
結婚・子育て・昇進などライフイベントが増える30代は、“実用性×ステータス”のバランスが鍵です。
本記事では、30代におすすめのクレジットカード17選を、ゴールド(プラチナ入門)などのステータス性、年会費、ポイント/マイル還元、付帯保険・優待の観点で厳選。
年会費無料〜手頃まで、今のライフステージに合う1枚をわかりやすく紹介します。
目次
ステータスを重視したい30代におすすめ!定番ゴールドカード4選
まずはおすすめのステータスカードとして王道とも呼べるゴールドカードを4種類紹介します。
アメックスゴールドカード
※ゴールド・カードは新規受付終了しました。以下は2024年2月19日以前の内容です
日本初のゴールドカードで、今も昔もステータスカードの代名詞と言える。手厚いサポートや豊富な特典も大きな魅力。
- 海外◎
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
31,900円 | 31,900円 | 0.33~1.00% | - |
言わずと知れたステータスカード、アメックスのプロパー・ゴールドカードが「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」です。(通称アメックスゴールド)
サービスの質の高さや特典の豊富さには間違いのない一枚ですね。
年会費は高いですが、海外旅行で役立つ特典にも多様なものがあるため海外での活躍も見込めますし、いざというに提出する身分証としても信頼度の高いものになります。
ゴールドダイニングのように、レストランへの2名予約で1名分が無料になるサービスなども魅力的であり、恋人やビジネスパートナーとの食事の際に便利ですね。
アメックスゴールド一枚あればクレジットカードの主要なメリットをほぼ全て網羅しているような印象すらあります。
30代の方が持つべきステータスカードとしてまず間違いないものでしょう。
JCBゴールドカード
国内主要空港ラウンジや、利用付帯の旅行保険なども充実したステータスカード。格式ある一枚。※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
- ステータス
- スピード発行
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 11,000円(税込) | 0.5~10.0% | ![]() ![]() ![]() |
JCBゴールドはJCBグループが発行するプロパーカードになります。
世界中で利用機会が多いVISAに比べると、アジア圏で活躍するJCBはその範囲が狭いというデメリットがありますが、国内またはアジア圏への旅行が多い方であればかなり利用しやすいでしょう。
利用額によってJCBゴールドザプレミアにグレードアップ
JCBゴールドの上位カードには「JCBゴールドザプレミア」がありますが、以下の条件を満たすことでインビテーションを受け取ることができます。
- 2年連続で年間100万以上のショッピング利用
- MyJCBにメールアドレス登録
JCBゴールドザプレミアには、プライオリティパスやよりお得なレストラン特典が付くため、コストパフォーマンスが素晴らしいカードになります。
JCBゴールドを利用するのであれば、積極的にインビテーションを狙っていくといいでしょう。
しかし年間100万円以上のカード利用でサービス年会費5,500円(税込)が無料になりますよ!
三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)は信頼の厚い高ステータスのカードです。
三井住友というとVisaというイメージが強いかと思いますが、VisaだけでなくMastercardを国際ブランドに選ぶことも可能。
電子マネーの種類も豊富であり、日常で利用するメインゴールドカードを持っておきたいという30代の方におすすめです。
家族特約が付帯!
三井住友カード ゴールド(NL)には利用可能枠最高2000万円の国内・海外旅行傷害保険が付帯しています。
家族にも保険を付帯させたい時には家族カードを発行して家族に持ってもらうのが一般的ですが、対象者が18歳以下などである場合クレジットカードの保有条件が満たせませんよね。
ただ、「家族特約」という特典が付帯しています。これは対象者が
・本会員と生計をともにする19歳未満(親族婚姻歴がある場合除かれる)である場合に本会員がカードを保有するだけで自動的に家族にも保険が付帯する
というものです。
18歳以下の子供と一緒に国内外の旅行に行く場合にとても便利な特典ですよね。
家族特約による付帯保険の利用可能枠は1000万円と本会員よりも低めですが、全くの0よりは付帯していた方が安心して旅行を楽しめるでしょう。
お子さんがいる30代の方にかなりおすすめできるゴールドカードです。
楽天プレミアムカード
オールマイティな楽天カードの二ランク上のゴールドカード。ポイント還元率と充実したサービスを見事に両立。
- 高コスパ◎
- スピード発行
- 海外◎
- 電子マネー◎
- 買い物
- 初めて
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
11,000円 | 11,000円 | 1.00~5.00% | ![]() |
楽天プレミアムカードは、楽天カードの上位カードであり楽天市場を良く利用する方にはかなりおすすめできるカードとなっています。
年会費が1万円と安めですが、その割にはかなり高級な特典が付帯しているなどゴールドカードを検討するなら必ず一度は候補に入れておきたいカードと言えるでしょう。
プライオリティ・パスが無料で付帯!
