高速データ通信に加えて、固定IPアドレスも使えるインターリンク。その特徴から「ビジネス環境に適したSIM」として注目されています。
とはいえ、マイナーな格安SIMであるため、初めて利用する人は「どんなプランがあるんだろう?」「実際の評判はどうなのかな?」と気になることが多いでしょう。
そこで今回は、インターリンクの特徴から評判まで詳しく紹介します。本記事を読んでもらえれば、インターリンクの良い面も悪い面もしっかり把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 インターリンクってどんなSIM?特徴をわかりやすく解説
- 2 インターリンクの料金はいくら?選べる8つのプランを紹介
- 3 その他のサービス料金一覧(オプションやプラン変更など)
- 4 インターリンクの通信速度はどう?気になる通信エリアも紹介
- 5 インターリンクの支払い方法は3種類
- 6 インターリンクで使えるおすすめのオプションを2つ紹介
- 7 契約する前に要チェック!インターリンクの対応機種について
- 8 インターリンクは安い?3大キャリアの料金と比較
- 9 インターリンクとドコモ回線の主要格安SIMの料金を比較
- 10 インターリンクにはどんなキャンペーンがある?確認方法も解説
- 11 口コミからわかるインターリンクの評判を紹介
- 12 インターリンクはここが良い!知っておくべき3つのメリット
- 13 ここに注意!インターリンクの3つのデメリット
- 14 インターリンクはこんな人におすすめ!向いている人の特徴を紹介
- 15 インターリンクの初期手数料と申し込み手順について
- 16 簡単!インターリンクの解約方法は5つのステップをこなすだけ
- 17 困ったときの問い合わせ方法
- 18 まとめ:固定IPアドレスが必要な人にインターリンクはおすすめ!
インターリンクってどんなSIM?特徴をわかりやすく解説
インターリンク(インターリンクLTE SIM)は、ドコモ回線を利用したデータ通信専用の格安SIMです。
最大の特徴は、全てのプランで「固定IPアドレス」が使えるという点。他社の場合、有料オプションになるケースが多いですが、インターリンクでは標準(月額料金内)で固定IPアドレスが使えます。
固定IPアドレスを活用すれば、アクセス制限によるセキュリティ向上や機器(loT・M2M)のリモート操作が可能になるので便利です。上記の点から、インターリンクはビジネス環境におすすめの格安SIMと言えます。
インターリンクの料金はいくら?選べる8つのプランを紹介
ここでは、インターリンクの料金プランを紹介します。選べる料金プランは下記の8つです。
インターリンクの料金プラン | |
プラン名 | 料金 |
128kbpsで使い放題プラン 固定IP1個 | 月額1,100円 |
1GBまで高速プラン 固定IP1個 | 月額1,485円 |
3GBまで高速プラン 固定IP1個 | 月額1,760円 |
7GBまで高速プラン 固定IP1個 | 月額2,585円 |
10GBまで高速プラン 固定IP1個 | 月額3,190円 |
30GBまで高速プラン 固定IP1個 | 月額7,480円 |
10GBまで上り高速プラン 固定IP1個 | 月額2,145円 |
30GBまで上り高速プラン 固定IP1個 | 月額3,960円 |
※この表は、右にスクロールできます。
以下では、各プランの特徴を詳しく解説しているので、さっそく見ていきましょう。
インターリンクの料金プラン①:128Kbpsで使い放題プラン 固定IP1個
「128kbpsで使い放題プラン 固定IP1個」は、データ通信量に関係なく最大128kbpsで使えるプランです。
インターリンクで最も安いプランなので、「できるだけコストを抑えたい」という人に向いています。
なお、128kbpsでは使える機能が限られるため、基本的にはWi-Fi環境下でスマホを使うことが前提になるでしょう。
インターリンクの料金プラン②:1GBまで高速プラン 固定IP1個
「1GBまで高速プラン 固定IP1個」は、1GBまで下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsで使えるプランです。
データ容量が1GBを超えた場合は、下り・上りともに最大200kbpsで使い放題になります。
また、速度制限がない「高速モード」とデータ容量を消費しない「低速モード」を自由に切り替えることが可能です。
インターリンクの料金プラン③:3GBまで高速プラン 固定IP1個
「3GBまで高速プラン 固定IP1個」は、3GBまで下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsで使えるプランです。
1GBプランと同様に、データ容量超過後は下り・上りともに最大200kbpsになります。また、高速データ通信のON/OFF機能が利用可能です。
