格安SIMのNUROモバイルはデータ繰り越しに対応しています。
月末に使い切れなかったデータ通信量を翌月に繰り越して使うことが可能です。
万が一、データ通信量が余っても無駄になりません。
とても便利な機能ですが、データ繰り越しにはいくつかルールや注意点があります。
あとで損をしないためにも、事前にチェックしておきましょう。
と言うわけで本記事ではNUROモバイルのデータ繰り越しのルールと注意点について解説します。
NUROモバイルはデータ繰り越しに対応
NUROモバイルはデータ繰り越しに対応しています。
データ繰り越しは余ったデータ通信量を翌月に繰り越して利用できる機能です。
例えば月3GBのプランで、実際には2GBしか使わなかったとします。
- データ繰り越しがない場合:余った1GBは月末に破棄
- NUROモバイル:余った1GBが繰り越され、翌月は3GB+1GB=4GB利用できる!
データ繰り越しに対応していない場合、余った1GBは月末に破棄されます。
当然、破棄されたデータ通信量は利用できません。
一方、NUROモバイルはデータ繰り越しに対応しているため、余った1GBを翌月に繰り越すことが可能です。
翌月は基本のデータ通信量3GBに繰り越したデータ通信量1GBがプラスされ、合計4GBのデータ通信を利用できます。
データ繰り越しは利用料金が一切かかりません。
申し込みも不要で、データ通信量が余ったら自動的に繰り越されます。
NUROモバイルのデータ繰り越しのルール
とても便利なNUROモバイルのデータ繰り越しですが、いくつかルールがあります。
NUROモバイルのデータ繰り越しのルール
- 対象プランはかけ放題プラン/バリュープラス/NEOプラン/NEOプランW
- 繰り越したデータ通信量の利用期限は翌月末
- 繰り越したデータ通信量は優先的に消費
データ繰り越しをうまく活用するためにも、上記のルールをしっかり頭に入れておきましょう。
対象プランはバリュープラス、NEOプラン、NEOプランW、かけ放題プラン
NUROモバイルの料金プランのうち、データ繰り越しを利用できるのは以下のプランです。
データ繰り越しの対象プラン
- バリュープラス
- NEOプラン
- NEOプランW
- Sプラン(2GB)※
- Mプラン(7GB)※
- Lプラン(13GB)※
- かけ放題プラン
※2021年3月で新規受付を終了
現行プランで対象なのはバリュープラス、NEOプラン、NEOプランW、かけ放題プランの4つです。
2021年3月で新規受付を終了したS/M/Lプランでも利用できます。
しかし、お試しプランはデータ繰り越しの対象外となるため注意しましょう!
料金プランはこちらで詳しく解説中!
繰り越したデータ通信量の利用期限は翌月末
繰り越したデータ通信量の利用期限は翌月末です。
例えば2021年11月に使い切れず繰り越したデータ通信量は2021年12月末まで利用できます。
繰り越したデータ通信量をもう一度繰り越すことはできません。
利用期限を過ぎた通信量は破棄されるので注意してください。
追加チャージ容量の期限は購入月を含まない 3 ヶ月後の月末
NUROモバイルではデータチャージでチャージした容量も繰り越せます。
データチャージ容量の期限は「購入月を含まない3ヶ月後の月末」です。
例えば2021年11月にチャージした場合は2022年2月まで繰り越して使えます。
Gigaプラスの容量は翌々月まで繰り越される
「Gigaプラス」でチャージされた容量は翌々月まで繰り越されます。
Gigaプラスは対象プランを契約すると3ヶ月ごとにデータ通信量をもらえるサービスです。
バリュープラスのVM(5GB)プランなら3GB、VL(8GB)プランなら6GBのデータ通信量を3ヶ月に1回もらえます。
このGigaプラスでチャージされたデータ通信量は翌々月まで繰り越すことが可能です。
例えば2021年11月に付与された場合は2022年1月まで利用できます。
2022年2月になると破棄されますが、対象プランを契約していればまたGigaプラスで通信量をもらえます。
繰り越したデータ通信量は優先的に消費
NUROモバイルでは繰り越したデータ通信量は優先的に消費されるようになっています。
実はNUROモバイルで利用できるデータ通信量には全部で5種類あり、次の順番に消費されます。
データ通信量の消費順
- パケットギフトで受け取ったデータ容量
- 前月の繰り越し容量
- 契約プランの当月データ容量
- チャージしたデータ容量
- Gigaプラスで付与されたデータ容量
パケットギフトは他のNUROモバイルユーザーにデータ通信量をプレゼントできる機能です。
このパケットギフトでもらったデータ通信量がある場合は真っ先に消費されます。
