


auは格安プランとして「povo」の展開を開始しましたが、サブブランドのUQモバイルという選択肢も用意しています。
さらにKDDIは、子会社のBIGLOBEによって格安SIMのBIGLOBEモバイルも提供しています。
この記事ではpovoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルを比較します。
それぞれの得意・不得意を踏まえ、どれがどんな人におすすめかをまとめるので、参考にしてくださいね。
また、povoの特徴や料金、メリット・デメリットをまとめた完全ガイドもありますので、色々詳しく知りたい方はこちらもご覧ください!
目次
最初に…povoやau回線の格安SIMを使っている方に朗報!
これからpovoに乗り換える方は先にauオンラインショップから機種変更するのでもOK!
最新モデルも要チェックです!
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povo・UQモバイル(サブブランド)・BIGLOBEモバイル(MVNO)は回線種別が違う
細かいサービス内容を比較する前に、povo・UQモバイル・BIGLOBEモバイルの回線種別について違いを解説します。
現在、モバイル通信業界には「キャリア直回線」「サブブランド」「MVNO(格安SIM)」という3つの回線がありますが、それぞれの特徴を知っておきましょう!

povoはau直回線で高品質な速度
povoはauが直接提供するサービスであり、速度品質はauに準じます。
auは自前の基地局を持っており、auと直接契約をするユーザーは最も高品質な帯域(回線)を利用できるためpovoの回線速度は非常に高品質と言えるでしょう。
速度品質で選ぶなら、後述のUQモバイルかpovoのどちらかで契約をすることをおすすめします!
UQモバイルはサブブランド回線でauとほぼ同等の品質
UQモバイルは「サブブランド」と呼ばれる、auが直接提供する格安SIMです。
あくまでも格安プランのため、本家と比べるとやや速度は劣るものの十分な品質で使えます。
MVNO(auから回線を借りて提供する事業者)である格安SIMは回線が混雑する時間帯(昼12-13時など)は速度が落ちる傾向にありますが、UQモバイルならそういった時間帯も快適。
速度と安さを兼ね備えたバランスの良いサービスがサブブランドであり、UQモバイルは非常におすすめできますよ!
BIGLOBEモバイルはMVNO(格安SIM)のため、やや速度が落ちる
BIGLOBEモバイルはauから通信回線を借り受けてサービスを提供するMVNO事業者です。
自前の基地局を持たずにサービスを提供するため安価に利用できますが、その分使える帯域(回線)の品質がやや悪くストレスを感じることもあるでしょう。
特に混雑時間帯(昼12-13時や夜18-19時)に速度が低下する可能性が高く、動画視聴やアプリのダウンロードに時間がかかる可能性があります。
料金を最優先するならおすすめできますが、品質も大事という方はpovoかUQモバイルがおすすめです。
povoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルで料金を比較!
まずは、povoとUQモバイル、そしてBIGLOBEモバイルの月額料金を比べてみましょう。


povo2.0 | UQモバイル | BIGLOBEモバイル | |
1GB | 390円 | - | 1,078円 |
3GB | 990円 | 1,628円 | 1,320円 |
5GB | - | - | - |
6GB | - | - | 1,870円 |
15GB | - | 2,728円 | - |
20GB | 2,700円 | - | - |
25GB | - | 3,828円 | - |
見てのとおり、各社で料金プランはバラバラです。

povoはUQモバイルの15GBプランとほぼ同額で20GB使える
povoがUQモバイルやBIGLOBEモバイルと比べて優れているのは、データ容量の大きさに対する料金の安さです。
UQモバイルだと15GBで月額2,728円ですが、povoならほぼ同額の2,700円で5GB多い20GBを使えます。
povoとUQモバイルを同額で使う場合のデータ容量の差 | ||
povo | UQモバイル | |
データ容量 | 20GB | 15GB |
月額料金(税抜) | 2,700円 | 2,728円 |
つまり20GBの大容量を安く使いたいなら、povoがベストな選択肢になりますよ。
ただし、UQモバイルには固定回線や電気とのセット契約で割引になる「UQ自宅セット割」が用意されています。
自宅割適用時のUQモバイルは「15GB 2,090円、25GB 2,970円」と非常に安価なため、固定回線とセット利用をする場合はUQモバイルを選択しましょう!

