


AIRSIMモバイルは格安SIMのひとつですが、主要の格安SIMと比べると知名度が低く知らない方も多いと思います。
そこで、この記事ではAIRSIMモバイルの特徴や、ユーザーの口コミなどを解説していきます。
AIRSIMモバイルが気になっている方や、契約するか検討している方はぜひ参考にしてください。
2023年8月現在、サービス改修作業中のため、新規のお申込みの受付を一時休止しております。最新情報は公式サイトからご確認ください。
目次
AIRSIM モバイルの特徴
出典:AIRSIMモバイル公式(https://airsim.jp/)
AIRSIMモバイルは、株式会社エア・コミュニケーションが提供している格安SIMです。
似た名前に「AIRSIM」がありますが、「AIRSIMモバイル」とは別のサービスのため勘違いしないように注意してください。


AIRSIMモバイルはドコモ回線を使った格安SIMとなっており、データ通信SIMだけを提供しています。
SMS機能は付随できますが音声通話には対応していないため、サブ端末としての運用やパソコン用のテザリング回線としての運用がおすすめです。
料金プラン紹介
ここからは、AIRSIMモバイルの料金プランについて解説していきます。

基本使用料
まずは通常の基本使用料から紹介していきます。
データ容量 | 基本使用料 |
1GB | 649円 |
3GB | 902円 |
5GB | 1,298円 |
7GB | 1,980円 |
10GB | 2,255円 |
25GB | 5,500円 |
AIRSIMモバイルの基本使用料は上記のとおりです。
10GBプランまでは基本使用料は安く抑えられていますが、25GBは5,500円と高めの価格設定となっています。
そのため、サブ端末として使いたい方やパソコン用として使いたい方は10GBまでで検討したほうが良いでしょう。
基本使用料(固定IPアドレスあり)
続いては固定IPアドレスありの基本使用料を紹介していきます。
データ容量 | 基本使用料 |
3GB | 1,870円 |
5GB | 2,310円 |
7GB | 2,970円 |
10GB | 3,850円 |
25GB | 6,160円 |
固定IPアドレスありの基本使用料は上記のとおりです。
通常の料金プランと比べると基本使用料が高くなっていることがわかります。
そのため、テレワークなどで固定IPアドレスが必要な方のみ選ぶ料金プランだと考えておきましょう。
ユニバーサル料
ユニバーサル料 |
2.2円 |
ユニバーサル料は上記のとおり、月額で2.2円が発生します。
ただし、ユニバーサル料はSMSを契約した際にしか発生しないため、データSIMのみ契約した場合は発生しません。
SMS使用料
SMS使用料 |
165円 |
SMS使用料は上記のとおり、月額で165円が発生します。
基本使用料にプラスして165円が発生するため、SMSが必要な方のみ契約すると良いでしょう。
通信速度と通信エリア


通信速度
AIRSIMモバイル最大通信速度 | |
下り通信速度 | 375Mbps |
上り通信速度 | 60Mbps |
AIRSIMモバイルの最大通信速度は上記のとおりです。
知名度の低さが影響しているのか、通信速度の測定サイトやTwitterでの口コミで通信速度を測定している方は見つかりませんでした。
上記の通信速度は、最大通信速度のため、実際に使う際に出る通信速度ではありません。
AIRSIMモバイルは格安SIMのため、30Mbps程度が出ることが多いため、375Mbps出ると勘違いしないようにしましょう。
通信エリア
出典:AIRSIMモバイル公式(https://airsim.jp/)
AIRSIMモバイルはドコモ回線を使っているため、NTTドコモが提供するFOMA/&Xi回線のエリアと変わりません。
ドコモの通信エリアは「通信・エリア」で確認できるため、AIRSIMモバイルを検討している方はドコモの通信エリアを調べておきましょう。
また、AIRSIMモバイルは5G回線には非対応となっており、5G対応のスマホを持っていても5G回線は利用できません。


支払い方法の紹介
AIRSIMモバイルが対応している支払い方法はクレジットカード払いのみとなっています。
また3Dセキュアに対応したクレジットカードしか使えません。