一般的に3GBは小容量プランになるので、あまり通信をしない人や大きなファイルを使わない人におすすめと言えます。
インターリンクの料金プラン④:7GBまで高速プラン 固定IP1個
「7GBまで高速プラン 固定IP1個」は、7GBまで下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsで使えるプランです。
当プランもデータ容量超過後は最大200kbpsで使い放題になります。また、高速データ通信のON/OFF機能が利用可能です。
7GBの場合、メールの送受信やLINEの音声通話などを頻繁に行えるので、ライトユーザーにとって使いやすいプランと言えます。
インターリンクの料金プラン⑤:10GBまで高速プラン 固定IP1個
「10GBまで高速プラン 固定IP1個」は、10GBまで下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsで使えるプランです。
当プランもデータ容量超過後は最大200kbpsで使い放題、そして高速データ通信のON/OFF機能が利用できます。
10GBは、頻繁に動画を見たりゲームをしたりするヘビーユーザーを除いて、十分にインターネットを楽しめる容量です。
大きなファイルの送受信やビデオ通話をする回数が少なければ、ビジネスシーンでも問題なく利用できるでしょう。
インターリンクの料金プラン⑥:30GBまで高速プラン 固定IP1個
「30GBまで高速プラン 固定IP1個」は、30GBまで下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsで使えるプランです。
多くのプランと同様に、データ容量超過後は最大200kbpsとなり、高速データ通信のON/OFF機能が利用できます。
30GBのデータ容量があれば、多くの機能を十分に使うことができるので、ビジネスシーンで活用するにもおすすめです。
なお、インターリンクには24時間に限り速度制限を解除できる「24時間制限解除クーポン」がありますが、当プランでは使えないので注意しておきましょう。
インターリンクの料金プラン⑦:10GBまで上り高速プラン 固定IP1個
「10GBまで上り高速プラン 固定IP1個」は、10GBまで下り最大200Mbps・上り最大50Mbpsで使えるプランです。
先程紹介した10GBプランと比べると、当プランの方が1,000円ほど料金が安く、下りの最大速度が速いという特徴があります。
ただし、「24時間制限解除クーポン」を使うことができません。10GBのプランを利用する場合は、内容をよく比較した上で最適なプランを選びましょう。
インターリンクの料金プラン⑧:30GBまで上り高速プラン 固定IP1個
「30GBまで上り高速プラン 固定IP1個」は、30GBまで下り最大200Mbps・上り最大50Mbpsで使えるプランです。
当プランは、前述した30GBプランより3,500円ほど料金が安く、下りの最大速度が200Mbpsと速くなっています。
ただし、「24時間制限解除クーポン」が使えないので、用途に合ったプラン選びが必要です。
その他のサービス料金一覧(オプションやプラン変更など)
インターリンクの基本料金を紹介したところで、その他のサービス料金についても紹介します。各サービスの料金は以下の通りです。
その他のサービス料金一覧 | ||
サービス名 | サービス内容 | 料金 |
SMSオプション | SMSの送受信が可能になる | 154円/月 |
24時間速度制限解除クーポン | クーポン購入から24時間に限り速度制限が解除される | 550円/1枚 (一部プランは利用不可) |
SIMカードの再発行 サイズ変更 | SIMカードの再発行や交換を行う | 3,300円/1回 |
プラン変更 | 申し込み後、即日新プランに切り替えられる | 1,650円/1回 (プラン変更は月1回まで) |
データ繰り越し | 余ったデータ容量を翌月末まで繰り越せる | 無料 |
高速データ通信 ON/OFF機能 | 用途に合わせて「高速モード」と「低速モード」を自由に切り替えられる | 無料 (一部プランは利用不可) |
ドデカメール | 専用のコントロールパネルから1GBまでのデータを最大5ヶ所に同時送信できる | 無料 |
※この表は、右にスクロールできます。
なお、料金プランによっては使えないサービスもあるので、しっかり内容を確認するようにしてくださいね。
インターリンクの通信速度はどう?気になる通信エリアも紹介
サービス料金に続いて、気になるインターリンクの通信速度や通信エリアについて解説します。
インターリンクの通信速度
インターリンクの通信速度については、今のところ参考になるデータが少ないため、確かな実測値を紹介できないのが現状です。(2023年8月時点の情報)