楽天プレミアムカードはプライオリティ・パスのプレステージ会員になれるクレジットカードの中で、最も年会費の安いカードです。
プライオリティパスとは空港会社が運営する高級空港ラウンジが使えるもので、一番ランクの高いプレステージ会員になるには年429ドルもかかります。

楽天市場や高級な空港ラウンジを利用したい30代の方におすすめできるカードとなっています。
30代は航空系やホテル系のカードで周りと差をつけよう!「渋い」カード3選
先ほどはステータスが高い人気のゴールドカードを紹介しました。
しかし
・「コテコテのゴールドの券面がなんだか苦手」
・「他の人があまり持っていないステータスカードが欲しい」
という人も多いことでしょう。
そこでこの項目ではファイナンシャルプラス編集部が厳選した「渋い」ステータスカードを紹介します。
マリオットアメックスプレミアムカード
高級ホテルとアメックスが提携した、多彩な特典が光るステータスカード。JALマイラーにも◎。
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
49,500円 | 49,500円 | 1.00~3.00% | - |
マリオットアメックスプレミアムカード(Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード)はアメックスと「マリオット」という高級ホテルグループの提携カードです。
このカードの最大の特徴はマリオットアメックスを作成するだけで「マリオット」グループのゴールド会員資格の取得ができ以下のようなサービスを受けることができます。
- 対象料金1米ドル支払ごとに3ポイント付与
- お部屋のアップグレード
- お部屋でのインターネットまたは無料ドリンク
- お部屋にボトル入りウォーターの用意
- チェックアウト16時まで延長
さらに、クレジットカードの利用を継続するたびに毎年、無料宿泊特典がもらえる(年間150万円以上の決済が必要)などとにかく「マリオット」系のホテルを利用する人には大変お得なカードとなっています。
余暇を高級なホテルで優雅にお得に過ごしたい30代の方にイチオシのカードとなっています。
デルタアメックスゴールド
マイルが増える、旅が快適になる、アメックスとデルタの提携カード。上質でゆとりの旅を実現。
- マイラー
- 高コスパ
- 海外◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
28,600円 | 28,600円 | 1.00~3.00% | ![]() |
デルタ航空では一般、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドと5つの会員資格を用意しています。
デルタAMEXゴールドではこのうち、上級会員資格「ゴールドメダリオン」の取得が可能です。(初年度無条件、2年目以降は年間150万円以上の決済が必要)
「ゴールドメダリオン」ではデルタ航空の利用時に
- 優先チェックイン
- 優先搭乗
- 優先手荷物取り扱い
などの優待サービスを受けることができます。
さらにデルタAMEXゴールドでは「ゴールドメダリオン」の資格とともに、スカイチームの「エリートプラス」会員も取得することが可能です。
そのためアメックスが提供する空港ラウンジのみならず、スカイチーム加盟航空会社の「スカイチームラウンジ」も利用できるため、次の飛行機へ搭乗するまでゆったりと過ごせるようになりますよ。
「スカイチームラウンジ」は世界各国に600か所以上もあるため、海外出張に良く行く30代のビジネスマンにも便利なサービスと言えるでしょう。
ダイナースクラブカード
利用金額に一律の制限がない、グルメや旅行の特典が豊富な伝統あるステータスカード。
- ステータス
- 海外◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
24,200円 | 24,200円 | 0.4%~1.0% | ![]() |
ダイナースカードは世界で最初に誕生し、日本でも一番長い歴史を持つ、伝統ある格式高いクレジットカード。
27歳以上しか持つことができないカードで、30代になったら持ちたいという20代の人も多いカードです。
対象レストランのコース料金1名分無料で楽しむことが可能な「エグゼクティブダイニング」をはじめとし、
- おもてなしプラン
- 料亭プラン
- サインレススタイル
