「毎月きちんと返済しているのに、完済の目途が立たない」
「返済額を少しでも減らすことができれば生活が楽になるのに」
「借金の返済苦から解放されたい!」
など、抱えている借金の返済に困っている方は少なくありません。
そんな方たちを救済するために、『債務整理』という借金減額・免除制度があります。
この記事では、借金を減額する方法、債務整理の種類、借金減額を行うデメリットや注意点について解説していきます。
目次
借金減額の仕組みと具体的な3つの方法
借金減額制度は救済の措置です。
そのため、借金を減額できるというのは、嘘でも罠でもありません。
借金を減らす方法として、主に以下の3つが挙げられます。
- 債務整理をする
- 過払い金返還請求をする
- 金利を下げる
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
債務整理をする
債務整理とは、借金を減額する、借金の返済を猶予する、借金を全額免除するなど、借金を正当に解決するための手続きのことです。
債務整理には、以下の4種類があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
- 特定調停
『任意整理』は、債務整理の中で最も多く利用されている手続きです。
債権者に直接交渉して、将来的に発生する利息をカットしたり、過払い金の返還請求(過払い金がある場合)を行います。
任意整理とは?メリット・デメリット・費用や流れについて解説!口コミや失敗例も紹介!
『個人再生』は、借金額を最大10分の1まで減額できる手続きです。
この手続は民事再生法という法律で認められた制度です。
裁判所を通して債権者と交渉するため、任意整理よりも時間がかかります。
『自己破産』は、税金などを除き、借金返済を全額免除できる手続きです。
これは破産法という法律で認められた制度です。
他の債務整理とは異なり借金を0にできますが、デメリットも多いです。
https://digital-plus.co.jp/finance/zikohasan-three-methods
『特定調停』とは、書類作成や裁判所への出廷、債権者とのやり取りを全て自分で行う手続きのことです。
任意整理と同様、利息や遅延損害金などを減額できる可能性があります。
しかし、弁護士や司法書士が行う任意整理とは異なるため、近年は債権者に取り合ってもらえないケースもあるようです。
https://digital-plus.co.jp/finance/saimuseiri-tokuteityoutei
債務整理のデメリット・メリットなど、各詳細については後述しています。ぜひそちらも参考にしてみてください。
過払い金返還請求をする
過払金返還請求を行うと、支払い過ぎていた利息を返金してもらえます。
借金の返済が残っている場合は、払い過ぎていた利息を借金返済に充てることも可能です。
ただし、過払い金請求をできるのは一部の人だけです。
- 2010年以前に借入れをした
- 最後の借入れ日・返済日から10年以内である
- 借入れ・完済を繰り返した過去がある
- 金利20%以上で借入れをしたことがある
なぜ、上記に該当する人は過払い金請求をできるのかというと、『グレーゾーン金利』を支払っている可能性が高いためです。
グレーゾーン金利とは、2010年以前に存在していた20%以上の利率を指す言葉で、「刑罰の対象ではないけれど、現在は無効とされている金利」のこと。
債権者がお金を貸す際には、利息制限法や賃貸業法、出資法など、様々な法律によって規制されます。
例えば、「利息制限法」では、元金(借金)が10万円未満の場合は年率20%、10万円以上100万円未満であれば年率18%、100万円以上は15%までが上限とされています。
もし、上限利率以上の金額を利息として支払っている場合は、過払い金請求することができます。
ちなみに、『過払い返金請求権』は、最後の取引から10年以内であれば有効。
すでに完済していたとしても、過払い金が発生している場合は請求できます。
ただし、最後の取引から10年経過すると請求する権利が消滅してしまうので、その点は注意してください。
自分が過払い金請求の対象になるかどうかは、無料の診断ツールで調べることもできますよ。
そのためグレーゾーン金利での返済を行っていた分は返還請求を行うことが可能です。
\専門家に相談しよう!/
金利を下げる
金利を下げることで、借金の減額が可能になります。
借金をすると、借入れ額に合わせた金利が設定されますよね。