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povo2.0期間限定!一週間データ使い放題キャンペーン!
参照:povo公式https://povo.jp/spec/topping/limited/
povo2.0では「お試しトッピング」で7日間データ使い放題1,800円のキャンペーンを行っています!
トッピング名(利用可能期間) | 料金 |
---|---|
【期間限定】データ使い放題(7日間) | 1,800円 |


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【参考】povoなら24時間データ使い放題のオプションを利用可能
povoには、200円(税抜)で24時間データ使い放題のオプションが用意されています。
休みの日や外泊時などに一時的に大容量の通信をするなら、povoでオプションを活用するのも良いですね。


なおBIGLOBEモバイルにも、月額280円(税抜)でYouTubeなどの対応アプリが使い放題になる「エンタメフリー・オプション」があります。
対象のサービスを使う機会が多いなら、BIGLOBEモバイルでエンタメフリー・オプションを申し込むのも良いですね。
エンタメフリー・オプション2ヶ月無料!
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UQモバイルとBIGLOBEモバイルは余ったデータの翌月繰り越しに対応!
povoは余った容量の繰り越しはできません。

UQモバイルやBIGLOBEモバイルなら、余ったデータ量を翌月に繰り越せます。
データを無駄なく使いやすいのは、UQモバイルやBIGLOBEモバイルの大きなメリットです。


最大15,000円相当(不課税)au PAY残高還元
エンタメフリー・オプション2ヶ月無料!
初期費用や解約費用を比較!povoならいずれも無料
スマホの回線を申し込む際は、初期費用や解約費用にも注目する必要があります。

povoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルの、初期費用や解約費用を比べてみました。
povoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルの料金比較 | |||
povo | UQモバイル | BIGLOBEモバイル | |
初期費用(税抜) | 0円 | 3,300円 | 3,394円 |
契約解除料(税抜) | 0円 | 0円 | 1,000円(サービス開始翌月を1ヶ月目として12ヶ月目まで) |
MNP転出手数料(税抜) | 0円 | 0円 | 0円 |
povoは初期費用・解約費用のいずれも0円で、契約・解約時の負担がありません。
UQモバイルやBIGLOBEモバイルは、契約時に初期費用が発生します。
さらにBIGLOBEモバイルは1年以内の解約で1,100円の違約金がかかります。
契約・解約は、povoが一番料金的に有利と考えられますね。
ただ、定期的にBIGLOBEモバイルは初期費用が無料になるキャンペーンを行ってるので、常にチェックが必要です。
また、UQモバイルも新規契約かMNPでキャッシュバックのキャンペーンを実施してますので、契約時に関しては一概にpovoが一番有利とは限りません。
auサブブランドのUQモバイル・povo・au間では移行手数料がかからない
povoとUQモバイル、そしてau間の乗り換えでは、契約解除料や番号移行手数料、契約事務手数料がかかりません。
当面はau・UQモバイル・povo間の移行で契約解除料と番号移行手数料、新規事務手数料が一旦発生しますが、翌月以降の料金から割り引かれるので実質0円になります。
現在auやUQモバイルを契約しているなら、povoへ負担なく乗り換えられますよ。