といったようなグルメ優待サービスが付いています。
さらには国内外の厳選されたホテルの優待などステータスカードならではの特典も付帯しています。
ダイナースカードは他人とは一味違うステータスカードを持ちたいという30代の方におすすめできるカードとなっています。
30代でもプラチナカードを持てる!インビテーションなしで申し込めるカード3選
高ステータスカードであるプラチナカード。中でもインビテーション無しで申込むことができる代表的なカードを3つピックアップしました。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
インビテーションなしで申し込める、非常に充実したサービスを誇る高コスパのプラチナカード。
- 高コスパ
- ステータス
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
22,000円(税込) | 22,000円(税込) | 0.5%~15% ※ | - |
※予告なく内容を変更、または終了する場合があります
※最大15%とは、いつものお店(対象店舗)でポイント優遇分<5.5%>+条件達成特典分<9.5%>を合算した還元率です。条件達成特典分は各ご利用期間中29,000円が上限です
※ご利用期間は①2024年8月1日(木)~10月31日(木)(3カ月間)、②2024年11月1日(金)~2025年1月31日(金)(3カ月間)、③2025年2月1日(土)~3月31日(月)(2カ月間)、④2025年4月1日(火)~5月31日(土)(2カ月間)の4回に分かれます。
※還元するポイントは、1ヶ月のご利用金額合計1,000円ごとに算出されます。(期間中の利用金額合計が1,000円未満の対象店舗の利用分は、15%ポイント還元の対象外となります)
※各社の利用金額の合算、集計はされません。各社単位での利用金額に応じてポイントが付与されます
※Apple PayはQUICPay(クイックペイ)での利用が対象です
※Apple Pay、QUICPayはMastercard®とVisaのみで利用可能となっております
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードは、今回ご紹介するインビテーションなしで申し込めるプラチナカードの中でも特に安価な年会費で保有できるプラチナカード。
しかも、年会費がお得な割にはプラチナカードとして引けをとらない豊富な特典が付帯しています。
プラチナランクに見られる高級レストランでの優待やコンシェルジュサービス、空港サービスはもちろん付帯。さらに、健康に関する不安を解消するためのサービスまで取り揃えていて、より利用者の生活に密着できるカードと言えますね。
三井住友カード プラチナ
- プライオリティパスに無料入会できる!
- 一流ホテルへの宿泊優待を始めとする、プラチナ級のトラベルサービスが付帯!
- 最大限度額1億円の旅行傷害保険が付帯!
- 手荷物宅配や空港クローク優待サービスなど多彩な旅行のサポートあり!
- ダイニングBy招待日和など高級レストランでの優待サービスが多数!
- 航空券やレストランなどの予約も!コンシェルジュサービスが24時間対応!
三井住友カード プラチナは、格式ある三井住友カードの最上位カードです。
高級レストランでの優待などをはじめ、手厚い旅行サポートやコンシェルジュサービスなど全てプラチナクラスのカードであり、海外へ行く機会が多い方や一流ホテルなどを積極的に利用する方にとってありがたい一枚だと言えるでしょう。
ただ、インビテーションを要しないプラチナカードの中では、55,000円(税込)と年会費が高めになっているため、先述したとおり「カードの特典をうまく利用できるか」が発行する際のポイントになるでしょう。
三井住友カード プラチナの申込み条件は、「満30歳以上の安定した収入がある方」となっていますが、実際には審査がかなり厳しいとの噂も。
審査を有利に進めるためには、長期間の継続勤続年数や役職、資産を持つ(持ち家など)といった要素についても頭に入れておくといいでしょう。
JCBプラチナカード
- プライオリティパスに無料入会できる!
- グルメ ベネフィットによる高級レストランでの優待あり!
- JCBプラチナ会員限定のプラチナ コンシェルジュサービスが24時間対応!
- JCBプレミアムステイプランが提供する一流のホテルや旅館で会員限定サービスあり!
- 最大限度額1億円の旅行傷害保険が付帯!