公式サイトの情報では、多くのプランが「下り最大150Mbps・上り最大50Mbps」となっていますが、これは理論値なので目安として捉えておくと良いでしょう。
インターリンクの通信エリア
インターリンクの通信エリアは、ドコモの「LTE(4G)」「FOMAサービス」の提供エリアと同じです。
SIMカードを利用する地域が提供エリア内であるかどうかは、ドコモの公式サイトから確認できます。
インターリンクの支払い方法は3種類
格安SIMを契約するとき、支払い方法も気になりますよね。インターリンクでは、以下の3つの中から支払い方法を選択できます。
インターリンクの支払い方法
- クレジットカード支払い
- NTT支払い(tabal・電話料金合算)
- 口座振替支払い
クレジットカード支払いとNTT支払いは「当月請求」、口座振替支払いは「前払い請求」になります。
また、インターリンクで使えるクレジットカードの種類は以下の通りです。
インターリンクで使えるクレジットカード
- VISA
- Master Card
- JCB
- UC
- SAISON CARD
- AMERICAN EXPRESS
- TS CUBIC
- Diners Club
- MUFG CARD
- DC
- 三菱UFJ
- NICOS
- OMC
- JACCS
なお、デビットカードはクレジットカード会社側で利用を拒否される場合があるので注意が必要です。
インターリンクで使えるおすすめのオプションを2つ紹介
ここでは、インターリンクで使えるおすすめのオプションを2つ紹介します。どちらも安くて便利なサービスなので、ぜひチェックしてみてください。
インターリンクのおすすめオプション①:SMSオプション
SMSオプションは、その名の通りSMSの送受信が可能になるサービスです。(SMSに対応する端末に限ります。)
インターリンクは「データSIM」ですが、オプションを追加することでSMSが使えるようになります。月額154円と安いので、誰でも気軽に利用できるでしょう。
なお、SMSオプションを使うには初回申し込みが必要です。契約後の追加・削除ができないことも頭に入れておきましょう。
インターリンクのおすすめオプション②:ドデカメール
ドデカメールは、専用のコントロールパネルから1GBまでのデータを最大5ヶ所に同時送信できるサービスです。
インターリンクのサーバーを利用する上、通信はSSL対応なのでセキュリティは万全。さらに無料で使えるのもポイントです。
「容量が大きいデータを送りたい」「動画や写真を一斉送信したい」というときに、ドデカメールを使えば作業が捗ります。
契約する前に要チェック!インターリンクの対応機種について
インターリンクのサービスを使うには、対応機種を用意しなければなりません。公式サイトを見てみると、利用できる端末について以下のように記載されています。
- SIMフリーの端末(スマートフォン、ルーターなど)
- ドコモのLTEに対応した端末(スマートフォン、ルーターなど)
※本サービスは LTE(4G)対応端末のみご利用いただけます。FOMA(3G)端末は利用できません。
※iPhone、iPadはiOS7.1以上でご利用いただけます。出典:インターリンク公式サイト(https://www.interlink.or.jp/service/sim/device.html)
具体的な機種名は記載されていませんが、インターリンクを使うにはSIMフリーの端末やドコモのLTE対応端末が必要です。
上記の端末を持っていない人は、通販サイトや家電量販店などで対応機種を購入するようにしてください。
インターリンクは安い?3大キャリアの料金と比較
魅力が多いインターリンクですが、お得に利用できるかどうかも気になりますよね。ここからは、インターリンクと他社の料金を比較していきます。
まずは3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)との料金比較から見ていきましょう。
インターリンクと3大キャリアの料金比較表 | ||
サービス名 | 料金プラン | 料金 (1GBの使用料) |
インターリンク | 1GBまで高速プラン 固定IP1個 | 月額1,485円 |
ドコモ | irumo
eximo |
月額2,167円
月額4,565円 |
au | スマホミニプラン5G/4G | 月額3,465円 |
ソフトバンク | ミニフィットプラン+ | 月額3,278円 |
※この表は、右にスクロールできます。
単純に同じデータ容量(1GB)を使う場合の料金を比べてみると、3大キャリアよりインターリンクの方が安いです。
また、インターリンクの基本料金には固定IPアドレスの使用料が含まれているので、よりお得に感じるでしょう。
それぞれの用途に合わせて契約先を選ぶことが重要ですが、料金面を考慮するならインターリンクがおすすめです。
インターリンクとドコモ回線の主要格安SIMの料金を比較