その後、返済期間が長くなるほど金利負担は大きくなっていきます。
「ほとんど利息でとられてしまって、元金(借金)の返済が思うように進まない」
という状況に陥りやすくなってしまうのです。
特に、最初の金利が高いと、定期的に返済していくことが難しくなっていきます。
- 金利が低いカードローン会社に借り換える
- 増額審査で限度額を上げる
金利を下げる1つ目の方法は、借入れしているカードローン会社を見直すことです。
金利は、カードローン会社によって異なります。
現在借入れしているカードローンよりも低い金利に借り換えることができれば金利分の負担が楽になりますよ。
金利を下げる2つ目の方法は、増額審査で限度額を上げることです。
借入れ限度額に応じて設定されている金利は、限度額が大きくなるほど金利が低くなる仕組みのため、カードローン会社に増額審査を申請をして承認されれば、金利を下げることができます。
ちなみに増額審査の申請は最初の申込み時よりも自分の経済状況が良くなっているタイミングで行うのがおすすめです。
例えば、
- 収入が上がった
- アルバイトから正社員に昇進した
など。
自分の状況が良くなれば、カードローンからの信頼を得られるので、増額審査で承認されやすくなります。
カードローン会社の借り換えや、増額審査の申請依頼は、弁護士や司法書士を頼らずとも、自分で対策できる借金減額の方法です。
借り換えや、限度額の増枠を行うことで金利を下げることができ、負担の軽減が望めるでしょう。
おまとめローンを利用する
借金を減額するための方法の一つが、おまとめローンの利用です。
おまとめローンは、複数の消費者金融などのからの借り入れを返済するためにお金を借りて、以後はその一つの金融機関に返済を行ないます。
おまとめローンを取り扱っている金融機関は銀行などが主なので金利が低く、借り換えのような利率の低下という効果を得られます。
また、おまとめローンを利用すると、毎月の返済額が減ることがほとんどなので、返済の軽減にも繋がります。
債務整理のようにブラックリストになるわけではないというメリットがあるものの、その分審査が非常に厳しく、利用できる人は限られています。
親族・友人に無利息で貸してもらって返済をする
借り換えにしてもおまとめローンにしても、新しく借り入れをしたところに返済をする必要があり、その際には安くなったとは金利を支払わなければなりません。
そこで、親族・友人などの無利息で貸してもらって、分割して返済ができれば、返済総額は大幅に楽になります。
借金減額制度という単語は、昨今広告などで目にする機会も多くなってきているのではないでしょうか?
気になる方は是非一度ご覧ください!
借金減額の仕組み、デメリットとメリット【債務整理】
法律で認められている債務整理をすることで、大幅な借金減額が見込めます。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
- 特定調停
- 過払金返還請求
では、1つずつ詳しく解説していきます。
任意整理で借金を減額する
任意整理は、弁護士や司法書士に借金減額の手続きを行ってもらう方法です。
任意整理を選択できるのは、主に借金返済能力・返済意思がある方です。
全額返済が難しい場合は、このあとで紹介している個人再生や自己破産の方法をとることになります。
任意整理では、将来発生する利息のカット、遅延損害金の免除、過払い金請求などが可能。
利息を0にして、元本(借金)のみを3~5年で完済できるようにします。
任意整理のデメリット・メリット
- 利息・遅延損害金をカットできる
- 借金返済の催促電話・メール・手紙が来なくなる
- 家族にバレにくい
- 賃金業者との交渉、書類作成などは弁護士・司法書士がすべて行ってくれる
- 信用情報(ブラックリスト)に登録される
任意整理は、債権者を選んで手続きが可能。
住宅ローンや自動車ローン・連帯保証人がいる奨学金などは従来どおり返済を続けることができます。
また、弁護士や司法書士に任意整理を依頼した時点で、債権者からの催促メールや電話が来なくなるというのも、精神的な負担の軽減につながりますよね。
ただし、任意整理を行った場合は、約5年ほど信用情報に履歴が残ります。
その間は、本人名義のクレジットカードを作ったり、利用することはできません。
個人再生で借金を減額する
個人再生は、任意整理を行っても借金の返済が難しい場合に検討する手続きです。
個人再生では、裁判所の許可が下りれば借金の元金を最大90%減額することが可能です。
もし、3,000万円の借金が90%減額になった場合は、返済額は300万円になります。
