


でも、SMSって意外よく分からないですよね。名前もSNSと非常に似ているし、機能も分かりづらい部分がある気がします。
ということで、今回はLINEモバイルのSMSについてまとめます。
この記事さえ読めば、
- SMSは何か
- SMSの料金
- LINEモバイルでSMSは必要なのか。メリットは何か
- SMSを使う注意点はなにか
が初心者の方でも1から10まで分かる構成になっています。
今日始めてSMSを聞いた方も、なんとなく名前は知っているけど、深くは分からないという方もぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
そもそもSMSってなに?


SMS=ショートメッセージサービス
SMSとは、ショートメッセージサービスの略です。
よく間違いがちなSNSはソーシャルネットワーキングサービスのことで、LINEやFacebook、Twitterなど人とネット上で繋がるサービスのことを指します。
SMSのMはメッセージのMと覚えておくと頭がこんがらがりにくいですよ。
SMSは電話番号を宛先にして、短い文章をやりとりするサービスです。ほとんどの場合、70文字前後を1つのメールで送ることができます。相手の電話番号さえ知っていれば、他社を契約している人と送受信することが可能です。

LINEモバイルではSMSは使えるの?
では、LINEモバイルではSMSは使えるのでしょうか。
結論から言うと、YESです。
ただ、例外も多少ありますので一緒に確認していきましょう。
データSIM(SMS付き)や音声通話SIMならSMS機能あり!
LINEモバイルには以下3つのSIMカードがあります。
- データSIM(現在は提供なし、2020年2月18日まで契約可能)
- データSIM+SMS
- 音声通話SIM
③の音声通話SIMは次の段落で詳しく説明しますので、今は置いといて、①と②のデータSIMについて説明します。
名前からも分かるように、①と②のSIMカードの違いはSMSが付いているか、いないかです。②は「+SMS」とありますので、もちろんSMSを使うことができます。
一方、①データSIMは、SMSを使うことができません。この場合、SMSの受信、送信両方ともできません。
ただし2020年2月19日以降、LINEモバイルはSMS対応のデータSIMか音声通話SIMしか契約できない仕様に変わったので、「SMS非対応のデータSIMを契約する」という概念自体がなくなりました。

音声通話SIMはもともとSMS機能がついている
音声通話SIMの場合は、もれなくSMSが最初から付いています。
音声通話SIMは、
- データ通信
- SMS
- 電話番号での通話
の3つができるSIMカードです。
また、音声通話SIMについたSMS機能を使わないからといって、外すことはできません。
LINEモバイルは2021年3月31日をもって新規受付が終了しました。
LINEモバイルSMSの送受信料はいくら?
では、LINEモバイルでSMSを送受信した場合の料金はいくらかかるのでしょうか?
先ほどご紹介したデータSIM+SMSと音声通話SIMは単純にSMSの機能が付いているだけで、SMS送受信をタダでできるわけではありません。
SMS利用には別途料金が発生します。

LINEモバイル国内でのSMS送信料
LINEモバイルの公式サイトには、
<SMS送信料>
国内送信 3~30円/通(課税あり) ※文字量などによって変化します。
海外へ送信 50~500円/通(非課税) ※文字量などによって変化します。
海外で送信 100円/通(非課税)
との記載があります。

1つ3円なら10通送っても30円にしかなりませんが、1通30円だと10通送るだけで300円になってしまい、コンビニでいくらのおにぎりとお水くらいなら買えてしまいますもんね。
ということで、国内に送信した場合の料金をもっともっと厳密に調べてみました。
結論から言うと、文字数によって料金は変動します。

出典:ドコモ公式サイト(https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/worldcall/sms/)
先ほど、SMSで1回に送ることのできる文字数は70文字程度とご紹介しましたが、ご利用の携帯/スマホによって、一度に送信できる文字数は異なります。
iPhoneの場合は一回で10通程度のSMSが送れるので、結果最大670文字となるんですね。
LINEモバイル海外でのSMS送信料
では、海外とSMSをやりとりする場合はどうでしょうか。
先ほどと同様、LINEモバイルの公式サイトには、
<SMS送信料>
国内送信 3~30円/通(課税あり) ※文字量などによって変化します。
海外へ送信 50~500円/通(非課税) ※文字量などによって変化します。
海外で送信 100円/通(非課税)
との記載がありますが、日本から海外へSMSを送信した場合の50円〜500円って幅がありすぎますよね。
ということで、厳密に調べて見ました。
日本から海外にSMSを送る場合の料金は以下の通りです。