JCBプラチナカードも、前2枚と同様にプラチナカードに付帯される特典をほとんど全て取り揃えたプラチナカード。
JCB特典の中でも「プラチナ会員限定サービス」であるコンシェルジュサービス、宿泊地優待サービスなどを利用することができるため、JCBカードをこれまで利用してきた方であれば、よりプラチナランクになるメリットを感じとることができますね。
JCBプラチナカードの申込み条件は、「25歳以上の安定収入がある方」。年収やクレヒス、利用額などももちろん考慮されますが、申込み資格自体はハードルが高いものではないため、高ステータスプロパーカードを狙いたい方にはおすすめの一枚と言えるでしょう。
30代におすすめステータスカードの正しい選び方
今回、ステータスカードとして紹介したのは以下の10種類。
カード毎の特色を読んで自分にぴったりだと思えたカードがあればそれでいいのですが、そうでない場合はどのようにしてカードを選べばいいのでしょうか。
この項目では海外旅行保険や空港ラウンジ、カード会社毎にカードを分類してあなたにぴったりのステータスカード選びを手助けします。
現在持っているカードと同じカード会社に申し込むのが通りやすい
ゴールドカードやプラチナカードはステータスが高い分審査の基準も厳しいですね。
「ゴールド・プラチナを持ちたいけど審査に通るか不安・・・。」
という人も多いと思うので、審査が通りやすくなる方法を解説します。
カード会社がカードの審査をする際に参考にする個人の信用情報には以下の2種類があります。
個人信用情報 | ローンや延滞、カード発行などの個人の信用情報 |
---|---|
社内クレヒス | カード会社独自の信用情報 |
「個人信用情報」は一般的に「クレヒス」と呼ばれるもので、CICなどの個人信用情報機関に登録されており、どのカード会社でも見ることができます。
一方「社内クレヒス」はカード会社独自のもので自社のクレジットカードの利用履歴などから個人が信用できるかどうか判断するためのもの。
例えば、楽天カードを毎月数万円を利用するなど、利用実績をしっかり積んでいると楽天カードでの「社内クレヒス」は良いものになります。
そうなると、上位ランクに位置する楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードの審査に通りやすくなるのです。
つまり現在持っているクレジットカードと同じカード会社のゴールドカードやプラチナカードでは他社のカードを申し込むよりも審査が通りやすいということです。
- 三井住友のカードを持っている人
→三井住友カード ゴールド・三井住友カード プラチナ - JCBのカードを持っている人
→JCBゴールドカード・JCBプラチナカード - 楽天のカードを持っている人
→楽天プレミアムカード - アメックスのカードを持っている人
→アメックスゴールドカード・SPGアメックス・デルタアメックスゴールド - MUFGのクレジットカード
→MUFGカードプラチナ
海外旅行保険が充実しているものを選ぶ
海外で怪我や病気をした場合は治療費が数百万円単位になることも多いため、クレジットカードに海外旅行保険が付いていると安心できますね。
30代の人は家族旅行や海外出張などで海外へ行く機会が多くなるのでカード選びの際に特に重視したいところです。
今回紹介している「ステータス」カードにはどれも充実した海外旅行保険が付帯しています。
その中でもどのクレジットカードが保険が充実しているか見ていきましょう。
どの補償内容が重要なの?
海外旅行保険ではクレジットカード会社が「最高2000万円!」と最高補償金額を提示しているためかこの数字ばっかりを気にしてしまいがちです。
しかしこの最高補償額というのは、「傷害死亡・後遺障害」の金額のことであり、つまりは旅行中の事故により死亡や後遺障害が残ってしまった時に補償される金額なのです。
現実的に考えてみると旅行中に死亡のリスクがある大事故に遭う確率は稀です。
そのため都市や観光地へなど普通の海外旅行の場合はケガや病気の治療費を補償してくれる「傷害治療費用」と「疾病治療費用」を重視するのが良いでしょう。
それを踏まえて一番充実しているのはどのクレジットカードなのでしょうか?