個人再生のデメリット・メリット
- 借金を最大10分の1減額できる
- 家(財産)を失わずに手続きできる
- 職業制限にかからない
- 信用情報(ブラックリスト)に登録される
- 任意整理よりも手続きが面倒で費用がかかる
- 住所・氏名が「官報」という国が発行している機関紙に載る
- 借金が100万円未満の場合、あるいは5000万円を超える場合は利用できない
借金が100万円未満、もしくは5000万円を超えている場合、個人再生の手続きは行えません。
借金の金額を考慮して、自分が対象になっているか事前に確認しておきましょう。
自己破産して借金を減額する
自己破産は、裁判所の許可が下りると借金が全額免除されます。
どれだけ借金があっても、裁判所の許可が下りれば全て借金が帳消しになり、元金を返済する義務が無くなります。
ちなみに、「自己破産=全財産を没収される」というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
現金99万以下、貯金20万円以下を残すことができるので、ある程度の資産も手元に残せます。
ただし、ギャンブルなど、自分に落ち度がある場合の借金に関しては自己破産手続きを行えません。
自己破産のデメリット・メリット
- 借金を全額免除できる
- 信用情報(ブラックリスト)に登録される
- 住所・氏名が「官報」という国が発行している機関紙に載る
- 持ち家や車などの財産は没収される
- 職業制限がある
- 保証人が借金を支払うことになるため、人間関係を悪くする可能性がある
他の債務整理と同様、自己破産すると信用情報に事故登録されるため、新規クレジットカードの発行や、借入れれができなくなります。
また、債権者が抵当にかけているものは全て競売に出され、ほとんどの財産は没収されます。
自己破産には、借金をゼロにしてもらえるという大きなメリットがありますが、原則20万円以上の財産を手元に残すことはできません。
職業制限などもあるため、自己破産手続きをする際は、慎重に検討してください。
特定調停で借金を減額する
特定調停は、裁判所が指定して選定した調停委員を仲裁として、自分で債権者と交渉を行う借金減額手段です。
相手と交渉する人が自分なのか、弁護士あるいは司法書士なのかという点が異なるだけで、内容自体は任意整理と同じです。
特定調停を行う場合は、1社あたり500円の手数料と切手代などが必要になるだけで、弁護士費用などは一切かかりません。
特定調停のデメリット・メリット
- 弁護士・司法書士事務所への依頼費用は一切かからない
- 交渉がうまくいけば、任意整理とほぼ同じ条件で借金減額が可能
- 信用情報(ブラックリスト)に登録される
- 返済催促の連絡が止まることはない(任意整理ならストップする)
- 書類の準備・作成、簡易裁判所への出廷、債権者との交渉を全て自分で行わなくてはいけない
- 時間と労力が必要
特定調停は、「弁護士費用などが一切かからない」以外のメリットはほぼありません。
全ての手続きを自分で行うため、時間も手間も、精神的な負担も大きくなります。
さらに、手続きの結果、裁判所から返済能力が無いと判断された場合は、個人再生か自己破産へ移行しなくてはいけません。
また、『調停調書』を債権者が取得することによって、返済が滞った場合は強制執行されるリスクがあることも念頭に置いておきましょう。
特別な理由がない限り、特定調停よりは任意整理をおすすめします。
過払い金請求で借金を減額する
なぜ過払い金請求で元金を減らるのかというと、過払い金をそのまま借金返済に充てることができるから。
過払い金とは、支払い過ぎていた利息のことです。
これまでに過払い金が発生していた場合は、請求手続きを行えば借金減額が可能になるのです。
ただ、借金返済中に過払い金返金請求を行うと、信用情報(ブラックリスト)に事故情報が登録される可能性があります。
過払い金請求のデメリット・メリット
- 過払い金を借金返済に充てることができる
- 過払い金で完済できる可能性もある
- 信用情報(ブラックリスト)に登録される可能性もある
- 弁護士・司法書士などの専門家に依頼しないと手続きが面倒
- 過払い金が発生するのは一定条件を満たしている場合のみ
過払い金請求を行うメリットの1つは、過去に支払いすぎていた利息で、借金を完済できる可能性があるということです。
完済はできなくても、過払い分を返済に充てることができます。
しかし、過払い金請求手続きには、貸金業者との交渉や裁判所への出廷が必要です。
