クレジットカードのセキュリティを高めてくれる「3Dセキュア(本人認証サービス)」。
楽天カードの場合は手動で設定が必要ですが、次の3ステップで簡単に登録可能です。
- 楽天e-NAVIにログイン
- 本人認証サービスを登録
- パスワードを設定
このページでは楽天カードの本人認証サービスについて、設定方法や注意点を細かくまとめました。
目次
楽天カードの3Dセキュア(本人認証サービス)って?
3Dセキュア(本人認証サービス)とは、簡単に言うとインターネットで買い物をする際の安全性を高めるためのサービス。
クレジットカード情報だけでなく、会員自身が設定したパスワードを入力することにより、不正利用を未然に防ぐことが可能です。
楽天カードに限らず、ほとんどクレジットカード会社では3Dセキュアの登録を推奨しています。(デフォルトで自動的に設定される会社もあります)
楽天カードで3Dセキュアを登録する2大メリット
楽天カードで3Dセキュアを登録するメリットは主に次の2つ。
- スマホ決済サービスが使える/上限増額
- カード紛失時のネット不正利用リスクを軽減
1.スマホ決済サービスや電子マネーが使える/上限増額
キャッシュレス化の中、普及が進むスマホ決済サービスや電子マネー。
クレジットカードの連携をさせる際に、クレカ側で3Dセキュア(本人認証サービス)が必須となっているサービスもあります。
3Dセキュア設定によって… | |
---|---|
PayPay | 月の利用上限が5,000円→50,000円に増額 |
d払い | 利用できるようになる(必須) |
楽天ペイ | 利用できるようになる(必須) |
nanaco | チャージできるようになる(必須) |
PayPayのように、本人認証サービスの登録によって利用できる金額が増えるサービスもありますが、基本的には“必須化”の流れ。
楽天カードの3Dセキュアの設定方法は後述しますが、間違いなく設定しておくのがベターと言えるでしょう。
しかし、不正利用防止やセキュリティの観点から3Dセキュアを登録していなければ、利用できないサイトも増えてきています。
2.カード紛失時のネット不正利用リスクを軽減
クレジットカードはPINコードと呼ばれる4桁のパスワード以外、決済に必要な情報が券面に書かれていますよね。
しかし、ネット通販の場合はPINコードを入力しないケースがほとんど。
3Dセキュアを設定しておけば別途パスワード入力が追加されるので、不正利用のリスクが軽減されます。(通販サイト側も対応している必要はあり)
万が一使われてしまっても、補償を受けられる場合が大半ではあります。
楽天カードは4ブランド全て対応
楽天カードは本人認証に対応している4ブランドから選択できるので、どのカードでも本人認証を利用可能です。
それぞれの国際ブランドによって名称が異なっており以下のようになります。
国際ブランド | 3Dセキュア |
---|---|
VISA | Visa Secure |
JCB | JCB/secure |
MasterCard | MasterCard SecureCode |
American Express | American Express SafeKey |
3Dセキュアは各ブランド毎に名称は異なりますが、総称が「3Dセキュア」です。
楽天カードの3Dセキュア利用時の流れ
3Dセキュアを登録すると、ネットショッピングなどのカード決済が次のような流れになります。
- 支払い方法でカード決済を選択
- 楽天カードの番号や有効期限を入力
- 本人認証パスワードを入力(ここが追加)
- 支払い完了
通常よりも工程が1つ増えますが、セキュリティ保持のためにも習慣化しましょう。
※通販サイト側で導入している決済システムが3Dセキュアに対応していない場合は通常どおりになります。
楽天カードで3Dセキュアを登録する方法
楽天カードで3Dセキュアを登録する手順は非常に簡単で、次のとおりです。
- 3Dセキュアの設定に必要になる楽天e-NAVIにログイン
- 「本人認証サービスを登録する」というボタンを押す
- 本人認証パスワードを設定する
楽天ユーザーIDとパスワードの入力画面が出てくるため入力します。
入力後に楽天e-NAVIにログイン。
その後、「お客様情報の照会・変更」から「安心サービス」を選択後、「本人認証サービスの登録・変更」を選択します。
パスワードを半角英数4~20文字で設定すれば、本人認証サービスの登録は完了です。
登録料や利用手数料は一切かかりません。
パスワード利用時の注意点
本人認証サービスのパスワードを登録する際、次のようなものは避けましょう。
- 名前などに関する文字列
- 誕生日や連番など推測しやすいもの
- 他のサイトで多く使いまわしているもの
- 4桁の暗証番号
- 楽天e-NAVIのログインパスワード
- 楽天e-NAVIの第2パスワード
- 本人認証パスワード
使いまわしを避け、なるべく忘れないようにメモしておきましょう。
家族カードも3Dセキュアを利用可能
楽天カードの家族カードは、本カードと同じ手順で3Dセキュアに登録できます。
本カードを登録する際にまとめて済ませておくのがおすすめです。
他社の3Dセキュアサービスとの比較
カード会社 | 3Dセキュア名称 | 特徴 |
---|---|---|
楽天カード | 本人認証サービス | 利用する際は事前に「本人認証サービス」の登録が必要 |
三井住友カード | ネットショッピング認証サービス | 会員専用WEBサービス「vpass」に登録すると自動的に利用可能、ワンタイムパスワードが利用可能 |
イオンカード | オンライン決済セキュリティサービス | 会員専用WEBサービスの他に、「オンライン決済セキュリティサービス」に登録が必要 |
楽天カードとは異なり、会員専用WEBサービス登録後に自動的に利用できるカードはあるもののブランド対応数は楽天カードが最多です。
楽天カードで3Dセキュアを使えない場合の注意点
楽天カードで3Dセキュアを使えない場合の主な原因と対処法を見ていきましょう。
使えない主な原因は「パスワード忘れ」
3Dセキュア登録済みの楽天カードで買い物をする際、覚えているパスワードを入力してもエラーが発生する場合も。
エラーが起きるほとんどの原因はパスワードの入力ミスなので、一度パスワードを確認してみましょう。
楽天カードにはいくつもの暗証番号やパスワードがあるため混同しないように注意が必要です。
思い出せないときは本人認証パスワードの変更を
パスワードを変更は楽天e-NAVIにログインし、「本人認証サービスの登録・変更」画面で行います。
新しいパスワードを入力するときにセキュリティコードを入力するため、手元に楽天カードを用意しておきましょう。
登録が完了したパスワードはすぐに反映されます。
また、楽天カードの再発行、カードの切り替えを行うときにもパスワードの再設定が必要です。
新しいパスワードを登録しましょう。
楽天カードの3Dセキュア設定解除方法
3Dセキュアはセキュリティを高めてくれるものの、商品を購入する際には入力が必要となるため、手間に感じる方もいるでしょう。
そういった場合は、楽天カードの3Dセキュアを解除することも可能です。(おすすめはしませんが)
解除する場合は楽天e-NAVIにログインし、「本人認証サービスの登録・変更」画面にある「本人認証サービスの停止はこちら」を押すと下の画面が表示されます。
この画面で本人情報を入力後、「停止する」のボタンを押すと本人認証サービスの停止は完了です。
まとめ
このページは、楽天カードの3Dセキュアのメリットや登録方法、注意点などをまとめました。
3Dセキュアには不正利用の防止効果があるため、オンラインショッピングなどで安心して買い物が楽しめます。
また、3Dセキュアを利用しないと使用できないサービスもあるなど利便性の向上にもつながるでしょう。
登録料や利用料はかからないため、楽天カードをお持ちであれば登録することをおすすめします。