スマホ用IP電話アプリ


以下で、AIRSIMモバイルでの通話方法を詳しく説明します。
050 plus
050plusは、050番号を使ってIP電話が可能なサービスです。
050plus | |
月額料金 | 330円 |
通話料金(無料通話プロバイダ) | 無料 |
通話料金(固定電話) | 3分8.8円 |
通話料金(スマホ) | 1分11円 |
050plusの月額料金や通話料金は上記のとおりです。
050plusを契約すると月額料金330円プラス使った分だけの通話料金が発生します。
電話が必ず必要な方であれば契約しても良いですが、使うかどうかわからない方は契約しないほうが良いでしょう。
SMARTalk
SMARTalkも、先ほど紹介した050plusと同じくIP電話を使ったサービスです。
SMARTalk | |
月額料金 | 無料 |
通話料金(スマホ・固定通話) | 8.8円/30秒 |
通話料金(SMARTalk同士) | 無料 |
SMARTalkは月額料金が無料のIP電話サービスとなっており、発生する支払いは通話料金だけとなります。
050plusとは異なり月額料金が無料のサービスのため、念のため電話できる状態にしたいという方にSMARTalkはおすすめです。
AIRSIM モバイルの対応機種
ここからは、AIRSIMモバイルの対応機種について紹介していきます。
AIRSIMモバイルで使える機種が気になる方はご覧ください。
AIRSIM モバイル対応のiPhone機種
出典:Apple公式(https://support.apple.com/kb/SP767?locale=ja_JP)
AIRSIMモバイルに対応したiPhone機種は以下のとおりです。
AIRSIMモバイル対応iPhone
- iPhone11
- iPhone11Pro
- iPhone11 Pro Max
- iPhoneXS
- iPhoneXR
AIRSIMモバイルの公式サイトに記載されていた対応iPhoneは3GS~11までとなっていました。
iPhone12以降も使える可能性はありますが、公式サイトに明記されていないため注意しましょう。
AIRSIM モバイル対応のAndroid機種
AIRSIMモバイルに対応したAndroid機種は以下のとおりです。
AIRSIMモバイル対応Android
- ZenFone5 A500KL
- Google Pixel 4 XL
- Google Pixel 4
- Galaxy S9 SC-02K
- AQUOS sense3 SH-02M
- AQUOS sense2 SH-M08
- Xperia Z5 SO-01H
- Xperia Z5 Premium SO-03H
- Xperia Z5 Compact SO-02H
- ARROWS X LTE F-05D
AIRSIMモバイルは対応したAndroid機種自体は多いものの、最新のAndroid機種の動作確認は取れていませんでしたが最もオトクなこ
新しいAndroid機種も使える可能性自体はありますが、動作確認が取れていないため注意しましょう。
端末をお持ちでない場合
AIRSIMモバイルで使える端末を持っていなかった場合は、端末を新しく購入する必要があります。
しかし、AIRSIMモバイルは端末のセット販売を行っていないため、Amazonや家電量販店などで購入しなければいけません。
ただし、AIRSIMモバイルで動作確認が取れている端末は古いものが多いため、本体価格は安く抑えられる可能性が高いです。

3大キャリアとの料金比較


AIRSIMモバイル | docomo | au | SoftBank | |
月額料金 | 649~5,500円 | 2,167~7,315円 | 3,465~7,238円 | 3,278~7,238円 |
AIRSIMモバイルはデータ通信SIM、3大キャリアは音声通話SIMという違いがありますが、料金自体はAIRSIMモバイルの方が圧倒的に安いです。
通信速度や家族割などの違いはありますが、料金だけで選びたい場合はAIRSIMモバイルがおすすめです。
主要格安SIMの料金との比較


AIRSIM モバイルと同じドコモ回線を利用している格安SIMとの料金比較
まずは、AIRSIMモバイルと同じドコモ回線を使っている格安SIMの料金を比較していきます。
格安SIM | 月額料金 |
AIRSIMモバイル | 1GB:649円 3GB:902円 5GB:1,298円 7GB:1,980円 10GB:2,255円 25GB:5,500円 |
mineo | 1GB:880円 5GB:1,265円 10GB:1,705円 20GB:1,925円 |
ahamo | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
LIBMO | 低速無制限:528円 3GB:858円 8GB:1,320円 20GB:1,991円 30GB:2,728円 |
複数の格安SIMと比較した結果、1GBプランはAIRSIMモバイルが最もおトクなことがわかりました。
一方で50GBプランを比較するとahamoは100GBで4,950円になるため、大容量プランを探している方はahamoの方がおすすめです。