過払い金請求は、自分で行うことも可能ですが、専門知識が必要な書類作成などもあるため、弁護士・司法書士に依頼した方が確実に良い結果を得られるでしょう。
なお、既に完済していて、過払い金請求をする場合は、取り戻した過払い金から依頼費を支払うことも可能。
依頼費用については、一度弁護士や司法書士に相談してみてください。
借金減額のデメリットとメリット【借り換えで金利を下げる】
前述していますが、借金を減額する方法として、「借り換えで金利を下げる」というものがあります。
金利を減らす方法は主に2つ。
- カードローンを借り換える
- おまとめローンを利用する
上記の方法で借金を減額することは可能ですが、それぞれメリットとデメリットがあるため、詳しく解説していきます。
カードローンを借り換えて借金減額する
カードローンを借り換えることで、利息負担を減らすことが可能です。
金利設定は、カードローン会社によって異なっています。
そのため、現在借金しているカードローン会社よりも、金利の安いカードローンが見つかれば、そちらに借り換えをした方が返済の負担を軽減できます。
例)Aのカードローン会社から100万円借金している場合
- Aのカードローン会社:金利18%
- Bのカードローン会社:金利14%
100万円を借りている場合、利息の差は4万円。
AとBのカードローン会社であれば、金利が安いBの会社に借り換えた方がいいのは一目瞭然ですよね。
カードローン借り換えで借金減額できる仕組み
借り換えで借金を減額できるのは、利率が下がるからです。
利率の低いカードローン会社へ借り換えをすれば、当然のことながら利息が安くなります。
例えば、現在、消費者金融に利率15%で借入れれをしていたとしましょう。
もし、利率5%のところに借り換えができれば、10%の利息の節約になり、借金減額につながります。
カードローン借り換えを利用するデメリット
- 必ず借金減額できるわけではない
- 返済額が増えてしまうケースもある
- 審査を通過できなければ、借り換えできない
カードローンの借り換えを行っても、返済回数や返済期間が延びてしまうと、返済額が増えてしまうことがあります。
そもそも、カードローンの借り換えには審査が必要です。審査を通過できなければ、借り換え自体できません。
借金返済能力があるのかなど、通常よりも厳しめの審査があることを念頭に置いておきましょう。
借り換えを行う際は、事前に返済シミュレーションなどを行い、返済金額が大きくならないか必ず確認してください。
返済額が増えてしまう可能性もあるので注意が必要!
カードローン借り換えを利用するメリット
カードローンの借り換えのメリットは、『ブラックリスト(信用情報)に載らない』ということです。
大幅な借金減額が可能な債務整理を行った場合は、信用情報に履歴が残ります。
信用情報に登録されると、新規の借入れれや、クレジットカードの作成できなくなる、いわゆるブラックリストに入った状態になるのです。
しかし、カードローンの借り換えが信用情報に登録されることはありせん。
おまとめローンを利用して借金減額する
おまとめローンを利用して、借金を減額することも可能です。
「おまとめローン」は、銀行などの金融機関が提供しているサービスの1つ。
複数の賃金業者から借金をしている人に有効な、借金減額の手段です。
おまとめローンで借金減額できる仕組み
借入れ先が金融機関に一本化されるため、各賃金業者へ支払っていた利息をカットすることができます。
また、銀行などの金融機関は低金利なので、月々の利息を減らすことができます。
おまとめローンを利用するデメリット
- 審査が必要
- 返済期間が長引けば、返済総額が増える可能性もある
- 追加の融資を受けられなくなる
おまとめローンも、利用には審査が必要です。
また、審査を通過しても、追加の融資は受けられません。
おまとめローンを利用中に、借入れれしたい場合は、他の消費者金融から借りなくてはいけません。
これでは、おまとめローンを利用する意味がありませんよね。
さらに、返済期間が長引くと、支払手数料が高くなるというデメリットもあります。
おまとめローンを利用する際は、事前に完済期間と金利の確認をしておきましょう。
おまとめローンを利用するメリット
- 低金利
- 借入れ先を一本化できるから、返済日の管理が楽になる
- ブラックリスト(信用情報)に載らない
おまとめローンも、債務整理をするわけではないので、信用情報(ブラックリスト)に登録されないというメリットがあります。
借金減額については弁護士・司法書士に相談しよう!
