UQモバイルはKDDIがauのサブブランドとして展開していて、通信品質は非常に高くて好評があります。
できればタブレットなどの端末で、UQモバイルを安く通信用に使いたいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、UQモバイルをデータ通信のみでも使えるのかどうかについて解説します。
その他おすすめのデータ通信のみでの利用向け格安SIMなどについても紹介しているので、参考にしてください。
目次
UQモバイルにデータ通信専用SIMを選べるプランはない!
結論から言うと、現在UQモバイルにはデータ通信のみ対応のSIMカードを契約する手段がありません。
かつては「データ高速プラン」や「データ無制限プラン」といったプランをデータ通信のみでも契約できるようになっていました。
残念ながら過去にあったデータ通信専用SIMのプランは、既に新規申込受付を終了してしまっています。
今から契約できるのは、音声通話対応のSIMが採用されているプランのみです。
最新プラン「ミニミニプラン/トクトクプラン/コミコミプラン+」は音声通話対応ですが、データ通信用のSIMとしてタブレットなどに入れて使うことはもちろん可能です。
UQモバイル 料金プラン概要 | |||
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
月額基本料 | 2,365円 | 2,277円・3,465円 | 3,278円 |
月額基本料 (最大割引時) |
1,078円 | 990円・2,178円 | 割引無し |
データ量 | 4GB | 1GB・15GB | 33GB |
低速時速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
無料通話 | 付帯なし | 10分以内通話無料 | |
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
割引を適用しない場合、4GBで2,365円が一番安い料金となっています。
ワイモバイルのようにシェアSIMで安くなるようなプランもない
同じくサブブランドとしてソフトバンクで展開されている高品質な格安SIMであるワイモバイルでは、月額539円で3枚のデータSIMを追加できるシェアSIMを展開しています。
しかし、UQモバイルではシェアSIMのようなプランも用意されていません。
安くできるのは自宅セット割や家族セット割、au PAYカードお支払い割といった制度を利用した割引のみです。
UQモバイルはデータ通信のみでの利用におすすめ?
UQモバイルの音声通話対応SIMは、タブレットなどの音声通話に対応していない端末でも基本的に利用できます。
ただし、当然ながらタブレットだと音声通話はできませんし、料金が安くなるようなこともありません。
UQモバイルをデータ通信のみで利用する場合は最低4GB2,365円と、料金設定が一般的なデータ通信専用SIMのサービスと比べて高いためあまりおすすめはできないのが現状です。
自宅セット割で1,100円、au PAYカードお支払い割を適用させれば187円の月額割引になるため、4GB1,078円で使うことはできます。
しかしそれでもIIJmioの5GB660円~などに比べると高いですし、通信品質を加味してもあえてUQモバイルにするほどとは言えないのが事実です。
この記事の後半ではデータ通信専用での利用におすすめの格安SIMを紹介しているので、そちらから好きなものを選んで申し込むのがおすすめとなります。
UQモバイルをデータ通信専用SIMとして使う場合のメリットはある?
UQモバイルをデータ通信専用SIMとして利用する場合のメリットには、通信品質が安定して高いことが挙げられます。
KDDIが自ら所有するauの回線を使えるため、大手キャリアから回線帯域の一部分だけ借りてサービスを運営している一般的なMVNO系格安SIMより高速で通信できます。
お昼や夜など、利用する人が増える時間帯でもUQモバイルなら安定した速度で動画再生やアプリのダウンロードなどを行えますよ。
あとは実際のところ、とくにメリットと言えるものはありません。
データ通信専用で使うのにおすすめの格安SIMはどこ?
最後に、データ通信専用として使う前提でおすすめとなる格安SIMを紹介します。
今回は最適なサービスとして以下の4社をピックアップしてみました。
- povo2.0
- 楽天モバイル
- IIJmio
- mineo
それぞれの料金設定や特徴について解説します。
なお、下記記事ではより多くの格安SIMを比較してるので、もっと詳しく知らいたい方はぜひ併せてご覧になってください。
povo2.0は月額基本料金0円!使いたいときだけ課金できる
povo2.0は月額料金が0円で、180日間に1回課金していれば回線を維持できるのが特徴です。
UQモバイルと同じauの回線なので、UQモバイル以外のSIMを検討する場合は真っ先に候補に挙がってきます。
音声通話対応SIMでの提供ですが、そもそも維持費が0円からということで、タブレットなどで使うデータ通信用SIMとしての利用にも向いていますよ。
そのままだと通信速度は最大128kbpsで高速通信はできませんが、アプリからトッピングでデータを購入すれば高速通信が行えます。
povo トッピング概要 | |||||||||||
料金 | 390円 | 1,260円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 21,600円 | 12,980円 | 9,834円 | 24,800円 | 330円 | 9,834円 |
データ量 | 1GB | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 120GB | 150GB | 300GB | 使い放題 | 使い放題 | |
有効期限 | 7日間 | 180日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 | 180日間 | 90日間 | 365日間 | 24時間 | 7日×12回 | |
低速時速度 | 128Kbps | ||||||||||
通話料 | 22円/30秒 | ||||||||||
データ繰り越し | × | ||||||||||
5G対応 | ◯ |
有効期限が30日間で3GBなら990円、7日間で1GBなら390円など、豊富なラインナップからトッピングを選ぶことができます。