その他格安SIMとの料金比較
続いてはAIRSIMモバイルと他の格安SIMの料金を比較していきます。
格安SIM | 月額料金 |
AIRSIMモバイル | 1GB:649円 3GB:902円 5GB:1,298円 7GB:1,980円 10GB:2,255円 25GB:5,500円 |
ワイモバイル | 3GB:2,178円 15GB:3,278円 25GB:4,158円 |
UQモバイル | 3GB:2,365円 15GB:3,465円 20GB:3,278円 |
HISモバイル | 1GB:440円 3GB:580円 7GB:880円 20GB:2,080円 50GB:5,880円 |
nuroモバイル | 3GB:627円 5GB:825円 10GB:1,320円 |
AIRSIMモバイルと他の格安SIMを比較した結果、より安いデータ通信SIMの格安SIMがあることがわかりました。
中でもHISモバイルは似た料金プランを展開しつつ、AIRSIMモバイルより安い月額料金となっています。
そのため、低容量プランを探している方はAIRSIMモバイルよりHISモバイルをおすすめします。
AIRSIMの評判・口コミ
ここからAIRSIMモバイルの評判・口コミを紹介していきます。
格安SIMに手を出している業者は
軒並み大下落の中 人気SiM
AIRSIMモバイルを運営のアエリアは ほぼ無風。
これは、世界がアエリアにひれ伏したという市場の判断だろうな。
実質ストップ高。
って、これにA3!やイケメン絡めろよな(怒) pic.twitter.com/GhgtBgymX4— みさき座長?工場派遣社員 (@Rahotsu7) November 1, 2018
AIRSIMモバイルの評判・口コミをTwitterで調べてみたところ1件しか見つかりませんでした。
またツイート自体も4年前のものとなっており、2022年現在のものとは内容が異なる部分もあります。
そのため、評判・口コミはあまり参考にせずに契約するか決めたほうが良いでしょう。
AIRSIM モバイルのメリット
ここからはAIRSIMモバイルのメリットを紹介していきます。
AIRSIMモバイルのメリット
- メリット1:細かい料金プラン
- メリット2:マイページ
- メリット3:固定IPアドレス付きプランも豊富

メリット1:細かい料金プラン
AIRSIMモバイルは、料金プランがデータ容量ごとに細かく設定されており、自分の使用量に合わせてプランを選びやすいメリットがあります。
AIRSIMモバイルは「1・3・5・7・10・25GB」ごとにプランが用意されているため、ご自身の使うデータ容量にあったプランを見つけやすいです。
特に低容量プランが豊富になっており、低容量プランを探している方におすすめです。
メリット2:マイページ
AIRSIMモバイルは、マイページで自分の使ったデータ容量を把握しやすいメリットがあります。
マイページにログインすると、いつでも使ったデータ容量を確認できるため、データ容量の使いすぎを防止できます。
サブ端末として使う場合や、パソコン用の回線として使う場合は、マイページをブックマークにいれておくと良いでしょう。
メリット3:固定IPアドレス付きプランも豊富
AIRSIMモバイルは、固定IPアドレス付きの料金プランも提供しています。
固定IPアドレス付きのプランを提供している格安SIMはほとんどないため、固定IPアドレスが必要な方はAIRSIMモバイルがおすすめです。

AIRSIM モバイルのデメリット(注意点)
ここからはAIRSIMモバイルのデメリットを解説していきます。
AIRSIMモバイルのデメリット
- デメリット1:キャリアメール
- デメリット2:開催中のキャンペーンがない
- デメリット3:違約金がかかる場合がある
- デメリット4:サポート体制が不十分
- デメリット5:キャリア決済は使えない
AIRSIMモバイルのデメリットは上記の5つです。

デメリット1:キャリアメール
AIRSIMモバイルはキャリアメールを提供していません。
そのため、キャリアメールを使いたい場合は、キャリアが行っているキャリアメール持ち運びオプションに加入しなければいけません。
キャリアメール持ち運びオプションは月額料金が発生する有料オプションのため、AIRSIMモバイルの月額料金にプラスしてオプション料金が発生します。
キャリアメール以外で良い場合は、Gメールなどのフリーメールを作成すればメールアドレス自体は入手できます。

キャリアメールが必要な方は有料オプションに加入する必要があると覚えておきましょう。
デメリット2:開催中のキャンペーンがない
AIRSIMモバイルは2023年4月現在キャンペーンなどを一切行っていません。
他の格安SIMは月額料金割引キャンペーンや、初期手数料無料キャンペーンなどを開催しています。
そのため、AIRSIMモバイルを契約するより、キャンペーンを利用したほうがお得になるケースも多いです。