ここまで、借金を減額する方法について、いくつかご紹介してきました。
ただ、債務状況によって最適な選択肢は変わってきますので、まずは専門家に相談することが大切です。
専門家に相談すると、以下のようなメリットがあります。
- 自分の債務状況に合った減額方法を提案してもらえる
- 自分の代わりにすべての手続きを行ってくれる
- 取り立てを停止できる
自分の債務状況に合った減額方法を提案してもらえる
弁護士や司法書士などの専門家は、自分の債務状況に合った適切な減額方法を提示してくれます。
任意整理や個人再生、自己破産など。
借金減額制度=債務整理には、債務状況に合わせた4種類の手続き方法が用意されています。
仮に、任意整理(最もデメリットが少ない)を行えば借金を完済できる状況であるにも関わらず、自己破産(最もデメリットが多い)を選択してしまうと、ムダにデメリットを増やす結果になります。
債務整理に関しては、無料相談を受け付けている弁護士・司法書士事務所がほとんどです。
まずは、無料相談で自分の債務状況を伝え、専門家から適切なアドバイスをもらいましょう!
自分の代わりにすべての手続きを行ってくれる
弁護士・司法書士に債務整理の依頼をすると、自分に代わって借金の減額交渉や手続きを行なってくれます。
例えば、任意整理を依頼した場合は、賃金業者への取引履歴の請求、利息の見直しや過払い金の有無の判断(計算)など、全ての交渉手続きを専門家が行ってくれるのです。
ちなみに、自分自身で借金減額の交渉をすると(特定調停)、希望通りの減額に至らないケースや、必要書類の準備ができない可能性が高いです。
しかし、専門知識がある弁護士や司法書士に依頼すれば、何も心配する必要はありません。
手続き中の取り立てを停止できる
弁護士や司法書士に、債務整理の依頼をすると、債権者からの取り立てを停止させることができます。
専門家に依頼すると、すぐに『受任通知』というものが債権者宛に発送されます。
受任通知が届くと、債権者(お金を貸している会社)は、債務者(お金を借りている人)に対して直接催促(取り立て)できなくなります。
取り立てが無くなることで、精神的にも余裕が生まれ、債務整理に集中することができるでしょう。
借金減額シミュレーターとは?信頼できる?
借金の減額方法などについて調べていると、『借金減額シミュレーター』『借金減額診断』を目にすることがあると思います。
借金減額シミュレーターを、実際に利用したことはありますか?
ここでは、借金減額シミュレーターの仕組みや、利用する際の注意点について解説します。
借金減額シミュレーター(借金減額診断)の仕組み
- 主に、弁護士や司法書士事務所が提供している無料サービス
- 過払い金の有無・過払い金額の目安を把握できる
借金減額シミュレーターは、自分が過払い金請求の対象になっているのか、過払い金がいくら戻ってくるのかを知ることができるサービスです。
借入れ時期・借入れ金額・月々の返済額などを入力して、データを算出します(質問内容はサービス提供元によって異なります)。
ちなみに、ほとんどのシミュレーターが匿名診断OKなので、気軽に試すことができますよ。
ただし、データの算出結果は、全自動で回答してくれるもの、弁護士や司法書士から直接メールや電話で連絡が来るものに分かれています。
ご自分の希望に合う方法で試してみましょう。
借金減額シミュレーターの仕組み
借金減額シミュレーターは、基本的には利息制限法で借り入れをしていた時期の借金がどれだけあるか、を計算するものです。
そのため、借金を額や時期などが問われることになっています。
借金減額シミュレーターは、あくまで目安
借金減額シミュレーターで分かる結果は、「100%合っている!」とは言い切れません。
本来、借金をいくら減額できるか知るためには、借入れ時期、借入れ金額(繰り返し借入れしていないか)、借入れ時の利率、毎月の返済状況(1度も滞りなく返済できているか)など、細かく計算する必要があります。
また、借金減額シミュレーターは、遅延損害金の減額などの計算には向きません。
さらに、利息制限法以内でしか貸付を行っていなかった会社からの借り入れについては、借金減額シミュレーターがいかに減額するという計算を導き出していたとしても、現実には減額はありません。
そのため、借金減額シミュレーターで分かるデータは、あくまで目安と捉えておきましょう。
借金減額シミュレーターよりも詳しい情報が知りたい場合は、弁護士・司法書士事務所が提供している無料相談の利用を検討してみるのもおすすめです。
借金減額シミュレーターを利用した口コミ
相談のきっかけに、、