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povoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルで回線速度を比較!
続いて、povoとUQモバイル、そしてBIGLOBEモバイルの回線速度に関する口コミや仕様を比べてみました。
povoとUQモバイルはKDDIが自ら展開しているので、速度における心配は仕様上ではとくにないと考えられます。
果たして、実際のスピードはどうでしょうか。
回線速度はau本家が提供するpovoやUQモバイルなら基本的に心配なし
povo、UQモバイル、そしてBIGLOBEモバイルの速度に関する口コミをまとめました。
povoの測定結果
Ping値: 43.0ms
ダウンロード速度: 65.81Mbps(速い)
アップロード速度: 9.02Mbps(遅い)https://t.co/GxbjOhrsZ3 #みんなのネット回線速度— ななな (@Na7Chisa) August 13, 2021
この時間のpovo/4Gのスピード。夜になるとスピード上がるな。…使用中のインターネットの速度は: 140Mbps. お使いのインターネットの速度はどのくらいですか? https://t.co/CzTKi22rdE
— 元館長 (@tkuzorome) July 21, 2021
povoの速度は概ね好評で、利用者が増えて回線が混み合いやすいお昼でも、速いといった高速が出ています。
UQモバイルの速度にビックリ!
ダウンロード:20 Mbps
アップロード:16MbpsSNSを良く使う人はLINEモバイルでいいけど、ゲームアプリするんならUQモバイルが断然おすすめ!
・3GBプランで月額1,680円
公式サイトはこちら
→UQモバイルの詳細をみる(リンク) pic.twitter.com/qYwL1vjDXo— ワロリンス (@warorince) November 19, 2017
UQ モバイルの速度計測 日曜日 10:48
下り 162 Mbps
上り 6.39 Mbps
休日とはいえ爆速やな#pixel3XL pic.twitter.com/41gT5CA9l9— sim free lover (@simfreelover) March 1, 2020
UQモバイルも速度は好評、いつでも快適に使えているという声が多く見受けられました。
biglobeモバイル Type-A SIM
平日18時の秋葉原で計測
下り 33.7 Mbps
上り 20.0 Mbps良い速度
— いいんちょ@使い魔 (@tukaima_m) October 24, 2019
BIGLOBEモバイル全然あかんなー昼の通信速度遅すぎるわ。
通信制限掛かってたauより遅いんちゃう?— けびょう (@kebyou) June 3, 2021
BIGLOBEモバイルも通常時は速度が出るものの、お昼時は速度が遅めな傾向にあることが口コミからわかりました。
以上の通り、povoやUQモバイルの速度は高速です。
BIGLOBEモバイルはお昼に遅くなる可能性があるので、昼に使う機会が多い方はちょっと注意が必要ですね。
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データ上限到達時の速度はpovoとUQモバイルのプランM・Lが高速
契約しているデータ容量を使い切った際の、制限中の通信速度を比べてみました。
速度制限時の最大通信速度の比較 | |
UQモバイル・くりこしプランS | 300kbps |
UQモバイル・くりこしプランM・L | 1Mbps |
povo | 1Mbps |
BIGLOBEモバイル | 200kbps |
見てのとおり、速いのは最大1Mbpsに対応するpovoとUQモバイルのくりこしプランM・Lです。
1Mbpsあれば、並程度の画質による動画再生やネットサーフィン、SNS、メールなどを快適に行なえますよ。

反対に一番遅いのは、最大200kbpsのBIGLOBEモバイルでした。
200kbpsだと動画や画像を使ったSNSなどはちょっと読み込み時間が長くなって厳しめなので、快適に使える場面は少なくなります。

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povoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルでサービス内容を比較!
ここからは、povoとUQモバイル、そしてBIGLOBEモバイルといったau系列回線のサービス内容を比較します。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、料金や速度と合わせてしっかりチェックしてください。
povoは申込みがオンライン受付のみ
UQモバイルやBIGLOBEモバイルは店舗契約に対応していますが、povoはオンライン受付のみです。
ネット上でのサービス申し込みが苦手な方は、必然的にUQモバイルやBIGLOBEモバイルを検討することになります。


ショップでのサポートを受けられるのはUQモバイルのみ
スマートフォンが壊れた、使い方がわからないといった時にショップでサポートを受けられるのは、UQモバイルのみです。
UQモバイルではUQスポットやau Style、一部のauショップにおいて、サポートを受けられますよ。
BIGLOBEモバイルはサポートがWebか電話、povoはWeb受付のみです。
トラブル時の相談をオペレーターと直接行いたい場合は、店舗でのサポートに対応するUQモバイルを選ぶのがおすすめになります。
povoはスマホのセット購入不可・UQモバイルとBIGLOBEモバイルは対応
povoはスマートフォンをセットで購入できず、自分で用意しなければいけません。

UQモバイルやBIGLOBEモバイルなら、通信や通話に使える新しいスマートフォンをセット購入できますよ。

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キャリアメールが使えるのはUQモバイルのみ
携帯キャリア提供のメールアドレスを使えるのは、UQモバイルのみです。