出典:ドコモ公式サイト(https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/worldcall/sms/)
一通500円となると結構なお値段ですから、日本から海外にSMSを送る場合は気をつけなければなりません。
一方、海外から日本・その他の国にSMSを送る場合(海外から送信)の料金は1通あたり一律100円となっています。1通と言うのは1〜160文字(半角)・1〜70文字(全角)のことです。
ただし、海外でSMSの送受信ができるのはドコモ回線のみです。

SMS受信は無料!
では、SMSを受信する側はどうでしょう。
なんとSMS受信には料金は発生しません。
これは海外から送られてきたSMSを受信する場合も同様です。SMSは送信側にのみ料金が発生しますので、受信側は特になんの心配もする必要はないのです。
LINEモバイルは2021年3月31日をもって新規受付が終了しました。
SMSは何に使うの?メリットは?
SMSの概要と料金が分かったところで、SMSの使い道とメリットを確認していきましょう。
- 二段階認証をする時に便利!
- LINEモバイルならLINEの認証はSMS不要!
- 海外にいても使える
- ガラケーの人と連絡を取るには必要
SMSは二段階認証をする時に使える!
実は、SMS機能が役に立つ一番のケースは様々サービスでの「二段階認証」です。

そんな便利なサービスを利用する際には、まずウェブサイトやサービスに登録することが多いかと思います。そして、ログインIDとパスワードを入力して、ウェブサイトやアプリにログインをし、諸々のサービスを利用するわけです。
この一連の流れのセキュリティをより強化するために導入されたのが二段階認証です。
二段階認証の流れは以下の通りです。
一段階目:ログインIDとパスワードの入力
二段階目:認証コードの入力
これにより、万が一ログインIDとパスワードが他人に知られてしまったとしても、あなたのアカウントがすぐに乗っ取られてしまう可能性が軽減されます。
そして、この二段階目に使われることが多いのが、SMSなのです。
二段階認証の認証コードはSMSで送られてくる!
二段階認証で入力する認証コードはあなたの電話番号宛にSMSで送られてくることが非常に多く、SMS機能が付いていないとこの認証システムを利用することがきません。
また、この仕組みよって、一人が複数のアカウントを所有できないようにしているサービスもあります。



LINEモバイルならLINEの認証はSMS不要!
ちなみに、今や日本人の2人に1人が使っているメッセージアプリLINEの登録にも通常二段階認証でSMSが必要です。
しかし、LINEモバイルならSMS機能が付いていないSIMカード(データSIM、2020年2月18日まで契約可能)を使っていても大丈夫!LINEモバイルはSMS認証をスキップすることができるのです。
これはLINEモバイルだからこそできる大きなメリットですね。なお、LINEモバイルなら他の格安SIMではできないLINEの年齢認証やID検索もできるので非常に便利です。