続いて、インターリンクと同じ回線を利用する主要格安SIM(mineo・LIBMO)との料金比較を紹介します。まずは以下の表をご覧ください。
インターリンクと主要格安SIMの料金比較表 | ||
サービス名 | 料金プラン | 料金 |
インターリンク | 1GBまで高速プラン 固定IP1個 | 月額1,485円 |
mineo | マイピタ (1GB・データ通信のみ) |
月額880円 |
LIBMO | なっとくプラン (3GB・データ通信のみ) |
月額858円 |
※この表は、右にスクロールできます。
同じ条件で比較するのは難しいですが、単純に料金だけを比べた場合、同じドコモ回線の格安SIMよりインターリンクの方が高いです。
しかし、固定IPアドレスを無料で使える点を考慮すると、インターリンクの料金は非常にお得と言えます。
格安SIMを選ぶとき、どうしても料金ばかりに目が行きがちですが、総合的にお得なのかどうかを確認することが大切です。
インターリンクにはどんなキャンペーンがある?確認方法も解説
ここでは、インターリンクのキャンペーン情報を紹介します。2023年4月現在、開催中のキャンペーンは以下の通りです。
インターリンクの主なキャンペーン | |
キャンペーン名 | 内容 |
フレッツ光回線お申し込みで現金5千円プレゼント! | 「フレッツ光回線新規申込+ZOOT NEXTサービス新規契約」で現金5千円が貰える |
インターリンク長期ご契約者様は、インターリンクLTE SIMの初期費用が無料 | インターリンクサービスを10年以上契約している人はSIM申し込み時の初期費用が無料 |
※この表は、右にスクロールできます。
ご覧のように、インターネット接続サービスのキャンペーンは行われていますが、モバイルサービスのキャンペーンは開催していません。
最新のキャンペーン情報は、インターリンクの公式サイトから確認できるので、契約する前に1度チェックしてみることをおすすめします。
口コミからわかるインターリンクの評判を紹介
実際にインターリンクの評判を調べてみたところ、SNSや投稿サイトでは有益な情報を得られませんでした。(2023年2月時点の情報)
ただ、インターリンクの公式サイトには利用者の口コミが公開されているので、本記事ではその一部を紹介していきます。
固定IPが必要でお世話になっています。値段も安く、申し込みからすぐに対応頂いているので、たいへん助かります。(2019/6/7)
出典:インターリンク公式サイト(https://www.interlink.or.jp/voice/index06.html)
様々な口コミがある中、特に「固定IPアドレスが使えて助かる」「料金が安い」という意見が多く見られました。
一般的には、固定IPアドレスを使うのに1個あたり1,000円以上かかることが多いですが、インターリンクでは無料で使えます。
上記の点を考えると、インターリンクの利用者が「助かる」と評価するのも納得できるでしょう。
現在、固定回線の無い環境から、放送(FMラジオ)のモニターのため、法人向けLTEルーターへインターリンクLTE SIMを導入して使っております。
他企業様のSIMでは、正午になった途端に混雑により、接続が切れるなどがありましたが、インターリンクLTE SIMでは終日安定しており、導入して良かったと感じております。
将来的な希望ではありますが、上り500kbpsにて無制限の新サービス、もしくは容量を使い切った後も200kbpsではなく、500kbpsなどのサービスがありますと助かります。
格安SIM業界も料金プランの改定が見られますが、貴社は料金より回線の質にて勝負をして頂きたいと思います。(2021/1/29)
出典:インターリンク公式サイト(https://www.interlink.or.jp/voice/index02.html)
通信速度の情報が少ないインターリンクですが、利用者の中には「終日安定している」と評価している人がいました。
他にも「問題なく使えている」という声もあったので、それなりの速度が出ていると考えられます。
ユニークなサービスに引かれ、契約しました。モバイルルーターが時々、アップのみダウンするのが悲しい。(2019/6/10)
出典:インターリンク公式サイト(https://www.interlink.or.jp/voice/index02.html)
一方で、「モバイルルーターを使っていると、たまにアップのみダウンする」という意見も見られました。
詳しい原因はわからないですが、使い方や利用する場所によっては通信が安定しないこともあるかもしれません。
とはいえ、インターリンクのサービスに満足している人はたくさんいたので、この機会にお試しで使ってみるのも一案です。
インターリンクはここが良い!知っておくべき3つのメリット
ここからは、インターリンクのメリット・デメリットを紹介していきます。まずはメリットの方から見ていきましょう。
インターリンクのメリット①:データ繰り越しができる!