あまりにも借金が増えすぎて生活がままならなくなったため、減額の可能性があれば…と藁にも縋る思いでシミュレーターを使ってみることにしました。
結局シミュレーターだけではどれくらい減額できるのか詳細は分からず、電話で相談すべし!みたいな回答が最後に出てきたのでやっぱり減額なんてそう簡単にいかない、旨い話はないんだろうなと思いました。
ただ、相談の糸口、きっかけを作ってくれたことには感謝してます。
借金の減額ができなかった場合に少しでも負担を減らす方法
債務整理や借り換えについてご紹介しましたが、条件等があり状況によっては今まで紹介した方法が使えないという場合もあるかと存じます。
借金は減らず生活は苦しいまま。
そんな状況を少しでも良くするためには、少額でもいいから繰り上げ返済をして元本を減らすことが必要です。
繰上げ返済にて借金を減額し利息を減らす
借金には利息というものがつきもので、利息は元本に金利をかけて算出されます。
つまり、元本を少なくすることで利息を減らすことが可能。
ですので、まとまったお金を調達し元本を減らすことができれば、最終的な総返済額を減らすことにつながり負担を減らすことにつながります。
繰上げ返済用の資金を調達する方法
では資金をどのように用意するのか。
「リースバック」という近年注目されている方法があります。
このリースバックとは、持ち家を売却→貸主と交渉して持ち家を賃貸物件として貸してもらい住み続けるという方法です。
ですので条件としては持ち家を持っていること。
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相談料金 | 無料 |
全国対応 | 可能 |
過払い金報酬 | 22%~(税込) |
個人再生 | 44万円~(税込) |
青山北町法律事務所について
所在地 | 東京都港区北青山3丁目12ー7秋月ビル502 |
対応業務 | 債務整理・企業法務・エンタメ法務・男女問題・不動産関係・投資トラブルなど |
弁護士法人 ひばり法律事務所(旧名村法律事務所)
- 東京大学法学部卒であり、25年以上のキャリアを積んでいる弁護士が在籍!
- ご相談は全国に対応!全ての相談において相談料が無料!
- 借金問題を最適な方法で解決! 過払い金にも対応しており、着手金は無料!
ひばり法律事務所はこんなところ!
ひばり法律事務所は、以前名村法律事務所として活動しておられましたが、業務充実のために法人化をしています。
債務整理を主に扱っており、代表弁護士である名村泰三さんは25年以上のキャリアをお持ちの弁護士です。
「ひばり」には依頼者に早く春をお届けしたいという意味が込められており、迅速に問題解決へと導いてくれるでしょう。
主な費用
相談料金 | ご相談は全て無料 |
全国対応 | 可能 |
過払い金報酬 | 着手金:無料・成功報酬:回収金の20%~ |
任意整理 | 着手金、報酬金共:1社あたり22,000 |
ひばり法律事務所について
所在地 | 東京都墨田区江東橋4丁目22-4 第一東永ビル6階 |
対応業務 | 借金問題・サイト被害・離婚・相続など |
まとめ
本記事では、任意整理や個人再生など、借金減額の方法とデメリット・メリットについて解説してきました。
もし借金に困っているなら、弁護士や司法書士に依頼すること検討しましょう。
事務所の中には、相談を無料で受けてくれるところも数多くあります。まずは、一人で悩まないで相談することが大切です。
債務整理を通して、あなたの状況が少しでも好転することを願っています。
Q&A
そのため、個人情報が抜かれたり、無理矢理債務整理させられるなどの基本的にはありません。
しかし、中には小さな事務所が行っているものなどもあり、しつこく営業の電話がかかってくるなどの声もあがっておりますので、行う際には大手の事務所が行っているものを使用すると安心です。
具体的に言えば、2010年(平成22年)6月18日施行の貸金業法および出資法改正前に借りた消費者金融やクレジットカードのキャッシングが該当します。
法改正以前は、グレーゾーン金利と呼ばれる、利息制限法に定める上限金利は超えるものの出資法に定める上限金利には満たない金利が存在していました。
減額のシミュレーターでは上記該当の借金がないか、サービス提供元の事務所が診断してくれます。
減額シミュレーターの利用後、債務整理を行うことになると事故情報として登録されてしまいますので、知識として覚えておくといいでしょう。
シミュレーター利用後、事務所の方から借金について電話やメールで連絡がきます。
その内容が納得でき、債務整理をすると決めた場合にのみ依頼をするという対応で問題ございませんので
気軽にシミュレーターをご利用いただければと思います。