)で販売されているAndroidスマホは、そのキャリアの電波に繋がりやすいように仕様が調整されています。
そのため、異なる回線のキャリアや格安SIMに乗り換えをすると一部電波がキャッチ出来ず、結果として繋がりにくくなる場合があります。
全く繋がらなくて使い物にならない、という事は基本ありませんが、特に5Gなどではこのようなことが起こり得るのでご注意ください。
なお、iPhoneに関しては国内で販売されたものであれば仕様は共通なので、このような事象は起きません。
建物の中や地下では繋がりにくくなる場合あり
楽天回線が行き届いていないエリアではパートナー回線(au回線)に繋がるので、楽天モバイルの人口カバー率は99.9%と他のキャリアと同等になっています。
ただし、楽天モバイルは建物の中や地下で繋がりやすい電波「プラチナバンド」にまだ対応していません。
そのため、場所によっては電波が弱くて繋がらないことはまだ多くあり、この点のみが楽天モバイルの大きなデメリットです。
ただ、プラチナバンドも2024年中には提供開始が予定されているので、今後は状況が大きく変わってきそうです。
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まとめ
今回は、楽天モバイル料金プランについて解説させていただきました。
あまりデータを使用しなければ1,078円と格安SIMと同水準の安さ、逆にどれだけ使っても3,278円しかかからない上に国内通話は無料でかけ放題という料金プランはどのキャリア、格安SIMと比べても圧倒的にお得なものとなっています。
また家族割や学割にも対応したため、楽天モバイルはより安く使えるようになりました。
とはいえ、最後に触れた繋がりにくい場合があるなど、デメリットが存在するのも事実です。
しっかりデメリットを把握する必要もあるので、乗り換えを検討してる方はぜひ下記記事も参考にした上で契約に進みましょう!
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