インターリンクでは、余ったデータ容量を翌月末まで繰り越せるので、支払ったお金を無駄にすることはありません。
さらに特別な設定や申し込みが必要なく、無料でデータを繰り越せるのも嬉しいポイントです。
インターリンクのメリット②:法人契約が可能
個人契約だけでなく、法人契約に対応しているのもインターリンクのメリットです。
インターリンクならお得に固定IPアドレスが使えるので、コストを削減したい企業にとって強い味方になってくれるでしょう。
インターリンクのメリット③:3Gにも対応したSIMの提供
インターリンクでは、ドコモの3G網にも対応したデータ通信専用のマルチカットSIMを提供しています。
マルチカットSIMは、1枚で「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3サイズに対応できるので、 わざわざ端末を買い替える必要がありません。
ここに注意!インターリンクの3つのデメリット
続いて、インターリンクのデメリット(注意点)を3つ紹介します。契約後に後悔しないためにも、1つずつしっかりチェックしていきましょう。
インターリンクのデメリット①:キャリアメールが使えない
他社からインターリンクに乗り換えると、キャリアメールが使えなくなるので注意が必要です。
なお、月額の持ち運びサービスを利用すれば、乗り換え後もキャリアメールを使うことができます。
インターリンクのデメリット②:キャリア決済非対応
インターリンクは、通信料金と商品代金をまとめて支払えるキャリア決済に対応していません。
そのため、長くキャリア決済を使っていた人は、不便さを感じてしまう場合もあるでしょう。
とはいえ、キャリアからインターリンクに乗り換えれば、通信費を大幅に節約できるのもまた事実です。
インターリンクのデメリット③:SIMと端末のセット販売がない
インターリンクのデメリットとして、SIMと端末のセット販売がないことも挙げられます。
契約時に端末を購入できないため、対応機種を持っていない人やスマホの買い替えを検討している人は、別の場所で端末を用意しなければなりません。
インターリンクはこんな人におすすめ!向いている人の特徴を紹介
ここまで紹介してきた内容を踏まえると、以下のような人または企業にインターリンクはおすすめと言えます。
インターリンクの利用が向いている人
- 固定IPアドレスをスマートフォンから使いたい人
- 社内ネットワークのセキュリティ向上を図りたい人
- サーバーの整備・メンテナンス・保守管理などで固定IPアドレスが必要な人
- loT・M2M用途で固定IPアドレスが必要な人
インターリンクは、モバイル固定IPが業界最安クラスなので、固定IPアドレスが必要な人または企業におすすめです。
なお、サービスの特徴を考えると、インターリンクは個人より法人の利用に適していると言えます。
公式サイトには法人用の相談窓口が設置されており、100件以上の契約にも対応してくれるので、ぜひこの機会に格安SIMをビジネスシーンに活用してみてはいかがでしょうか。
インターリンクの初期手数料と申し込み手順について
インターリンクのサービス内容を把握したところで、初期手数料と申し込み手順についても確認していきましょう。
インターリンクの初期手数料
インターリンクを契約するには、初期手数料として3,300円が必要です。
なお、インターリンクサービスを10年以上契約している人は、初期費用が無料になります。
インターリンクの申し込み手順①:申し込み時に必要なものを用意する
まずは申し込みをするときに必要なものを用意しましょう。それぞれ用意するものは異なりますが、基本的には以下のようなものが必要です。
申し込み時に必要なもの
- 利用端末(SIMフリー端末やドコモLTE対応端末)
- 本人確認書類(運転免許証や登記簿謄本など)
- クレジットカード(クレジットカード支払いを選択する場合)
なお、本人確認として利用できる書類については、インターリンクの公式サイトから確認できます。