海外旅行保険の補償額比較表
アメックスゴールド マリオットプレミアム デルタ |
三井住友カード ゴールド | JCBゴールド | 楽天プレミアム | ダイナース | MUFGプラチナ | 三井住友カード プラチナ | JCBプラチナ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1億円 | 5,000万円 | 1億円 | 5,000万円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 200万円 | 500万円 | 1,000万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 200万円 | 500万円 | 1,000万円 |
賠償責任 | 4,000万円 | 5,000万円 | 1億円 | 3,000万円 | 1億円 | 3,000万円 | 1億円 | 1億円 |
携行品損害 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 100万円 | 100万円 |
救援者費用 | 400万円 | 500万円 | 400万円 | 200万円 | 300万円 | 200万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
表を見ると以下のような特徴が見られます。
- 「傷害治療費用」と「疾病治療費用」はどのカード(MUFGプラチナを除く)も300万円以上と超充実
- アメックス系3種(アメックスゴールド、マリオットプレミアム、デルタスカイマイル)は補償額がどれも同じ
- JCBプラチナ・三井住友カード プラチナの旅行保険は他を圧倒して充実している
- MUFGプラチナアメックスは全体的に補償額が少なめ
比較をしてしまうと、「このカードは補償額が少ない・・・。」 と不安になるかもしれませんが、補償額はどのカードも十分なので心配する必要はありません。
どうしても補償額が足りるか心配な人は、年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードも持っておくのが良いでしょう。
お子さんがいる場合は「家族特約」があるカードがおすすめ
家族にも保険を付帯させたい時には家族カードを発行して家族に持ってもらうのが一般的ですが、対象者が18歳以下などである場合クレジットカードの保有条件が満たせませんよね。
お子さんがいる方は家族の分の海外旅行保険も付帯する「家族特約」サービスがある以下の3枚のカードの中から選ぶのが良いでしょう。
- 三井住友カード ゴールド
- JCBゴールドカード
- JCBプラチナカード
- 三井住友カード プラチナ
30代は結婚して家族や子供ができる年代。自分自身のことだけを考えていればよかった20代の頃と異なり、家族に対する責任も出てきますね。
「家族特約」が付帯しているクレジットカードを持つことで大切な家族を守ることができますよ。
高級空港ラウンジが利用できるカードを選ぼう
家族旅行や海外出張などで海外へ行く機会が多くなる30代。
海外旅行保険の他にもフライト前を快適に過ごせる「空港ラウンジ」も重視したいところですね。
今回紹介した「ステータス」クレジットカードでは国内主要28空港・ハワイの空港ラウンジを利用することができます。
さらに
- プライオリティパス
- スカイチームの「エリートプラス会員」
を取得できるカードでは、航空会社が運営する高級空港ラウンジを利用できるのです。
プライオリティパスが手に入るカード

プライオリティパスとは空港会社が運営する高級空港ラウンジが使えるもので、
- 世界500都市に1200か所以上
- 航空会社や搭乗クラスに関係なく利用できる
というような特徴があります。
一番ランクの高いプレステージ会員になるには年429ドルもかかりますが、今回紹介したクレジットカードにはこのプレステージ会員の資格を無料で入手できるクレジットカードが4枚ありましたね。
カード名称 | 年会費 | 家族カードの年会費(税込) | 家族カード会員のP・P発行 |
---|---|---|---|
楽天プレミアムカード | 11,000円(税込) | 550円 | × |
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード | 22,000円(税込) | 1名無料 (以降3,300円) |
〇 |
JCBプラチナ | 27,500円(税込) | 無料 | × |
三井住友カード プラチナ | 55,000円(税込) | 無料 | 〇 |
楽天プレミアムカードは、この中でも一番年会費が安いです。
その分家族会員には付帯されないなどのデメリットはありますが、これだけで年会費の元が取れてしまうので本会員がプライオリティパスを目的に利用する分にはかなりおすすめできるカードと言えるでしょう。
MUFGカード・プラチナ・AMEXカードは家族カードでもプライオリティパスを発行することができるので、年会費が2万円の価値は十分にあると思います。
スカイチームの空港ラウンジを利用したい人
デルタスカイマイルアメックスゴールドカードではスカイチームの「エリートプラス」会員を取得できましたね。
「エリートプラス」会員では以下のスカイチーム加盟航空会社の飛行機を利用するときに限りスカイチームの空港ラウンジを利用することができます。
- デルタ航空
- アエロメヒコ航空
- エールフランス