SMSは海外にいても使える
加えて、SMSは料金は高いですが、海外とのやりとりをすることも可能です。
海外にいる際に緊急事態発生し、日本とどうしても連絡を取らなくてはいけなくなった場合、WiFi環境にいればLINEやFacebookを使うこともできますが、必ずしもそうとは限りませんよね。
そんな時、SMSであればWiFi有無に関わらず使うことができます。
「WiFiがなかったら、日本の携帯会社のモバイルデータ通信(4GやLTE)を使えばいい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、海外でモバイルデータ通信をした場合(ローミングをした場合)すぐに高額請求が発生します。
私が大手携帯会社に勤めていた時も、ちょっと通信をしてしまっただけで数万円の請求になってしまい困っていたお客様を何度も見かけました。
一方、SMSは海外とやりとりをする場合、50円〜500円と安くはありませんが、いきなり数万円になることは絶対にありません。下手に海外でモバイルデータ通信を使うよりかは、SMSを使った方が安全と言えますね。
ただし、海外でSMSが利用できるのはドコモ回線で国際ローミングオプションに加入した場合のみです。ソフトバンク回線とau回線では国際ローミングオプションは提供されていませんので、海外でSMSの利用はできません。
SMSはガラケーの人と連絡を取るには必要
スマホを持っている人同士であれば、連絡はLINEがあれば十分な方がほとんどかと思います。
しかし、LINEアカウントもFacebookやTwitterも持っていないガラケーを使っている人との連絡にはSMSが必要不可欠です。
特に大手携帯会社ではキャリメールがあるので、それを利用して連絡を取ることもできますが、LINEモバイルには残念ながらキャリメールはありません。そうなるとガラケーの人との連絡手段はSMSか電話番号での電話のみとなってしまいます。
自分はSMSをほとんど使わなくても、おじいちゃん・おばあちゃんなどガラケーを使っている人との連絡手段としてSMS機能をもっておくのはいいかもしれませんね。
LINEモバイルは2021年3月31日をもって新規受付が終了しました。
SMSのデメリット・注意点
最後にSMSのデメリットと注意点を確認しておきましょう!
- データSIMより毎月120円高い
- SMS機能なしのデータSIMはキャンペーン対象外たっだり、エントリーパッケージが使えなかった
- 途中からSMS機能をつけることはできない
- 海外とのやりとりに注意
データSIMより毎月120円高い(2020年2月18日までの料金プラン)
LINEモバイルでは、データSIM(SMS付き)はSMSが付いていないデータSIMより毎月120円ほど高くなります。たかが120円、されど120円ですので、ご自身でSMSに120円の価値があるかをきちんと見極める必要があるでしょう。
また、LINEモバイルを2台目として持たれる方は、もう一方のスマホにSMS機能が付いていれば、SMS認証もそちらで出来ますので、2台目はSMS機能は不要かと思います。

【現在は提供なし】SMS機能なしのデータSIMはキャンペーン対象外たっだり、エントリーパッケージが使えない
これは、SMSのデメリットというか、SMS機能が付いていないデータSIMのデメリットにあたりますが、データSIMはLINEモバイルのキャンペーン対象外になる場合が非常に多いです。
また、新規契約の際の登録事務手数料をタダにすることができるエントリーパッケージもデータSIMでは利用することが出来ません。
ただし、繰り返しますが、2020年2月19日以降はSMS対応のSIMカードしか契約できないように仕様が変更されているので、これから契約する方はとくに気にする必要はありません。
途中からSMS機能をつけることはできない
LINEモバイルでSMS機能のついていないデータSIMを契約したとします。(2020年2月18日まで)
その場合、途中からSMS機能を追加することはできません。
どうしてもSMSが必要になった場合は、一度データSIMを解約して、その後データSIM(SMS付き)か音声通話SIMを新規契約する必要があるのです。
海外とのやりとりに注意
先ほどもご紹介しましたが、SMSを海外とやりとりする場合は高額になってしまう場合があるので要注意です。
LINEなら海外にいてもWiFi環境下で無料で使えますから、海外とのやりとりではSMSよりLINEを優先した方が良いでしょう。
LINEモバイルは2021年3月31日をもって新規受付が終了しました。
まとめ:SMSは電話番号を使ったショートメール。近年はセキュリティー対策の一環として使われることが多い!
いかかでしたか。LINEモバイルのSMSについてまとめてみました。
ポイント
- LINEモバイルを2020年2月19日以降に契約した人はもれなくSMSを利用可能
- 2020年2月18日までに契約する場合は、SMS非対応のデータSIMも契約できた
- SMSは二段階認証やガラケーの人とのやりとり使われることが多い
- 送信料は文字数によるが、受信料は無料
- 海外でも利用可能(ドコモ回線のみ、利用料は高め)
- SMS機能を外したり、後から取り付けることは不可能
ただ、近年はセキュリティ対策の一環として使われるなど、従来とは異なった場で活躍しています。ですから、私個人的にはSMS機能はあってもいいのではないかと思います。
もっとも、そもそも音声通話SIMで契約を検討している方や、2020年2月19日以降にLINEモバイルを契約する人は、標準機能として付いてきますから悩む必要もありません。
LINEモバイルは2021年3月31日をもって新規受付が終了しました。