インターリンクの申し込み手順②公式サイトから申し込み手続きを進める
必要なものを用意したら、インターリンクの公式サイトから申し込み手続きを進めていきます。
申し込みページにアクセスすると、「メンバーIDの有無」や「メールアドレス」などの記入欄が表示されるので、案内に沿って手続きを進めていけばOKです。
サインアップが終了すると、登録したメールアドレス宛に「お申し込み完了のご連絡」メールが届きます。
インターリンクの申し込み手順③:支払い手続きを行う
「お申し込み完了のご連絡」メールが届いたら、案内に沿って支払い手続きを進めていきます。各支払い方法の手続き内容は以下の通りです。
支払い方法ごとの手続き内容 | |
支払い方法 | 手続き内容 |
クレジットカード支払い | 手続き不要(SIMカードの到着待ち) |
NTT支払い | NTT支払い申請フォームからの申し込みと本人確認書類の提出が必要 |
口座振替支払い | 申請書の郵送が必要 |
※この表は、右にスクロールできます。
なお、クレジットカード支払いは「7営業日以内」に、NTT支払いと口座振替支払いは「手続き完了後」にSIMカードが発送されます。
SIMカードが到着した後に行う設定について
手元にSIMカードが届いたら、利用する端末にSIMカード挿してAPN設定をしてください。
APN設定は、利用する端末によって設定方法が変わるので、詳しくはインターリンクの設定マニュアルをご覧ください。
簡単!インターリンクの解約方法は5つのステップをこなすだけ
申し込み手順に続いて、インターリンクの解約方法も解説します。解約が完了するまでの流れは以下の通りです。
インターリンクの解約方法
- インターリンクの「マイメニュー」からログインする
- 画面左側にある「サービスの解約」をクリックする
- 解約したいサービスを選択する
- 画面上の指示に従って解約手続きを進める
- 解約手続き完了後、マイメニューに解約日が表示されていることを確認する
なお、解約申請後の取り消し(キャンセル)はできないので、よく内容を確認しながら手続きを進めるようにしてくださいね。
困ったときの問い合わせ方法
初めてインターリンクを使う人は、何かとわからないことがあるかと思います。自分で問題を解決できない場合には、以下の方法でインターリンクへ問い合わせてみましょう。
インターリンクへの問い合わせ方法
- 「インターリンク FAQ」ページからログインする
- 「お問い合せ&履歴」をクリックする
- 「新しいお問い合せをする」 から問い合わせる
- 「お問い合わせの分類」や「サービス」などを記入して「確認」ボタンをクリックする
- 質問内容を確認して「送信」ボタンをクリックすれば問い合わせ完了
インターリンクへの問い合わせは、質問内容をメッセージで送信する形になりますが、インターリンク会員でないと問い合わせることができません、
会員登録をしていない人は、公式サイトのサポートページ内にある「ユーザー登録」から手続きをした上で、インターリンクへ問い合わせましょう。
まとめ:固定IPアドレスが必要な人にインターリンクはおすすめ!
今回は、インターリンクの特徴や評判について紹介しました。改めてインターリンクのポイントを簡単にまとめてみます。
インターリンクのポイントまとめ
- 全てのプランに「固定IPアドレス」が付いている
- 料金プランによって通信速度と使える機能が変わる
- 通信エリアはドコモの「LTE(4G)」「FOMAサービス」と同じ
- 法人契約が可能(100件以上の契約に対応)
- モバイルサービスのキャンペーンやセット販売はない
- モバイル固定IPが業界最安クラス
様々な魅力があるインターリンクですが、特に「固定IPアドレス」が必要な人におすすめです。さらに料金が安く設定されているので、コストを削減したい企業にもピッタリと言えます。
多くのユーザーがサービスに満足していたので、ぜひこの機会にあなたもインターリンクを使ってみてはいかがでしょうか。