デメリット3:違約金がかかる場合がある
AIRSIMモバイルは、最低利用期間が12カ月と定められており、期間内に解約すると最大1,100円の違約金が発生します。
違約金は契約しているプランによって変動し、月額料金1,100円以内のプランを契約している場合は、月額料金分の違約金になります。
違約金が発生しなくなるのは、12カ月目の末日以降のため、短期間の契約を検討している方は注意しましょう。
デメリット4:サポート体制が不十分
AIRSIMモバイルは、店舗でのサポートや電話のサポート対応がありません。
そのため、緊急時の問い合わせなどが行いにくい可能性があります。
AIRSIMモバイルは「問い合わせ先」ページを用意しているため、困ったときは「問い合わせ先」から問い合わせを行いましょう。
デメリット5:キャリア決済は使えない
AIRSIMモバイルは格安SIMに該当するため、キャリア決済が行えません。
キャリア決済を普段から使っていない方は問題ありませんが、キャリア決済を使っている方はキャリアの格安プランがおすすめです。
AIRSIM モバイルはこんな人におすすめ!
AIRSIMモバイルの基本情報やメリット・デメリットを見てわかった、おすすめの人は以下のとおりです。
AIRSIMモバイルがおすすめの人
- 固定IPアドレスが必要な人
- テレワークなどで使える格安SIMを探している人
AIRSIMモバイルは月額料金も安めに設定されていますが、HISモバイルの方が安いため、安さを重視している方にはおすすめできません。
しかし、固定IPアドレス付きの料金プランを提供しており、固定IPアドレスが必要な方におすすめです。

初期手数料と申し込み、設定の流れ
ここからは、AIRSIMモバイルの初期手数料や申し込み手順を紹介していきます。
AIRSIMモバイルを契約を考えている方は、事前に流れを把握していきましょう。
新規登録手数料
AIRSIMモバイルの新規登録手数料は3,300円です。
しかし、エアネット会員であれば、登録時のメールアドレスをairnet.ne.jpにすることで無料にできます。

申し込み手順1:必要なものを準備
AIRSIMモバイルに申し込む際は、支払い方法として使えるクレジットカードの準備が必要です。
AIRSIMモバイルで選べるクレジットカード
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners
AIRSIMモバイルで使えるクレジットカードは上記のとおりです。
また3Dセキュアに対応している必要があるため、持っていない方は事前に準備しておきましょう。
手順2:申し込み
クレジットカードの準備ができたあとは、AIRSIMモバイルに申し込みを行ってください。
料金プランの選択やお客様情報の入力が必要になりますが、申し込み自体は5分程度で完了します。

手順3:SIMカードの差し替えとAPN設定
AIRSIMモバイルへの申し込みが完了したあとは、SIMカードの差し替えを行いましょう。
手持ちのスマホに挿入する場合は、すでに入っているSIMカードと入れ替えるだけで完了です。
また、SIMカードの差し替えが終わったあとは、APN設定を行うだけで完了します。
AIRSIMモバイルのAPN設定
- iOS:iOS版 モバイルカード設定方法
- Android:Android版 モバイルカード設定方法
APN設定はiOS機種とAndroid機種によって異なるため、上記を参考に設定してください。
AIRSIM モバイルの解約方法
AIRSIMモバイルの解約方法は以下のとおりです。
AIRSIMモバイルの解約方法
- AIRSIMモバイルのマイページにログインする
- マイページ内にある「解約」を選ぶ
- 画面の説明に沿って解約手続きを進めて完了
AIRSIMモバイルの解約はマイページからのみとなっており、電話からの解約は不可能です。

まとめ
この記事ではAIRSIMモバイルの基本情報やメリット・デメリットを解説してきました。
AIRSIMモバイルのまとめ
- 基本使用料は安めに設定されている
- 安く設定されているものの、もっと安い格安SIMがある
- ユーザー数が少なく評判や口コミが見つからなかった
- 固定IPアドレスプランがあるため、テレワークなどで必要な方におすすめ
AIRSIMモバイルは月額料金は安く設定されていますが、HISモバイルなどのデータ通信SIMの方が月額料金は安いです。
そのため、AIRSIMモバイルは固定IPアドレスが必要な方におすすめします。