- 大韓航空
- チェコ航空
- KLMオランダ航空
- アエロフロートロシア航空
- エアヨーロッパ
- ケニア航空
- 中国南方航空
- アリタリアイタリア航空
- タロム航空
- ベトナム航空
- チャイナエアライン
- 中国東方航空
- 厦門航空
- アルゼンチン航空
- サウディア
- ミドルイースト航空
- ガルーダインドネシア航空
スカイチームの空港ラウンジは世界各国600ヶ所以上にあり、プライオリティパスで利用できる空港ラウンジに勝るとも劣らない高級感にあふれています。
https://www.skyteam.com/ja/lounges/
- スカイチームの飛行機に搭乗する機会が多い人
→デルタスカイマイルアメックスゴールド - JALやANAなどその他の航空機を利用する機会が多い人
→プライオリティパスが手に入るクレジットカード - 本会員だけがプライオリティパスを持ちたい人
→楽天プレミアムカード - 家族会員にもプライオリティパスをもたせたい人
→MUFGプラチナアメックス
将来的(40代、50代)に持ちたいプラチナカードやブラックカードから選ぶ
クレジットカードにはゴールドカードよりもさらに上のランクにプラチナカード、そのまたさらに上にブラックカードというものがあります。
以下のように、上位ステータスであるプラチナカードやブラックカードならではの特典も見られます。
- ホテルや旅行などの予約代行を行う専属コンシェルジュサービス
- ホテルまたは飛行機などの自動グレードアップ
これらのカードは基本的に「インビテーション」と呼ばれる招待制のカード。カード会社からの招待がない限り申し込めません。
アメックスプラチナは2019年4月8日より、招待制から申込制へ変更され、招待無しでも、申し込むことが可能になっています。
インビテーションの条件はさまざまですが、条件をクリアすることよりも「健全なクレヒスで信頼を積む」ことを最優先にするのがおすすめです。
つまり、40代や50代になったときにプラチナやブラックなどのステータスカードを持ちたい人は、30代のうちに同じカード会社のゴールドカードでしっかりと利用実績を積んでおくことがかなり重要です。
- JCBザクラスを持ちたい人
→JCBゴールドやJCBプラチナで利用実績を積む - 楽天ブラックを持ちたい人
→楽天プレミアムカードで利用実績を積む - ダイナースクラブプレミアムカードを持ちたい人
→ダイナースカードで利用実績を積む
注意点:本当に必要かどうか考える
高ステータスカードは、財布に入っているだけで保有者の社会的地位や経済力などを表してくれます。
しかし、ステータスが高い分「年会費も高い」というデメリットも挙げられます。さまざまな特典は魅力ですが使いこなせなければ意味がなく、年会費の分が無駄になってしまいます。
ランクが上がり、ステータスが高いカードであるほど、下記のような豪華な特典が付帯することになります。
- 高い旅行傷害保険額が付帯
- 各地の空港ラウンジが利用可能
- プライオリティ・パスが付帯
- コンシェルジュサービス
- 高級レストラン優待や会員限定イベントなどのサービスが豊富
例えば、普段イオンカードで食費などを節約している主婦の方や、国内での仕事がほとんどであり、旅行にもほとんど行かないサラリーマンの方がこのようなカードを保有するとしましょう。
その場合、下記のような「カードの魅力を引き出せない」状態になる可能性があります。
- 旅行関連のサービスを利用する機会がほとんどない
- 高級レストランに行く機会がない
- 空港を利用する機会があまりない
つまり、ステータスが高いカードであっても、付帯する特典を最大限活用できる方が保有しなければ年会費ばかりがかかる一般カードと同じということです。
ステータスが高いカードを保有しても使いこなせるか、また「本来どういった目的でカードを発行するのか」ということを改めて考える必要があるでしょう。
ここでステータスカードはやっぱり年会費が高すぎて使いこなせない・・・。と感じた人は次の項目以降で紹介する「普段利用で使い勝手がいい」クレジットカードを発行することをおすすめします。
アンケート調査で30代に人気だったクレジットカード
実際のところ、クレジットカードって何が人気なんだろう?…気になりますよね。
でも、世に溢れるランキングの大半は独断と偏見、そして大人の事情による恣意的なものばかり。
そこで、「ファイナンシャルプラス」では真のクレジットカードランキングを作るべく、20代~60代の男女2,000名以上へのアンケートを独自に行ない、結果を集計しました。
その中で実際に30代に人気だったクレジットカードを紹介します。
データ分析でひも解く!30代に人気クレジットカード
今回のアンケートでは、以下のように20代~60代の各年代ごとに投票率を計算しました。
- A.カード投票率(総合):カードの投票数÷全投票数
- B.カード投票率(年代別):年代のカード投票数÷年代の全投票数
- C.増加率:B÷A
そうすることで、以下のように「このカードはこの年代の所有率が高い」といった年代ごとの揺らぎが見えてきます。
増加率だけでもおおよその傾向は見えてきますが、投票数自体が少ない場合は増加率は大きく増減してしまいます。
そもそもの所有数(人気)も加味したいので、さらに増加率に年代別のカード投票数を掛けて「人気スコア」を割り出してみました。
このデータをもとに、30代に人気があるおすすめクレジットカードを割り出してみましょう。
30代に人気が高いクレジットカードは?