330円で24時間使い放題が利用できるのも嬉しいですね。
期間限定でお得なトッピングが提供されることもあるので、情報を日々チェックして活用してみましょう。
とにかく安く、タブレットなどでインターネット通信を行いたい方にはpovo2.0がおすすめです。
楽天モバイルは3GB1,078円~使い放題3,278円で激安価格
楽天モバイルは音声通話対応SIMでのサービス提供ですが、月額料金が非常に安いため、今回データ通信用SIMとしてもおすすめします。
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」概要 | |||
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | 3GBまで | 3~20GBまで | 20GB以上 |
通話料 | 国内通話無料(Rakuten Link使用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) |
||
5G対応 | ◯ |
楽天モバイルは使った通信量に応じた月額料金を支払う仕組みで、最低料金は3GB1,078円となっています。
単純に3GB~20GB程度を安く使いたいだけならこの後紹介するIIJmioの方がおすすめになりますが、楽天モバイルは使い放題でも上限3,278円となっているのが魅力です。
どれだけ通信しても、月額3,278円しかかかりません。
タブレットやパソコンなどでとにかくたくさん通信したい!という方は、楽天モバイルをデータ通信用SIMにすれば維持費を抑えつつ好きなだけ通信できるため便利です。
使い放題なので、自宅のWiFi代わりに使う事も可能ですよ。
IIJmioはデータeSIMの料金が安い
IIJmioはドコモ回線とau回線に対応している格安SIMで、音声通話対応SIMについては2GBで850円からと、非常に安い料金設定になっています。
IIJmio 「ギガプラン」概要 | ||||||||
月額基本料 | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | 2,700円 | 3,300円 | 3,900円 |
データ量 | 2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
低速時速度 | 300Kbps | |||||||
通話料 | 11円/30秒 | |||||||
データ繰り越し | ◯ | |||||||
5G対応 | ◯ |
そして、データ通信専用SIMであればさらに安価になります。
IIJmioの料金プラン・データSIM(ドコモ回線のDプランのみ) | ||
データSIM | データeSIM | |
2GB | 740円 | 440円 |
5GB | 900円 | 660円 |
10GB | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 1,950円 | 1,650円 |
IIJmioのデータeSIMはiPhoneやPixelなどの対応端末なら利用が可能で、申し込み後すぐスマホ等にSIMのデータをダウンロードして開通をする事ができます。
月額料金が2GBで440円からと非常に安いので、できるだけ安くたくさん通信したい方にはIIJmioがおすすめです。
通常のSIMカードを使っているタイプでも2GBで740円からと、こちらについても十分に安い料金ですね。
mineoはパケット放題Plusで最大1.5Mbps使い放題が魅力!
mineoはドコモ、au、ソフトバンク回線対応の格安SIMで、1GBから20GBまでの4種類の容量から選ぶことができます。
mineo 「マイピタ」概要 | ||||
月額基本料 (音声SIM) |
1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
月額基本料 (データSIM) |
880円 | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 |
データ量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
低速時速度 | 200Kbps | |||
通話料 | 22円/30秒 | |||
データ繰り越し | ◯ | |||
5G対応 | ◯ |
上記は音声通話SIMの料金ですが、データ通信専用SIMの提供もあり、1GB 880円からと利用が可能です。
料金設定自体は並程度といったところですが、重要なのは月額385円(10GB以上の契約時は無料)で使えてしまうパケット放題Plusの存在です。
なんと、パケット放題Plusの利用中は、節約モードで最大1.5Mbpsでの通信が行えます。
節約モードなので利用中は契約しているデータ容量を消費しません。
動画を見たり音楽を聴いたりを、契約しているデータ容量を消費せずにできるのがパケット放題Plusの魅力です。
ただし、直近3日間に10GB以上使うと最大200kbpsの速度制限がかかってしまう仕様なので、使い過ぎにはご注意ください。
この他にも最初から最大の通信速度が決まっている代わりに使い放題の「マイピタ」というプランなども提供しているので、興味のある方は下記記事も併せてご覧になってください。
※上記リンクからのみ特典が適用されます
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは特典対象外です
まとめ
今回は、UQモバイルはデータ通信専用SIMとして使えるかどうかについてメリット・デメリットを含めて解説しました。
ポイント
- UQモバイルでは現在、音声通話対応SIMでのみサービスを提供している
- 最新プランは4GB2,365円など高額、割引サービスを使うにはauひかりやau PAYカードなどの対象サービス契約・利用が必須
- UQモバイルは通信速度が速いので、タブレットなどで快適な通信ができるのは一応メリット
- povo2.0は月額基本料0円で、トッピングをして自由に通信できるのが魅力
- 楽天モバイルは月額3,278円で使い放題になるのが便利
- IIJmioはデータeSIMが安価
- mineoはパケット放題Plusでお得にたくさん通信できる
今回の解説を参考に、データ通信専用として契約するSIMの契約先をじっくり検討してみてくださいね。