その次に前月から繰り越したデータ通信量が消費され、それがすべてなくなってようやく契約プランのデータ通信量という順番です。
契約プランのデータ通信量がなくなった後にチャージしたデータ通信量、最後にGigaプラスで付与された通信量が消費されます。
残りのデータ通信量に関してはNUROモバイルのマイページから確認可能です。
トップページの「ご利用状況」という項目に今月利用できるデータ通信量や、実際に利用した通信量が記載されています。
「今月末有効期限切れ容量」と書かれている容量は月末になると繰り越されず消滅するため注意が必要です。
NUROモバイルのデータ繰り越しの注意点
NUROモバイルのデータ繰り越しを利用する際は以下の点に注意してください。
NUROモバイルのデータ繰り越しの注意点
- 繰り越したデータ通信量はパケットギフトできない
- 速度切り替えには非対応
- 毎月データ通信量が余るときはプラン変更も検討
繰り越したデータ通信量はパケットギフトできない
NUROモバイルでは、繰り越したデータ通信量はパケットギフトでプレゼントできません。
さきほども軽く説明しましたが、パケットギフトは他のNUROモバイルユーザーにデータ通信量を分け合える機能です。
余ったデータ通信量を有効活用してもらえますし、逆に自分がピンチの時には友人や家族に助けてもらえます。
非常に便利な機能ですが、以下のデータ通信量はパケットギフトの対象外です。
パケットギフトの対象外
- 前月の繰り越し容量
- チャージしたデータ容量
- パケットギフトで受け取ったデータ容量
- Gigaプラスで付与されたデータ容量
上記のリストにある通り、前月から繰り越したデータ通信量はパケットギフトできません。
ちなみに、同じような仕組みのある「mineo」では繰り越したデータ通信量を他ユーザーにギフトすることも可能です。
NUROモバイルでは繰り越したデータ通信量は自分で使うしかありません。
利用期限が来る前に使い切るよう心がけましょう。
速度切り替えには非対応
NUROモバイルはデータ繰り越しと相性が良い機能である「速度切り替え」には対応してません。
速度切り替えは任意のタイミングで高速通信と低速通信を切り替えられる機能です。
低速通信中は通信速度が制限されますが、データ通信量を消費しません。
格安SIMによっては「速度切り替えを使ってデータ通信量を節約し、それを翌月に繰り越す」というテクニックを使えます。
NUROモバイルは速度切り替えに対応していないため、そのような使い方はできません。
毎月データ通信量が余るときはプラン変更も検討
NUROモバイルを利用していて毎月データ通信量が余る場合はプラン変更も検討してください。
例えばVM(5GB)プランで毎月3GB余る場合は、VS(3GB)プランで十分でしょう。
データ繰り越しは便利ですが、本来であれば過不足なく使い切るのが理想です。
毎月データ通信量がたくさん余る場合は、もっと容量が少ないプランへ切り替えられないか検討しましょう。
もっとも容量が少ないVSプランで毎月余る人は、3GBでも過剰かもしれません。
0.5GBや1GB、2GBといった小容量プランのある格安SIMも検討してみましょう。
2GB以下でNUROモバイルより安い料金プランがある格安SIM
- LinksMate:0.5GB/715円、1GB/737円
- OCNモバイルONE:0.5GB/550円
まとめ
以上、NUROモバイルのデータ繰り越しのルールや注意点について解説しました。
ポイント
- NUROモバイルは使い切れなかったデータ通信量を翌月に繰り越せる
- 対象プランはバリュープラス、NEOプラン、NEOプランWかけ放題プラン
- 受付が終了したS/M/Lプランでも使える
- 繰り越したデータ通信量の期限は翌月末まで
- 追加チャージ容量は購入月を含まない3ヶ月後まで、Gigaプラスの容量は翌々月まで繰り越せる
- 繰り越したデータ通信量は優先的に消費されるので無駄がない
- 繰り越したデータ通信量をパケットギフトで他のユーザーに渡すことはできない
- 速度切り替え非対応
- 毎月余るようならプラン変更も検討する
NUROモバイルはデータ繰り越しに対応しています。
月末に使い切れなかったデータ通信量を翌月に繰り越して使うことが可能です。
繰り越したデータ通信量は翌月末まで利用できます。
2ヶ月以上繰り越したり、パケットギフトで他のユーザーにあげたりはできないので注意してください。
余ったデータ通信量は優先的に消費されます。
繰り越したデータ通信量が無駄になりにくいのもNUROモバイルのメリットですね。
気になる場合はマイページから今月末に有効期限が切れるデータ通信量をチェックしましょう。