家族などとの連絡にどうしてもキャリアメールが必要な場合は、UQモバイルで月額200円(税抜)のメールサービスを申し込みましょう。
BIGLOBEモバイルのみ、無制限のかけ放題に非対応
povoは月額1,500円(税抜)、UQモバイルは1,700円(税抜)で、分数無制限の国内通話かけ放題を利用できます。
一方でBIGLOBEモバイルは、無制限のかけ放題に非対応です。
頻繁に長電話などを行う方は、povoかUQモバイルを選びましょう。
povoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルはそれぞれどんな人におすすめ?
ここまでの比較を踏まえて、povoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルがそれぞれどんな人におすすめかをまとめました。
povoはこんな人におすすめ!
povoがおすすめな人
- 度々スマホを使っていて、月々の通信量は20GBあれば十分
- 不定期にたくさん通信する日がある
- 通信速度が速いサービスを使いたい
- Web上での手続きに慣れている
- 大容量で利用料金が安い、高コスパなプランを使いたい
povoは20GBの月額料金が最安値なので、安くたくさん通信したい人におすすめです。
ただし、povoは契約やサポート対応がWeb受付のみなので、店舗や電話でのやり取りをしたい人には向いていません。
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UQモバイルがおすすめなのはこんな人!
UQモバイルがおすすめな人
- スマホをあまり使わない、または反対にたくさん使う(動画再生などで通信する機会が多い)
- 店舗での申し込みやサポート対応が必要
- 通信速度が速いサービスを使いたい
- キャリアメールを使いたい
- 自宅セット割対象の固定回線(auひかりなど)を利用できる方
UQモバイルは3GBや25GBを選べるので、povoの20GBだと足りない、または多すぎる人におすすめです。
UQモバイルの申し込みは店舗でもOK、サポートも充実しているので、キャリアの使用感を保ちつつ料金を下げたい方は要検討ですよ。
また、月額料金が1回線あたり最大858円割引になる「UQ自宅セット割」が非常にお得です。そのため、自宅セット割の対象になる固定回線を契約できる場合はUQモバイルを選択しましょう!
最大15,000円相当(不課税)au PAY残高還元
BIGLOBEモバイルはこんな人におすすめ!

出典:BIGLOBEモバイル(https://join.biglobe.ne.jp/mobile/)
BIGLOBEモバイルがおすすめな人
- あまり通信せず、とにかく料金を最安にしたい
- YouTubeやSpotifyなど、動画・音楽・電子書籍系コンテンツを使うことが多い
- 通信速度の速さにはこだわらない
- 店舗での充実したサポートはなくてもOK
BIGLOBEモバイルはとにかく料金が安いので、安さ最重視の人に最適です。
対象アプリの通信量がカウントされない「エンタメフリー・オプション」を申し込めば、動画や音楽なども存分に楽しめます。

サポートはUQモバイルほど充実しておらず、速度もpovoやUQモバイルと比べて不安定なことにご注意ください。
エンタメフリー・オプション2ヶ月無料!
まとめ
今回は、povoとUQモバイル、BIGLOBEモバイルといったau系列の格安プランを比較しました。
ポイント
- povoは月額2,480円(税抜)で20GBの大容量通信ができる
- povoには200円(税抜)で24時間のデータ使い放題オプションもある
- povoは申込みやサポートがWeb対応のみ
- UQモバイルは申込みやサポートが店舗にも対応、3GBや25GBといった幅広い容量のプランもある
- UQモバイルの自宅セット割が適用できるなら料金は最もお得!
- BIGLOBEモバイルは3GB980円(税抜)などの低価格、エンタメフリー・オプションで動画や音楽、電子書籍を楽しめる
- 速度はpovoやUQモバイルなら心配なし
- キャリアメールを使えるのはUQモバイルのみ
- BIGLOBEモバイルのみ、分数無制限の国内通話かけ放題がない
povoは20GBの月額料金が最安で、1GB/3GBプランのラインナップも充実しています。
UQモバイルは自宅セット割が適用できるなら最安値のため、自宅セット割が適用できる場合は迷わずUQモバイルを選択しましょう!
今回の解説を参考に、自分にとってベストなau系列の回線を見つけてくださいね。
なお、当サイトではpovoを始め、主要格安SIM13社をニーズ毎に比較した記事もありますので、その他SIMの情報も見たい方はぜひ併せてご確認ください!
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