30代の人気カード | 人気スコア | 増加率 | 投票率順位 (年代別) |
投票率順位 (全体) |
---|---|---|---|---|
楽天カード | 197.75 | 114.97% | 1 | 1 |
エポスカード | 60.79 | 233.81% | 4 | 10 |
イオンカードセレクト | 33.43 | 98.33% | 2 | 3 |
イオンゴールドカード | 27.63 | 115.10% | 6 | 5 |
Yahoo! JAPANカード | 23.29 | 72.79% | 3 | 2 |
JCB CARD EXTAGE | 23.02 | 575.52% | 29 | 44 |
JAL普通カード | 20.75 | 129.70% | 7 | 8 |
ルミネカード | 20.72 | 345.31% | 21 | 40 |
JCB一般カード | 18.83 | 75.33% | 5 | 4 |
エポスゴールドカード | 18.65 | 207.19% | 15 | 22 |
20代では投票率が低くランク外でしたが、全体で3位と5位のイオンカードセレクト、イオンゴールドカードがランクインしました。
20代はまだ一人暮らしの人が多くても、30代になると家庭を持って毎日スーパーに通って…という層も増えるため、そんなライフスタイルの人には重宝するクレジットカードだと考えられますね。
ルミネカードの増加率345%も特徴的な数値でした。全体での投票率は低いものの、やはりルミネ自体のターゲット層に合致している印象です。
ルミネ・NEWoMan・ネット通販アイルミネを利用者には特におすすめのビューカード。通勤のお供にも。
- スピード発行
- 電子マネー
- お買い物
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
無料 | 953円 | 0.5~1.84% |
![]() |
ルミネエストのターゲットは18〜20代前半なのですが、その卒業生には20代後半がコアなルミネ2に来ていただき、さらにそこを卒業したら30代前半がコアなルミネ1に来ていただく、というふうにある程度包括的なMDをすでに提案できていました。
増加率は低めですが、総合順位の高いJCB一般カードやYahoo! JAPANカード(現PayPayカード)もランクインしました。
全体では順位の低いJCB CARD EXTAGEも30代で高い増加率になっています。18歳以上29歳以下限定の学生向けカードで、発行5年後に自動的にJCB一般カードに切り替わります。
つまり学生か新社会人、20代の頃にJCB CARD EXTAGEを発行した30代の方が多いと考えられます。(現在はJCB一般カードに変わっている人もいる)
30代で増加率が高かったその他のカード
人気スコアの数値では10位以内に入らなかったものの、下記のカードは30代で高い増加率がありました。
- セブンカード・プラス
- リクルートカード
- dカード
- セディナカードクラシック
- イオンカードSuica
まとめ
いかがでしたか?今回は30代におすすめのクレジットカードを紹介しました。
人前でクレジットカードを利用する機会が多くなる30代。ステータス性のあるクレジットカードを所有したいですね。
ゴールドカードやプラチナカードなどではステータスを示せる他にも以下のようなメリットがあります。
- 高い旅行傷害保険額が付帯
- 各地の空港ラウンジが利用可能
- プライオリティ・パスが付帯
- コンシェルジュサービス
- 高級レストラン優待や会員限定イベントなどのサービスが豊富
この記事を隅々まで読んで自分にぴったりのクレジットカードを見つけてくださいね!